童話「3匹のくま」のあらすじと結末を全編解説

童話「3匹のくま」

【ネタバレ有り】3匹のくま のあらすじを起承転結で紹介

 

童話「3匹のくま」の主要登場人物

女の子(おんなのこ)
森に迷いこんだ小さな女の子。

お父さんクマ(おとうさんくま)
森に住むクマ一家の父

お母さんクマ(おかあさんくま)
森に住むクマ一家の母

ちいさいクマ(ちいさいくま)
森に住むクマ一家の子ども

3匹のくま の簡単なあらすじ

森に迷いこんだ少女が家を見つけました。そこはクマの家族が住んでいる家でした。クマたちはお散歩に出ていて留守だったので、少女は家の中を見て回ります。そこには、スープと椅子とベッドが大・中・小の3つずつ用意されていました。何も知らない少女は自分にぴったりの小さいスープを飲み、小さい椅子に座り、小さいベッドで一休みします。お散歩から帰ってきたクマさん家族はその様子にびっくりしました。

3匹のくま の起承転結

【起】3匹のくま のあらすじ①

 

迷いこんだ少女

ある日、森で遊んでいた女の子は奥に入りこみ迷子になってしまいました。

困っていると小さく可愛い家を見つけました。

そこはクマの家族の家でした。

クマたちはお昼ご飯のスープが冷めるまでお散歩にいってしまったので留守でした。

女の子は誰かいるかと扉を叩いてみましたが返事がなかったので、中に入ってみることにしました。

家の中は美味しい匂いが広がっていました。

奥まで進むと、大きなテーブルの上に大・中・小のお皿とスプーンが見えました。

【承】3匹のくま のあらすじ②

 

3つのスープと3つの椅子

3つのお皿にはスープが入っていました。

女の子は一口ずつスープを飲みました大きなお皿のスープは熱すぎて飲めません。

中くらいお皿もまだ冷めていません。

小さなお皿のスープはちょうどいい温かさで量も女の子にぴったりでした。

お腹のすいていた女の子は「一口だけ…」と言いながら全部飲み干してしまいました。

次に女の子は3つの椅子を見つけました。

大きな椅子は手も届きません。

中くらい椅子は座り心地がよくありません。

小さな椅子は女の子にぴったりでした。

森を歩きまわって疲れていたので「少しだけ休ませてね」と腰をかけると、小さな椅子はバキッと壊れてしまいました。

【転】3匹のくま のあらすじ③

 

3つのベッド

女の子が隣の部屋を見てみると、3つのベッドがありました。

疲れていた女の子はそこで休ませてもらおうと、3つ全部にもぐってみました。

大きなベッドにもぐってみましたが、お布団もフカフカすぎてまくらが高すぎるので寝れませんでした。

中くらいのベッドはお布団もまくらも硬すぎて眠れません。

小さなベッドはまくらもお布団の大きさも女の子にぴったりでした。

あまりに気持ちよかったので女の子はすぐにすやすやと深く眠ってしまいました。

【結】3匹のくま のあらすじ④

 

帰ってきたクマ家族

そろそろスープも冷めただろうと、クマの家族が散歩から帰ってくると扉があいていたのでびっくりしました。

家の中をみると、誰かがさわったあとがあります。

お父さんクマとおかあさんクマが食器が動いていることに気付きます。

小さいお皿のスープがなくなっていることに気付いた子グマが「ぼくのスープ誰か飲んじゃった!」と叫びました。

次に、お父さんクマとお母さんクマが椅子が動いてることに気付きました。

小さい椅子が壊れていることに気付いた子グマは「僕のイスに誰かが座って壊しちゃった!」と叫びました。

隣の部屋へ行くと、お父さんとお母さんのお布団が乱れていました。

小さなベッドに誰か寝ていることに気付いた子グマは「僕のベッドに誰か寝てる!」と叫びます。

その叫び声で目が覚めた女の子はクマの家族に囲まれていてびっくりしました。

そのまま大急ぎで家を飛び出していきました。

3匹のくま を読んだ読書感想

小さな女の子が好奇心にまかせて家の中をいろいろと触っていく様子と、子グマの「僕のが!」という悲痛な叫びがとても可愛いお話です。

他人の家の物も勝手に物色していく女の子をすごい厚かましい子だなぁと感じていました。

また、女の子とピッタリサイズの物を使っている子グマが愛らしく、ぜひ2人はもう一度出会ってお友達になっていて欲しいと思います。

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