童話「わらしべ長者」のあらすじと結末を全編解説

童話「わらしべ長者」

【ネタバレ有り】わらしべ長者 のあらすじを起承転結で紹介

よだかの星の主要登場人物

(正直だが運の悪い男)しょうじきだがうんのわるいおとこ
主人公。貧乏だが正直な男。

(観音様)かんのんさま
男に生活を与えるヒントを与える。

(金持ちの男)かねもちのおとこ
貧乏な男と最後に交換する男。

わらしべ長者 の簡単なあらすじ

貧乏だが正直な男は、観音様のお告げを正直に信じた。初めに手に持った藁から、困っている人を助けながら物々交換をしていく。最後には、豪邸になる。

わらしべ長者 の起承転結

【起】わらしべ長者 のあらすじ①

お告げ

昔々。

正直ではあるが、運も悪く貧乏な男がいました。

この男は、朝から晩まで正直に働き続けていましたが、貧乏のままでした。

ついに生活に苦しくなった男は、飲まず食わずでお寺の観音様にお祈りを捧げました。

すると、願いが通じたのか、夕方ごろに、観音様が目の前に現れて言いました。

「男よ、この寺からでたらすぐに転んで何かをつかみます。

そのつかんだものを持って西に向かって歩きなさい。」

正直者な男はそれを信じ寺を出ました。

【承】わらしべ長者 のあらすじ②

藁を手にした男

男は寺を出てすぐに、観音様のお告げ通りに意思につまずき転びました。

転んだはずみに男がつかんだものは、なんの変哲もない1本の藁でした。

何の役にも立たないと男は思っていましたが、正直な男は観音様のお告げ通りに西に向かって歩いていきました。

西に向かって歩いていると、男はアブが飛んでいたのをみかけたので、アブを捕まえ藁の先に括り付けました。

そのまま、男はアブのついた藁を持ちながら西に向かって正直に歩き続けました。

【転】わらしべ長者 のあらすじ③

物々交換

男が歩いていると、牛車がやってきて牛車に乗った子供が男の持っているアブを見て母親におもちゃにアブが欲しいといいました。

男は気前よく、アブのついた藁を上げると母親がお礼にミカンを3つくれました。

男はミカンをもち西に歩き続けると、道に倒れる女がいました。

女はお腹がすいて倒れていましたので、男はミカンを食べさせてやりました。

すると、男はお礼に絹の布をもらいさらに西に向かいました。

すると、武士と倒れた馬がいました。

武士は急いでいるようなので、男は馬と絹を好感して、馬のお世話をしてあげました。

【結】わらしべ長者 のあらすじ④

人助け

馬を助けた翌日、馬を連れて西に向かっている男の前に引っ越しをしている豪邸がありました。

その豪邸からえらいお殿様が出てきて、男に向かって馬を譲ってくれるように頼みました。

男は気前よく承諾したところ、豪邸とそのお殿様の持つ畑を預かることになりました。

しかし、家の持ち主は帰ってくることはありませんでした。

こうして、正直者の男はとうとう、ヒトを助けることで豪邸と畑を持ったお金持ちになりました。

この後も男は藁1つも無駄にせず、人々を助けながら生活したためわらしべ長者と呼ばれました。

わらしべ長者 を読んだ読書感想

有名な童話の一つであるわらしべ長者です。

絵本や紙芝居などで読んだことがあるのではないでしょうか。

原作は今昔物語でありますが、現在ではかなり一般的な物語になっているかと思います。

わらしべ長者は正直さと、人への親切がまわりまわって自分を助けるということを伝えたい作品であります。

人間関係が希薄な昨今、より一層大事なことを伝えてくれる話の一つだと思います。

正直であること、また、人に新設にできることが、結局は自分を助けることになるという、大事なことを伝えてくれる作品です。

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