童話「青ひげ」のあらすじと結末を全編解説

童話「青ひげ」

【ネタバレ有り】青ひげ のあらすじを起承転結で紹介

さるのキモの主要登場人物

青ひげ(あおひげ)
青いひげを生やしている男。どこかの国の王様。

娘(むすめ)
青ひげの元に嫁ぐことになった娘。

息子たち(むすこたち)
娘の兄弟。

青ひげ の簡単なあらすじ

青いひげを生やしている王様の元に、1人の娘が嫁ぎます。青ひげの男が旅に出るので、お城は好きに見てもいいが、一部屋だけは絶対に開けてはいけないと言われますが、娘は好奇心から開けてしまいます。ですが、その部屋は恐ろしい部屋で、そこを見てしまった娘は青ひげに殺されそうになり、娘の兄さんたちに、危機一髪のところで助けてもらいます。

青ひげ の起承転結

【起】青ひげ のあらすじ①

青ひげに嫁ぐ娘

昔、森の中に住んでいる男性の元に、黄金の馬車に乗り、お供をたくさん引き連れた王様がやってきます。

森に住んでいる男性に、娘を妻にさせてほしいと頼みます。

森に住む男性は、それを受け入れ、娘を嫁がせます。

その王様というのは、何一つ欠点が無いように見えましたが、唯一、青いひげを生やしていました。

その、青いひげは、とても恐ろしく、娘は嫁ぐことを嫌がりましたが、父親の説得によって、しぶしぶ嫁ぐことを決めました。

【承】青ひげ のあらすじ②

兄さんたちとの約束

お嫁に行くことにはしましたが、それでもまだ青ひげが怖い娘は、兄さんたちに「私が大きな声を出すのが聞こえたら、助けに来てほしい」と頼みます。

兄さんたちも、それを聞いて、いざというときには助けに行くことを約束します。

王様のお城は、美しく、すべてが揃っていましたが、はやり青ひげが怖くてたまりません。

ある日、青ひげが長い旅に出るので、屋敷の中の部屋を好きにいてもいいと、鍵を渡します。

ですが、金色のカギの部屋だけは絶対に見てはいけないと忠告されます。

【転】青ひげ のあらすじ③

部屋を見てしまう娘

青ひげが旅に出た後、娘は扉をどんどんと開けていき、たくさんの素晴らしい宝物を目にしました。

唯一、開けてはいけないと言われている部屋だけが残り、どうしても見たくなった娘はこの部屋の扉を開けてしまいます。

ですが、その部屋には、青ひげの秘密が隠されていて、部屋中血だらけで、壁には女性の死体がぶら下げられていました。

怖くなった娘は、急いで扉を閉めましたが、カギに血がついてしまいます。

血をふき取ろうとしますが、シミが落ちず、青ひげにばれないようにカギを隠します。

【結】青ひげ のあらすじ④

帰ってきた青ひげ

長い旅に出かけたはずの青ひげは、次の日に帰ってきて、娘にカギをすべて返すように伝えます。

娘は、カギを返しますが、開けてはいけないと忠告されていた部屋のカギだけは血がついていたため隠していました。

それに気づいた青ひげが、そのカギも返すように伝え、娘はカギを渡します。

血がついているカギを見た青ひげは、約束を破ったことを悟り、娘を殺そうとします。

娘は、殺される前にお祈りだけさせてほしいと伝え、青ひげから一旦離れます。

窓から顔を出し、兄さんたちに大声で助けを求め、それを聞きつけた兄さんたちが城にやってきて、青ひげにやられそうになっている娘を危機一髪のところで助け出します。

兄さんたちは、娘と共に家に帰り、青ひげの財産は、娘がすべてもらいました。

青ひげ を読んだ読書感想

とても怖いお話ですが、娘が最初から最後まで勇敢に立ち向かっている姿を見て、賢いと感じました。

いやいやながらも、父親の言いつけ通りに嫁ぎますが、いざという時のために兄さんたちに助けを求め、自分に危険が迫っている時にも、冷静に判断をして青ひげを怒らせずにその場から離れ、兄さんたちに助けてもらいます。

青ひげの怖さで、それまでに多くの女性が犠牲になってきていますが、今回の娘の勇敢な行動で、青ひげをやっつけることができ、お宝も手に入れることができ、悪者をやっつけることができ、良かったと感じる作品でした。

コメント