童話「うさぎとかめ」のあらすじと結末を全編解説

うさぎとかめ

【ネタバレ有り】うさぎとかめ のあらすじを起承転結で紹介

みにくいアヒルの子の主要登場人物

うさぎ(うさぎ)
動物の森で走るのが自慢のウサギ

かめ(かめ)
努力家でなにごとにもコツコツ努力できる

動物たち
うさぎ、かめと一緒に暮らすもりの動物たち。うさぎとかめの競争を応援する

うさぎとかめ の簡単なあらすじ

走ることが得意なうさぎはかめに山の頂上まで競争しようと言いました。途中までは圧勝だったうさぎは油断をして昼寝をしてしまい、その間にかめはうさぎを追い抜いて先にゴールしてしまいます。

うさぎとかめ の起承転結

【起】うさぎとかめ のあらすじ①

うさぎとかめのレース

ある動物の森に仲の良いうさぎとかめがいました。

森では誰よりも走ることが速いうさぎは、友人のかめに得意げに自分の足の速さを自慢します。

ところがかめも、「うさぎさんには負けないよ」と対抗しています。

そこで二人は山の頂上までどちらが先にゴールするか競争することにしました。

他の動物たちが見守る中、うさぎとかめは高い山の頂上を目指してスタートしました。

うさぎが勝つか、かめが勝つのか、他の動物たちの声援が響き渡ります。

【承】うさぎとかめ のあらすじ②

圧倒的な脚力

スタートと同時にうさぎは自慢の脚力で一気にかめを引き離していきます。

森で1番の脚力を持つうさぎは、あっという間に山の半分の位置まで来てしまいました。

後ろを振り返るとかめはまだ山のふもとにも到着しておらず、ゆっくりゆっくりと進んでいました。

「かめさんはずいぶんゆっくりだな、しばらくここで休憩するか」余裕のうさぎは草むらのベッドに横たわり、昼寝を始めました。

一方のかめは足が棒のように固くなり、汗をかきながらゆっくりゆっくりと進むのでした。

「うさぎさん早いな、やっぱり勝てないのかな」そう思いながらも、後ろで応援してくれる動物たちの声援に元気付けられ、一歩一歩確実に前に進み続けるのでした。

【転】うさぎとかめ のあらすじ③

うさぎの油断

息が切れて、足がパンパンになりながらも山を登り続けると、かめの目の前に草むらで昼寝をしているうさぎがあらわれました。

「うさぎさん休憩してるのかな?今のうちに先に進もう」草のベッドで気持ちよさそうに寝ているうさぎを横目に、かめはゴールに向かって歩みを進めます。

山の半分を過ぎて息も途切れ途切れになりながらも少しずつ少しずつかめはゴールに向かって進むのでした。

「ぼくは諦めないぞ、絶対にうさぎさんに勝つんだ」諦めかけていた気持ちは消え去り、かめは自分を奮い立たせていました。

【結】うさぎとかめ のあらすじ④

結末と友情

「しまった!寝過ごした!」うさぎが草むらのベッドから慌てて飛び起きたときに、かめは山の頂上付近まで進んでいました。

うさぎは自慢の脚力で一気にかめの後を追いかけます。

ゴールはもうすぐ、必死に前に進むかめでしたが、後ろを振り返るとものすごい速さでうさぎが追い上げていました。

「ぼくは負けないぞ、諦めないぞ」少しずつ少しずつ足を前に進めるかめ、自慢の足で一気に追いついてきたうさぎ、山の頂上に先にゴールしたのは・・かめでした。

「やった!僕が勝った」喜ぶかめと「そんな、僕が負けるなんて」と落ち込むうさぎ。

がっかりするうさぎにかめは声をかけました。

「うさぎさん、僕と勝負してくれてありがとう」この言葉にうさぎもようやく顔をあげて「うん、また競争しよう。

今度は負けないよ」としっかり握手をする二人でした。

うさぎとかめ を読んだ読書感想

童話としては有名な作品です。

誰しも得意、不得意というものが必ずあります。

どんなに得意なことでも自信過剰になったり油断してしまっていると大きな失敗をしてしまうと教えてくれる作品です。

勉強もスポーツも仕事も一歩一歩は小さくても毎日少しずつ続けることで大きな成果を生み出します。

子どもだけでなく、大人にも継続することの大切さを教えてくれる作品となっています。

コメント