童話「因幡の白兎」のあらすじと結末を全編解説

【ネタバレ有り】因幡の白兎 のあらすじを起承転結で紹介

はだかの王様の主要登場人物

白うさぎ(しろうさぎ)
本作の主人公。島を出るためにサメを騙す。

大国主(おおくにぬし)
日本神話の神。傷ついた白うさぎを助ける。

八上姫(やがみひめ)
因幡の国の女神。大国主と結ばれる。

八十神(やそがみ)
大国主の兄弟。大国主に荷物を持たせ、八上姫の元へ求婚に行く。

サメ(さめ)
白うさぎに騙され、うさぎの皮を剥いだ。

因幡の白兎 の簡単なあらすじ

白うさぎは島を出るためにサメを利用しました。怒ったサメに皮を剥ぎ取られましたが、大国主の助言で元通りの姿に戻ります。うさぎは大国主に、あなたこそ八上姫の婿だと告げ、大国主は八上姫と結ばれました。

因幡の白兎 の起承転結

【起】因幡の白兎 のあらすじ①

海を渡るうさぎ

昔、隠岐島と言うところに、一羽の白うさぎがいました。

白うさぎは、いつかこの島を出て、海の向こうに見える大陸に行きたいと思っていました。

そんなある日の事です。

うさぎはサメに、うさぎとサメのどちらが多いか比べようと提案しました。

大量のサメを1列に並ばせて、その背中の上を跳びながら海を渡ろうと思ったのです。

並んだサメの背中の上を、1匹1匹数えながら跳び越えて、うさぎは海の向こう側まで渡ることに成功しました。

【承】因幡の白兎 のあらすじ②

サメの怒りと神の仕打ち

ところが、最後のサメの上で、サメ達をだまし、利用したことを言ってしまいます。

怒ったサメは、うさぎの白い皮を全て剥ぎ取ってしまいました。

うさぎはあまりの痛さに泣いてしまいます。

うさぎが泣いていると、八十神たちが通りかかました。

彼らは因幡の国に居るという八上姫に求婚しに行く道中でした。

その神様たちはうさぎの話を聞き、海水を浴びて日光に当たれば治ると、嘘を教えました。

それを信じたうさぎは言われた通りにしましたが、痛みは増す一方でした。

【転】因幡の白兎 のあらすじ③

大国主との出会い

うさぎが痛みで苦しんでいると、他の神様たちの荷物持ちをしていた、大国主という神様が通りかかります。

心優しい大国主は、真水で体を洗い、ほぐした蒲の穂の上に寝れば治ると教えました。

うさぎが言われた通りにすると、体の痛みは消え、全身の白い毛が元通りに治りました。

うさぎは感激して、大国主にこう告げました。

あなたこそが、八上姫の婿に相応しいお方です。

あの意地悪な八十神たちは、八上姫に選ばれることはないでしょう、と。

【結】因幡の白兎 のあらすじ④

結ばれた2人

八上姫の元についた八十神たちは、八上姫に求婚しました。

しかし八上姫は、誰も相手にすることはありませんでした。

そこに大荷物を持った大国主が遅れてやってきました。

八十神たちの荷物を1人で持ってきた大国主の姿を見た八上姫は、大国主に向かって、他の神々の荷物をここまで持ってきた、あなたの妻にしてください、と申し出ました。

大国主の優しい心を見抜いたのです。

そうして、大国主に助けられた白うさぎが告げた通り、二人はめでたく結ばれたのです。

因幡の白兎 を読んだ読書感想

日本昔話の1つである因幡の白兎です。

絵本で読んだことがある方も多いのではないでしょうか。

サメを騙し、神に騙されたうさぎ。

そしてうさぎを騙し、報われなかった神。

この両者から、他人を陥れることで自分にも災いが生じることを見て取れます。

昔話には、こう言った教訓を学ばせるものが多いですが、この話は大国主が国づくりに至るまでの第一歩のお話です。

八百万いるという神々の、やや複雑なようで人間味のある関係性が面白い作品です。

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