童話「ごんぎつね」のあらすじと結末を全編解説

ごんぎつね

【ネタバレ有り】ごんぎつね のあらすじを起承転結で紹介

ごんぎつねの主要登場人物

ごん(ごん)
ひとりぼっちで暮らすいたずら好きの小ぎつね。

兵十(ひょうじゅう)
一緒に暮らしていた母をなくし、ひとりぼっちになってしまった男性。

いわし売り(いわしうり)
ごんが盗んだ売り物のいわしを兵十が盗んだものだと勘違いし、兵十を殴ってしまう。

加助(かすけ)
兵十の知り合い。兵十のもとに毎日届けられる栗や松茸を神さまからのお恵みだとし、神さまにお礼をしたほうがいいと兵十に助言する。

ごんぎつね の簡単なあらすじ

イタズラ好きな小ぎつねのごん。兵十が捕ったウナギを軽い気持ちで逃がします。 それを後悔したごんは贈り物を兵十に届けるようになりますが、ごんが家に忍び込んだ気配に気づいた兵十は鉄砲でごんを撃ってしまい…

ごんぎつね の起承転結

【起】ごんぎつね のあらすじ①

いつものいたずら

両親がいない小ぎつねのごんは、山から村へ下りてきてはいたずらばかりをして村人を困らせていました。

ある日、兵十が川で魚を捕っているのを見つけたごんは、兵十が捕った魚やウナギを逃がすといういたずらをしてしまいます。

しかしそれから十日ほど経った後、兵十の母親の葬列を見たごんは、あのとき逃がしたウナギは兵十が病気の母親のために用意していたものだったのだということに気づき、自分のしたイタズラを後悔するのでした。

【承】ごんぎつね のあらすじ②

ごんの償い

母をなくした兵十に同情したごんは、ウナギを逃がした償いのつもりで、いわし売りのかごの中からいわしを盗み、兵十の家に投げ込みます。

しかしその翌日、兵十はいわし屋にいわし泥棒と間違われ殴られてしまうのです。

そのことを知ったごんは自分の行いを反省します。

それからごんは自分の力で償いをはじめます。

毎日のように栗を拾っては、兵十の家へ持っていくようになりました。

栗ばかりでなく松茸を二、三本持っていくこともありました。

【転】ごんぎつね のあらすじ③

それでもごんは、

しかし兵十は毎日届けられる栗や松茸の意味が判りません。

知り合いの加助に相談してみたところ、加助は神さまのしわざではないかと言い出します。

兵十が母をなくし、たった一人になったことを神さまは哀れに思われ、いろんなものを恵んでくださっているのだと言うのです。

それを聞いた兵十はこれまでの様々な届け物は神様のおかげだと思い込むようになってしまいます。

それを聞いたごんは割に合わないなぁとぼやきながらも、変わらず届け物を続けるのでした。

【結】ごんぎつね のあらすじ④

後悔とともに

そんなある日、ごんが家に忍び込んだ気配に気づいた兵十は、ごんがまたいたずらに来たものだと思い、戸口を出ようとするごんを火縄銃で撃ってしまいます。

兵十がごんに駆け寄ると、土間に栗が固めて置いてあるのが目に留まり、そこではじめてこれまでの栗や松茸が、ごんのお侘び気持ちであったことに気づくのでした。

「ごん、おまえだったのか。

いつも、栗をくれたのは。」

と問いかける兵十に、ごんはぐったりと目を閉じたままうなずくのでした。

兵十の手から火縄銃が落ち、筒口から青い煙が出ているところで物語は終わります。

ごんぎつね を読んだ読書感想

悪い事をしてしまった。

だからそれを償いたいと思うごんの気持ちが、このような形で終わりをむかえてしまったことに寂しさを感じます。

届け物は神様のしわざかもしれないと兵十が勘違いしていようが、届け物をやめないごんの健気さに胸をうたれました。

最後、火縄銃で撃たれてしまいますが、そこで自分が今までしてきたことを兵十にわかってもらえます。

切なすぎるラストです。

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