童話「3びきのやぎのがらがらどん」のあらすじと結末を全編解説

童話「3びきのやぎのがらがらどん」

【ネタバレ有り】3びきのやぎのがらがらどん のあらすじを起承転結で紹介

イワンのおばけたいじの主要登場人物

小さいやぎのがらがらどん(ちいさいやぎのがらがらどん)
小さくてかわいい、気が弱い

二ばんめやぎのがらがらどん(にばんめやぎのがらがらどん)
中くらいの大きさで、しっかりしてる

大きいやぎのがらがらどん(おおきいやぎのがらがらどん)
とても大きくて、強い

トロル(とろる)
橋の下の鬼で、醜い姿で乱暴

3びきのやぎのがらがらどん の簡単なあらすじ

3びきのやぎのがらがらどんが、山の草をたくさんたべて太りたくなります。恐ろしい鬼のトロルが待ちうける橋を、3びきの知恵をあわせて渡り、山へ登っていく物語です。

3びきのやぎのがらがらどん の起承転結

【起】3びきのやぎのがらがらどん のあらすじ①

仲良しの3びきのやぎ

昔々、仲良しの3びきのやぎのがらがらどんが、山の麓に住んでいました。

名前は3びきとも「がらがらどん」といいます。

一番小さいやぎは「小さいやぎのがらがらどん」、中くらいのやぎは、「2ばんめやぎのがらがらどん」、一番大きいやぎは「大きいやぎのがらがらどん」です。

いつも3びきで一緒に草を食べています。

そんなある日のこと、3びきのやぎのがらがらどんは、たくさん食べて太ろうと話し合って、草場へ向けて山を登っていきました。

【承】3びきのやぎのがらがらどん のあらすじ②

橋の下のトロル

草場へいくための、山を上る途中に谷川があって、そこに橋が掛かっています。

3びきのやぎのがらがらどんは、そこを渡らなければ、決して草場へはたどり着けません。

ですが、橋の下には乱暴でどうもうな大きな鬼のトロルが住んでいます。

皿のようなぐりぐりめだまと、つきでた醜い鼻ををもっていて、。

全身は土色でなんとも恐ろしい姿をしています。

なんと、その鬼のトロルが住む橋を渡りに、3びきのやぎのがらがらどんがやってきました。

【転】3びきのやぎのがらがらどん のあらすじ③

トロルとのかけひき

まず最初に、「小さいやぎのがらがらどん」が橋を渡りはじめると、カタッコトッカタッコトッとリズミカルな足音が鳴りました。

すると「だれだ!おれの橋をカタコトさせるやつは!」と怒ったトロルが現れました。

「おまえを一飲みにしてやるぞ!」そういうとトロルは襲い掛かりました。

小さいやぎのがらがらどんは、震えながら「お願いです、食べないでください。

少しまてば僕より大きいやぎが来ますから」と言いました。

そこで、トロルは小さいやぎのがらがらどんに橋を渡らせます。

少し待っていると、2ばんめやぎのがらがらどんが橋を渡り出しました。

「ガタッゴトッガタッゴトッ」と橋が揺れました。

「だれだ!おれの橋をガタゴトさせるやつは!」「おまえを一飲みにしてやる!」と襲い掛かりました。

すると、2ばんめやぎのがらがらどんは、ひらりと身をかわして言いました。

「おっと。

食べないでおくれよ、少し待てば僕よりずっと大きいやぎがくるよ」トロルは2ばんめやぎのがらがらどんも橋を渡らせました。

すると、もうそこには、大きいやぎのがらがらどんが来ていました。

【結】3びきのやぎのがらがらどん のあらすじ④

大きいやぎのがらがらどん

「ガタン!ゴトン!ガタン!ゴトン!」大きいやぎのがらがらどんが、とても重いので橋が大きく揺れてきしみます。

「だれだ!おれの橋をガタピシさせるやつは!」「一飲みにしてやる!」かんかんに怒ったトロルに、大きいやぎのがらがらどんは、「さあ来い!こっちにゃ2本の角がある、これで目玉をでんがくざし、おまけに2本の足がある、肉も骨も粉々に踏み砕くぞ」そういうとトロルに飛び掛かり、めちゃくちゃにして谷川へ突き落としました。

それから3びきのやぎのがらがらどんは、笑いながら山を登っていきました。

山では、お腹いっぱいに食べすぎて、家に帰るのがたいへんだったそうです。

3びきのやぎのがらがらどん を読んだ読書感想

3びきのやぎのがらがらどんはノルウェーの昔話の1つです。

リズミカルな表現が多く使われているので、読んでいてとても楽しくなります。

トロルに、次はもっと大きいがらがらどんが来ることを伝えて、小さいやぎのがらがらどんから無事に橋を渡ります。

トロルは、最後に来た大きいやぎのがらがらどんに、退治されてしまいます。

結局トロルは、やぎを食べることができませんでした。

欲張りすぎると失敗する、という教訓になりました。

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