童話「マレーン姫」のあらすじと結末を全編解説

童話「マレーン姫」

【ネタバレ有り】マレーン姫 のあらすじを起承転結で紹介

さるのキモの主要登場人物

マレーン姫(まれーんひめ)
七年の間、塔に閉じ込められていたお姫様。

マレーン姫の父(まれーんひめのちち)
マレーン姫が自分の考えていた王子と違う人を選んで、罰として塔に閉じ込めた人。

王子(おうじ)
マレーン姫が愛している王子。

マレーン姫 の簡単なあらすじ

マレーン姫というお姫様が、1人の王子を好きになりますが、それを良く思わない父親によって、七年塔に閉じ込められてしまいます。七年後、塔からは出られますが、その間に戦争があり戦いに敗れ、王様は姿を消していました。かつて愛していた王子様は、別の女性と婚約をしており、その女性は、自分に自信のない女性は、自分の代わりになるようにマレーン姫に命じます。

マレーン姫 の起承転結

【起】マレーン姫 のあらすじ①

閉じ込められたお姫様

とある国の王子が、マレーン姫という美しいお姫様に結婚を申し込みますが、マレーン姫の父親である王様がその申し出を拒みます。

ですが、王子とマレーン姫は愛し合い、そのことを知った王様は、お姫様を罰として塔に閉じ込めてしまいます。

七年分の食料と、侍女も共に、真っ暗な塔に閉じ込められてしまいます。

ですが、七年経ち、食料がなくなってきたにも関わらず、誰も解放しに来てくれないことを不思議に思い、その塔から何とか脱出をします。

【承】マレーン姫 のあらすじ②

七年後の世界

七年間、塔に閉じ込められていて、自力で脱出をしましたが、閉じ込められている間に、隣国との戦いで、国は滅び、王様はどこかに姿を消してしまっていました。

お姫様は、侍女と共に、旅に出て、とある国で下働きとして雇われます。

その国は、以前、マレーン姫が愛した王子さまの国でした。

しかし、その王子様は、別の国から嫁いできた女性と婚約中で、間もなく結婚式が執り行われるというのでした。

しかし、王子様の婚約者は、自分の顔に自信がなく、部屋から一歩も外に出ようとしませんでした。

【転】マレーン姫 のあらすじ③

身代わりを頼まれたマレーン姫

王子様との婚約を控えている女性は、王子様と自分が釣り合わないと心配し、部屋から出てきませんでしたが、結婚式の日が訪れ困りました。

そこで、マレーン姫が婚約者の部屋に食事を運んだ際に、自分の代わりに結婚式に行くことを命じられました。

マレーン姫は、婚約者の代わりに教会へ行くことになり、「私は本当の花嫁じゃない」とつぶやいていました。

婚礼は、その後無事に執り行われてマレーン姫は、結婚の証として黄金の首飾りを受け取りました。

【結】マレーン姫 のあらすじ④

身代わりがばれた婚約者

その日の夜、王子様が花嫁の部屋を訪れると、婚礼の儀で受け取った黄金の首飾りを花嫁がしていないことに気が付き、婚礼の儀での花嫁は、別人だったことが知らされます。

花嫁は、マレーン姫を殺そうとしますが、王子様に危ないところを助けてもらいます。

そこで、マレーン姫の首に黄金の首飾りが輝いているのを見つけます。

七年ぶりに再会を果たしたマレーン姫と王子様は、めでたく結ばれ、マレーン姫を身代わりにしようとした花嫁は、処刑されてしまいました。

マレーン姫 を読んだ読書感想

閉じ込められたマレーン姫が、自力で塔から脱出し、その後、下働きとして働くという、辛い状況を経験しながらも、最後には幸せになれるというのが、読んでいてすっきりとする気持ちになれる童話だと感じました。

この童話からは、どんな状況でも、逆境は乗り越えられるということを感じられ、諦めない力というのを、学ぶことができました。

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