Another(綾辻行人)の1分でわかるあらすじ&結末までのネタバレと感想

Another(綾辻行人)

【ネタバレ有り】Another のあらすじを起承転結でネタバレ解説!

著者:綾辻行人 2009年10月に角川書店から出版

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Anotherの主要登場人物

榊原恒一(さかきばらこういち)
肺の持病の療養で祖父母宅にやってきた。5月から夜見山北中学3年3組の一員になる。

見崎鳴(みさきめい)
恒一のクラスメイトで、左目に眼帯をした謎の美少女である。

勅使河原直哉(てしがわらなおや)
恒一のクラスメイトで、3年3組のルールを守るため、恒一が鳴と関わるのを止めようとする。

望月優矢(もちづきゆうや)
恒一のクラスメイトで、恒一のことを優しく気にかけている。

三神(みかみ)
3年3組の副担任の美人教師である。恒一の死んだ母の妹(怜子)であることを、恒一以外の生徒には隠している。

Another の簡単なあらすじ

榊原恒一は、夜見山北中学3年3組で存在を消された謎の少女(見崎鳴)に出会います。鳴から、3年3組を巡る死の現象、それを阻止するため誰かを「いない者」として扱うルールができたことを聞きます。カセットテープから死の連鎖を止める方法を見つけ出します。紛れ込んでいる死者を殺すのです。鳴は不思議な力を持つ義眼を使い、死者が三神先生だとつきとめる。そして、恒一は母の妹である先生(怜子)を死に還すのです。

