童話「星の銀貨」のあらすじと結末を全編解説

童話「星の銀貨」

【ネタバレ有り】星の銀貨 のあらすじを起承転結で紹介

さるのキモの主要登場人物

小さい女の子(ちいさいおんなのこ)
両親のいない、貧しいが心優しい女の子。物語の主人公。

貧乏そうな男(びんぼうそうなおとこ)
小さな女の子にパンをもらった人。

通りすがりの子ども(とおりすがりのこども)
小さな女の子に頭巾をもらった少年。

星の銀貨 の簡単なあらすじ

両親が居ず、貧しいが、とても心優しい女の子が居ました。食べるもの、着るものを欲しいと言われれば、自分が持っているもの、身に付けているものを分け与えてしまいます。良い行いを見ていた神様に銀貨をもらい、豊かに過ごせました。

星の銀貨 の起承転結

【起】星の銀貨 のあらすじ①

心優しい女の子

昔、小さな女の子が居ました。

小さな女の子は、両親が亡くなってしまっていて、住む場所も食べる物も、着る物にも困っている生活を送っていました。

彼女に残されていたのは、親切な人からもらったひとかけらのパン、小さな女の子が身に付けている洋服だけでした。

それしか持ち合わせていない女の子ですが、とても心優しい女の子は、道を歩いていると必要としている人たちにそれらを分け与えてしまいます。

まずは、お腹を空かた貧乏そうな男に出会い、パンを渡してしまいます。

【承】星の銀貨 のあらすじ②

着るものまでも分け与える女の子

お腹を空かせた男にパンを渡した後、道を歩いていると今度は、寒さに震える少年に出会います。

小さな女の子は、自分がかぶっていた頭巾を差し出して、あげてしまいます。

さらに道を歩いていると、また別の子どもに出会います。

その子供は、寒さで震えていて、小さな女の子は、自分が来ている洋服を差し出します。

さらに、道を歩いていると、別の子どもに出会います。

彼女に残されていたのは、唯一下着だけでしたが、それを道で出会った子どもは欲しがりました。

【転】星の銀貨 のあらすじ③

すべてを失った小さな女の子

最後に、下着までも道で出会った子どもにあげてしまいました。

森を歩いていた小さな女の子は、「もう、真っ暗になっているし、誰にも見られないでしょう」と下着までも渡してしまいますが、小さな女の子はすべての物を上げてしまいました。

すると、すべてを失った小さな女の子の上の、高い空の上から、星がバラバラと降ってきました。

「綺麗なお星さまだこと」と喜んだ女の子ですが、それは星ではありませんでした。

よく見ると、それは銀貨だったのです。

【結】星の銀貨 のあらすじ④

神様からのプレゼント

空から降ってきた星だと思っていたものの正体は、チカチカと白銀色をした銀貨だったのです。

周りの人に優しく接した女の子の行いを見ていた神様が、空からその様子を見ていて、彼女に送った銀貨のプレゼントだったのです。

さらに、先ほどまで肌着さえも身に付けていなかった女の子ですが、いつの間にか新しい肌着を身に付け、その肌着は麻の柔らかく着心地の良い肌着でした。

心優しい女の子は、その落ちてきた銀貨を拾い集め、一生豊かな生活を過ごしました。

星の銀貨 を読んだ読書感想

主人公の女の子の優しさがとても驚きでした。

自分のお腹も空いていただろうし、寒い季節に自分も洋服を着ていても寒かったはずです。

なのに、困っている人を見ては可哀そうに思い、自分の食べ物、着るものを分け与え、最後には自分には何も残されなくなってしまうというのは、なかなかできないことだと感じました。

自分のことよりも、周りの人の幸せを考えられる優しさというのを、自分自身も見習いたいなと感じました。

また、良い行いは、それを見てくれている神様がいるんだという励みにもなりました。

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