童話「三びきのこぶた」のあらすじと結末を全編解説

3匹の子豚

【ネタバレ有り】三びきのこぶた のあらすじを起承転結で紹介

みにくいアヒルの子の主要登場人物

1番目のこぶた(いちばんめのこぶた)
長男のこぶた。

2番目のこぶた(にばんめのこぶた)
次男のこぶた。

3番目のこぶた(さんばんめのこぶた)
三男のこぶた。

オオカミ(おおかみ)
こぶたたちを食べようとする。

お母さんぶた(おかあさんぶた)
こぶたたち3兄弟の母親

三びきのこぶた の簡単なあらすじ

三びきのこぶたがそれぞれ家を建てました。そこへオオカミがこぶたたちを食べようとワラの家と木の家を壊して追いかけてきます。三男のレンガの家に逃げて、三びきで力を合わせてオオカミをやっつけるのでした。

三びきのこぶた の起承転結

【起】三びきのこぶた のあらすじ①

家を建てよう!

あるところに、三びきのこぶたの兄弟がいました。

1番目のこぶたは怠け者。

2番目のこぶたは食いしん坊。

そして3番目のこぶたは働き者でした。

ある日、三匹はお母さんぶたに言われて、それぞれの家を建てることになりました。

1番目のこぶたはワラで家を作りました。

ワラは軽いので1番早く完成しました。

2番目のこぶたはもう少し丈夫な家を作ろうと、木の家を作り、2番目に完成しました。

3番目のこぶたは、もっと丈夫な嵐が来ても大丈夫な家を作ろうと、レンガの家を作りました。

レンガは重く、ひとつひとつを積み上げていくので、とても時間がかかり、3番目に完成しました。

【承】三びきのこぶた のあらすじ②

オオカミが来た!

三びきのこぶたの家がそれぞれ完成した頃、おなかを空かせたオオカミが現れました。

オオカミはずっと様子を見ていて、こぶたたちを食べようと考えていたのでした。

まずオオカミは、1番目のこぶたの家に行き、フーッと息を吹いて、ワラの家を吹き飛ばしてしまいました。

1番目のこぶたは怖くて逃げ出し、2番目のこぶたの木の家に隠れます。

オオカミは木の家もフーッと息を吹いて、吹き飛ばしてしまいました。

二匹のこぶたはオオカミから逃げ、3番目のこぶたのレンガの家の中へと逃げ込みます。

【転】三びきのこぶた のあらすじ③

あれ?吹き飛ばない

こぶたの兄弟は、3番目のこぶたの住むレンガの家に逃げ込み、怖くてぶるぶる震えていました。

ですが、3番目のこぶたはとても落ちついていました。

オオカミが息を吹きかけても、家は吹き飛ばされずにびくともしないと知っていたからです。

オオカミが体ごと体当たりしても家は吹き飛ばされませんでした。

レンガの家はとてもとても頑丈に作られていたからです。

3番目のこぶたが落ち着いていたのは、レンガの家が吹き飛ばされないことを知っていたからです。

オオカミは、どんなに吹いても吹き飛ばされないので、とぼとぼと帰ってしまいました。

【結】三びきのこぶた のあらすじ④

再び現る!

オオカミがいなくなって、三びきのこぶたたちは大喜びしました。

三びきのこぶたたちは、安心したらおなかがすいてしまい、外に出てりんごを取りに行くことにしました。

しかし、オオカミは実はこっそり隠れていてこぶたたちのあとをつけていました。

今度こそ食べてやろうと狼は姿を現し、追いかけましたがこぶたたちはりんごの木の上に逃げ、りんごを遠くに投げました。

オオカミはりんごを追いかけていきます。

その間にこぶたたちはレンガの家に逃げました。

怒ったオオカミはエントツから入ることを思いつきました。

そこで3番目のこぶたは鍋に湯を沸かしてエントツの下に置くことを思いつき、他の二匹のこぶたも手伝いました。

オオカミは熱々のお湯の中へ入り、やけどしてしまい、二度とこぶたたちには近付かず、三びきのこぶたたちは幸せに仲良く暮しました。

三びきのこぶた を読んだ読書感想

家というのは頑丈で丈夫でなければならないことを改めて感じます。

1番目のこぶたが作った藁の家と2番目のこぶたが作った木の家は、すぐに吹き飛ばされてしまいました。

軽い素材で簡単に作ったものは家として機能してないんだということを子供目線でもわかるように描かれていると思います。

また狼の存在は現代社会に存在する悪い大人に置き換えられると思います。

悪い大人の存在がいることを知り、そして家の中には決して入れてはいけないのだということを、子供たちは自然と学んでいける話なのではないかと感じています。

そして何より、兄弟みんなで力を合わせて生き抜くという姿が印象的に残る作品だと思います。

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