Another の起承転結

【起】Another のあらすじ①

夜見山北中学3年3組で存在を消された謎の少女

中学3年生の榊原恒一は、肺に持病を患っており、療養するため、祖父母と死んだ母の妹(怜子)が住んでい る夜見山市にやってきました。

入院中の病院で、左目に眼帯をした色白の不思議な美少女(見崎鳴)と出会い ました。

5月に退院し、夜見山北中学に初登校すると、同じ3年3組には、病院で出会った少女がいました。

しかし、担任や他のクラスメイト達には、彼女が見えていないかのようです。

不思議に思った恒一が、クラス メイトの勅使河原直哉に尋ねると、話をはぐらかされます。

得心のいかない恒一が、屋上で鳴に話しかけてい ると、勅使河原から電話で「それ、いけないのだよ。

いない者の相手をするな」と不可解な忠告を受けます。

5月も終わろうとしていたある日、クラスの女子が、階段から転げ落ちて死んでしまいます。

クラスの中では、 「ルールを破ったからだ」との声が囁かれます。

この事故を境にして、恒一がクラスメイトに話しかけても誰も 反応しなくなりました。

まるで「いない者」として扱われているかのようです。

机の中をみると、隣の席の望 月優矢から「見崎鳴に聞いて」とメッセージが残されていました。

【承】Another のあらすじ②

クラスを巡る死の現象、誰かを「いない者」として扱うルール

恒一は、鳴から夜見山北中学3年3組を巡るある現象を聞かされます。

今から26年前、3年3組で「ミサキ」 という人気者の生徒が亡くなりました。

クラスのみんなはその死を受け入れられず、死んだ「ミサキ」を生き ているかのように扱い、学校生活を過ごしました。

そんな中、不思議なことが起きました。

卒業式の集合写真 に死んだはずの「ミサキ」が写っていたのです。

この出来事がキッカケで、3年3組という「場」が、死に近づ いてしまい、ある現象が起こるようになったのです。

死んだはずの人間が復活して、誰にも気づかれずにクラ スの一員に紛れ込んでいるのです。

その影響で、3年3組の関係者(生徒、教師、家族)が次々と死んでいく のです。

紛れ込んだ死者が誰なのかは、みんな忘れてしまいます。

卒業すると記憶が書き換えられるからです。

しかし、名簿の名前が消されたかのような痕跡があるので、死者がいたのは確かなのです。

ある年、阻止する 方法が見つかりました。

クラスの中の1人を「いない者」として扱うのです。

それにより、卒業まで無事で過 ごせた年があったのです。

今年は、クラスメイト達は、鳴を「いない者」として扱っていたのです。

何も事情 を知らない恒一がルールを破ってしまい、女子が死んでしまった。

クラスメイト達は話し合い、恒一を2人目 の「いない者」として扱えば、死の連鎖を止めることができると考えたのです。

【転】Another のあらすじ③

カセットテープに残された死の連鎖を止めるもう一つの方法

しかし、クラスメイト達の新たな試みも空しく、生徒の姉、担任教師ら関係者が次々と亡くなっていきます。

もう無駄な取組だと諦めた勅使河原や望月らクラスメイト達は、恒一や鳴を「いない者」として扱うのを止め ることにしました。

そんな時、望月が、姉から、元3年3組の男性が当時の出来事を何かに残したらしいとい う話を聞きました。

恒一らは、校舎の中を探検し、ロッカーの中から、古いカセットテープを見つけ出します。

カセットテープには、1983年の3年3組にいた、この男性が、夏の合宿でクラスメイトを殺害してしまっ たという告白が録音されていました。

しかし、他の生徒は、被害者を覚えておらず、遺体も見つからない、不 思議だと言うのです。

この男性は、記憶が書き換えられる前に、カセットテープに事実を残したのです。

この 男性が殺害してしまった人物こそ1983年の「死者」だったのです。

調べてみると、夏の合宿以降、死の連 鎖が止まっています。

死者を殺して、死に還せば、現象を止めることができることが判明しました。

しかし、 今年の死者が誰なのか分かりません。

【結】Another のあらすじ④

不思議な力を持つ義眼、そして、死者を死に還す

副担任の三神先生は、1983年と同様に夏の合宿を開催することにしました。

死者は誰なのか、クラスメイ ト達はみんな疑心暗鬼になって、落ち着かないです。

他方、恒一と二人で部屋にいた鳴は、左目の眼帯を外し、 義眼を見せます。

この義眼で死者が見えるのだというのです。

こんな中、突然、合宿所が炎に包まれ、みんな の不安を煽ります。

混乱の中、鳴の姿が見当たりません。

燃えさかる合宿所で恒一は鳴を探し回り、三神先生 を殺そうとする鳴を見つけました。

三神先生が今年の死者だというのです。

「死の色」を見ることができる眼を 使って「死者」を探し当てたのです。

鎌を振り上げ殺害しようとしています。

その刹那、恒一は、三神先生(怜 子)と目が合い、「やめて僕がやる」と言って、とどめを刺しました。

三神先生は、姉の息子である恒一を可愛 がっていた母の妹の怜子のことでした。

ずっと2人だけの秘密でした。

今年の死者が葬られ、現象は止めるこ とができました。

三神先生(怜子)のことは、恒一と鳴の2人以外の記憶からは、消し去りました。

Another を読んだ読書感想

まずは、本作のヒロインの見崎鳴にとてつもない萌えを感じてしまいました。

色白に華奢な体型でのミニスカ ート姿に可愛さを感じるとともに、左目に眼帯をした不思議感が加わり、小説中の彼女の一挙一動を、頭の中 で描きながら、萌えながら夢中に読んでしまいました。

ストーリーの前半に「いない者」として扱われ、孤独 になっていた彼女をぎゅっと抱きしめたいと何度も思ってしまいました。

後半に入り、みんながルールを止め、 勅使河原たちクラスメイトの男子が、実は鳴ちゃんのことを気にしていたところも、キュンとなってしまいま した。

男子のアイドルなのですね。

反面、女子生徒からは距離を置かれていたところが、彼女の存在をより浮 き出していました。

死んだはずの者が生き返って、死の連鎖を起こすという作者の着眼点に、斬新さを覚える だけでなく、ホラーを柱にして、男心をくすぐる萌えさも上手に入れ込み、単なるホラーにしなかったところ が、原作が漫画になり、映画にもなって、大ヒットした理由なのだと思います。

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