【ネタバレ有り】アリババと40人の盗賊 のあらすじを起承転結で紹介
イワンのおばけたいじの主要登場人物
アリババ(ありばば)
本作の主人公。お金がなく、妻と必死に暮らしている。
カシム(かしむ)
本作の主人公の兄。お金持ちの女性と結婚し、裕福。
40人の盗賊(よんじゅうにんのとうぞく)
洞穴の中に奪った宝を隠している。
モルジアナ(もるじあな)
カシムの女奴隷。非常に聡明でアリババの味方をする。
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アリババと40人の盗賊 の簡単なあらすじ
アリババは貧しく暮らしていました。ある日盗賊が隠した宝を持ち帰りました。アリババの兄である金持ちのカシムはそれを知り、宝を持ち帰ろうとしますが盗賊にばれて殺されます。アリババは兄の息子を養子にし、カシムの家に住み裕福になります。他に仲間がいると気付いた盗賊たちはアリババを襲いに来ますが、カシムの女奴隷だったモルジアナの返り討ちに遭いました。モルジアナはカシムの息子と結婚し、一家は末永く栄えました。
アリババと40人の盗賊 の起承転結
【起】アリババと40人の盗賊 のあらすじ①
アリババは毎日、たきぎ用の木を伐りに出かけました。
いつも木を、3匹の小さなロバの背に乗せて帰ってきたものでした。
ある日彼が森で働いていると、何人かの男たちが馬に乗ってやってくるのが見えました。
アリババは男たちにばれないように木に登り隠れていると、男たちは洞穴に呪文を唱え、中に入っていきました。
しばらくすると男たちは呪文を唱えながら洞穴から出てきて、去っていきました。
アリババは大急ぎで木から降り、洞穴に向かって呪文を唱えて奥に進みました。
覗き込むと、たくさんの宝石がありました。
アリババは近くに遭った大きな金袋をいくつか引っ張り、呪文を唱え家に帰りました。
【承】アリババと40人の盗賊 のあらすじ②
アリババは宝石を家に持ち帰り、妻と相談しました。
妻は、アリババの兄であるカシムに宝石を入れる箱を借りるといい、カシムの家へ行きました。
しかしカシムはおらず、カシムの妻がいました。
アリババの妻はカシムの妻に小麦粉を入れるための箱が欲しいといいますが、カシムの妻になぜあなたがそんなに小麦粉を持っているのかと不審がられました。
カシムの妻は細工をしたカップも一緒にわたし、そこでアリババの家に宝石があることを知りました。
それを聞いたカシムはアリババに問いただすと、財宝のありかを聞き出し、洞穴へ向かいました。
カシムはそこでたくさんの宝石を見つけましたが、脱出のための呪文を忘れてしまい、その間に盗賊たちが帰ってきてしましました。
起こった盗賊達はカシムは殺されてしましました。
【転】アリババと40人の盗賊 のあらすじ③
アリババはカシムの帰りが遅いことを心配し、洞穴に向かいました。
すると、洞穴にはカシムの死体がありました。
アリババは袋にしたいを入れて持ち帰り、カシムの女奴隷であったモルジアナと相談の末、カシムは病死したことに決めました。
その後アリババは、カシムの息子を養子にし、裕福になりました。
一方盗賊たちはカシムの死体がなくなっていることに気付き、他に仲間がいることに気付きました。
盗賊たちは捜索の末、アリババの家へたどり着きました。
盗賊たちは旅の油商人になりすまし、アリババへ近づこうとしますが、モルジアナがそれに気付き、機転を利かして返り討ちにしました。
【結】アリババと40人の盗賊 のあらすじ④
しばらくの後、盗賊の残党が偽名を使い、今度は宝石商人になりすましました。
巧妙にもカシムの息子が経営する商店の近所に住み着いて、カシムの息子と親しくなり、アリババの家に客人として招かれました。
頭領は服の中に隠し持った短剣でアリババを殺すつもりでしたが、またしても客人の正体を見抜いたモルジアナは、余興として客人に舞踊を披露すると言い、彼女も短剣を持って踊りながら隙を見て盗賊を刺し殺し、アリババたちに客人の正体を晒しました。
こうしてまたしてもモルジアナの機転によって盗賊たちは返り討ちに遭いました。
モルジアナはこの功績によって、奴隷の身分からカシムの息子の妻となりました。
洞穴に残っていた宝石は国中の貧しい人々に分け与えられ、アリババは末永く裕福に暮らしました。
アリババと40人の盗賊 を読んだ読書感想
イスラム世界に伝わっている物語の一つです。
よく「アラビアンナイト」の中の一遍と認識されていますが、原本には載ってないそうです。
作品自体は短いですが、貧しい人々や奴隷の身分であるモルジアナたちは報われ、強欲さをもったカシムや盗賊たちには天罰が下るという勧善懲悪的なストーリーで、読んでいてスッキリ爽快な気分にさせられました。
コメント
しましましたとなっています。
アリババと40人の盗賊 のあらすじ②のところです。