「猫物語 白」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|西尾維新

「猫物語 白」

【ネタバレ有り】猫物語 白 のあらすじを起承転結でネタバレ解説!

著者:西尾維新 2010年10月に講談社から出版

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猫物語 白の主要登場人物

羽川翼(はねかわつばさ)
本作の主人公。完全無欠と思われているが、2つの怪異を生み出してしまう。

苛虎(かこ)
翼の嫉妬心から生み出された怪異。翼が嫉妬したもの(場所)を燃やそうとする

ブラック羽川(ぶらっくはねかわ)
翼のストレスから生み出された怪異。一度はきえたものの、とある理由により再び現れる

戦場ヶ原ひたぎ(せんじょうがはらひたぎ)
翼の友人で恋敵でもあった

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猫物語 白 の簡単なあらすじ

新学期を迎えた羽川翼は、崩壊しきった家庭でいつものように食卓を囲んでいたが、不意に目に入った光景から嫉妬心を抱いてしまう翼。そんな隙に付け込まれ翼は再び怪異に魅入られてしまう。誰にも頼らず、彼女が下した決断とは。

猫物語 白 の起承転結

【起】猫物語 白 のあらすじ①

嫉妬という感情

新学期を迎え、羽川翼はいつものように両親たちと食卓を囲んでいました。

家庭崩壊した羽川家では、食卓は囲むものの、食事は各々の調理器具を使い各人が容易するという暗黙のルールが成り立っていました。

しかし、その日の食卓に違和感を感じていた翼はその正体に気が付きました。

両親が同じものを食べており、あまつさえ同じ調理器具を使用していたのです。

もはや修復不可能なまでに家庭は崩壊してしまったと思っていた翼は、両親だけが今更関係を修復しようとしている様を見て嫉妬心を抱きました。

それを表には出しませんでしたが再び、翼の心にストレスが溜まります。

そんなモヤモヤした気持ちのまま登校していると目の前に八九寺真宵の姿を見かけます。

トレードマークの大きなリュックを背負ってない事に違和感を感じた翼が尋ねると、どうやら阿良々木暦の家に置き忘れたそうです。

取りに向かったけれども、自転車が無く不在と判断して今に至るといいます。

少しの雑談を経て別れますが、翼の前に今度は大きな白い虎が現れます。

言い知れぬ恐怖心を抱く翼でしたが、その場は何も起こらず無事に登校する事ができました。

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【承】猫物語 白 のあらすじ②

不可思議な火事

学校について早々、翼は友人である戦場ヶ原ひたぎに対して「私、今日学校来る途中に大きくて白い虎さんをみたんだ〜」と今朝の出来事を話します。

翼が何を言っているのか分からないひたぎでしたが、暦に相談する事を勧めます。

しかし、その日暦は登校してきませんでした。

まぁ後で言えばいいと思っていつも通り授業を受けていた翼でしたが、不意に窓から外を見ると民家が燃えてるのが見えます。

あろうことかその家は翼が住んでいる家でした。

かくして住む場所も奪われた翼でした。

両親はホテルに泊まる事にしたのですが、両親と一緒の空間に閉じ込められるのを嫌った翼は、新居(借家)が見つかるまでどうしようかと悩みます。

ひたぎも心配し、我が家に泊まらないかと言いますが、断られてしまいます。

かといって、他に当てがあるわけでもない翼は学習塾跡に身をひそめる事を決意します。

寝床探し(寝床作り)に苦労する翼でしたが、その辺にあった机を並べてベッド替わりにすることにしました。

【転】猫物語 白 のあらすじ③

異形な女

とはいえ、おおよそベットとは言えない寝床なので、これから大変だなあと考えてる翼でしたが、そこにひたぎがやってきてビンタされます。

何が起きたのか分からない翼でしたが、泣きながら話すひたぎの言葉を聞き、すべてを理解しました。

年頃の若い娘が、何の危機感も持たずにこんなところで寝泊まりをしようとする翼の、無垢さ異形さを感じるひたぎでした。

ひとまず、ひたぎの家に泊まる事になりましたが、そこで翼の食へのこだわりのなさも露呈します。

それから何日か過ぎたころ、突如としてエピソードと出会います。

過去に殺されかけた思い出のある相手に対して翼は、普通に挨拶をします。

それを気味悪がるエピソードでしたが、翼にかつての凄みが無くなったといいます。

そこに専門家の元締めである、臥円伊豆湖が現れ翼の出会った怪異について話します。

そして、「そいつの名前は苛虎、この問題を解決できるのは君だけだ」と告げます。

その後、ひたぎの取り計らいで阿良々木家に泊まることになりました。

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【結】猫物語 白 のあらすじ④

決断

阿良々木家に泊まることになり、暦の妹たちと楽しい日々を過ごす翼でしたが、夜な夜な自分がブラック羽川になっていたことに気が付きます。

どうやら彼女自身も独自で行動をしており、ひたぎとも接触していました。

そして翼は苛虎が燃やすターゲットが、自分自身が「嫉妬心」を抱いたものだと気づきます。

このままでは、戦場ヶ原家・阿良々木家も燃やされてしまうと思った翼は、唯一苛虎に対抗できるであろう、ブラック羽川に手紙を書きます。

自分のストレスを肩代わりしてもらった事への感謝、一方的に切り離してしまった事への謝罪を述べ一緒に妹(苛虎)を探しに行こうと書き記します。

いざ苛虎と対決をする2人でしたが、劣勢を強いられてしまいます。

そこに妖刀心渡りを携えた暦が現れ切りつけます。

翼は、障り猫と苛虎をこのまま自分の中に戻してもいいものかと暦に問います。

「彼女たちを取り込んだら、以前の私でなくなってしまう、きっと嫌な人間になってしまう」と言います。

暦は「嫌な人間になったら嫌ってやるし、どんな風になってもおまえは羽川だ」と言います。

その言葉に救われた翼は2人を取り込むことを決め、秘めていた暦への恋心を告げます。

ひたぎへの愛情の深さを知り、号泣する翼でしたが、これでやっと普通の女の子に戻れました。

そのご、戦場ヶ原父の意気な計らいにより、戦場ヶ原家に泊まることになった翼はひたぎに思いを伝え喧嘩しますが、和解します。

そして、新しい借家が見つかったので両親と暮らすことになった翼は、「自分の部屋が欲しい」という当たり前の願い、それでも今まで言えなかったことを伝え家族と向き合う事にしました。

猫物語 白 を読んだ読書感想

自分たちだけが関係を修復しようとしている両親、自分ではなく神原を頼った暦、父子2人ながらつつましく暮らしてる戦場ヶ原家、良好な家庭環境の阿良々木、に対して嫉妬心を抱いた、もとい「抱けた」事に因って苛虎が目覚め、自分と向き合う事が出来たのではないかと思います。

今までの翼とは違った、別の一面も見ることが出来た作品だと思います。

自分が生み出してしまった「障り猫」「苛虎」を「妹」と言い受け入れる翼の決断、それを支えるといった暦の発言すべてにそのキャラらしさが現れており、やっとのことで思いのたけを伝えられた場面は涙腺崩壊でした。

今までの語り手は暦がメインでしたが、本作で初めて翼が語り手となっており新鮮な気持ちで見られました。

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