童話「ねたあとゆうえんち」のあらすじと結末を全編解説

童話「ねたあとゆうえんち」

【ネタバレ有り】ねたあとゆうえんち のあらすじを起承転結で紹介

イワンのおばけたいじの主要登場人物

ぼく(ぼく)
想像力が豊か

お父さん(おとうさん)
男の子のお父さん。優しい

お母さん(おかあさん)
男の子のお母さん。きちんとしている

ねたあとゆうえんち の簡単なあらすじ

寝てる間に、楽しい出来事が起こってたらもったいない、そう思った男の子は、「ぼくは、きょうこそは、ぜったいねないってきめたんだ!」。そう、心に誓って夜を過ごすことにしました。

ねたあとゆうえんち の起承転結

【起】ねたあとゆうえんち のあらすじ①

ぜったいねないぞ!

ある日の夜、「おかあさんははやくねなさいっていうけど、きょうこそぜったいにねないぞ。

ねむくなってもぜったいにねないってきめたんだ!」男の子は、おもちゃがいっぱい転がった部屋の、布団の中で絵本を読みながら起きています。

いつもは、お母さんから早く寝なさい、と言われたら、言うことを聞いて、ちゃんと寝ていました。

ですが、男の子が、今日こそはぜったいに寝ないと、心にかたく誓ったのには、理由があります。

それは、男の子が寝た後に、「起こるかもしれない」ことが原因です。

【承】ねたあとゆうえんち のあらすじ②

ゆめのせかいへ

「ギィギィ」「ガチャンガチャン」と、ベッドから車輪が出て車になりました。

「ウイーン」と、外から男の子の部屋に何かが伸びてきます。

するとベッドが、「ガタガタ」とその上にのって、ベルトコンベアのように動き出しました。

男の子は、窓から夜の空へ向かって「グイーン」と、運ばれていきます。

男の子のほかにも、友達のよっちゃんやはるくん、さくらちゃんの犬や郵便ポストに銅像など、いろいろな物が、次から次へと運ばれていきます。

【転】ねたあとゆうえんち のあらすじ③

ねたあとゆうえんち

夜の空を運んでいった先には、とても大きなタコみたいな不思議な物がうかんでいて、みんな次から次へと吸い込まれて行きます。

その中は、見たこともない不思議なゆうえんちになっていました。

ベルトコンベアで運ばれながら、いろんなアトラクションを楽しめます。

忍者の秘密基地に行って忍者ごっこをして遊べます。

お菓子ハウスではお菓子が取り放題です。

大好きなおもちゃ工場の見学もできて、帰りにはおもちゃのプレゼントをもらえます。

【結】ねたあとゆうえんち のあらすじ④

いいゆめみてね

もしも、そんな楽しい事が、寝てる間に起こっていても、わからないままなので、もったいないと、男の子は思いました。

なので、男の子は絶対に寝ないと心に誓ったのです。

そして男の子は心の中でつぶやきました。

「きょうこそ、ぜったいにねないぞ!ぜったいに!ぜったいに」「・・・」「ぐー」男の子はぐっすり眠ってしまいました。

「寝たかな?寝たみたい」お父さんとお母さんは、男の子の寝顔を見て言いました。

「おやすみ。

いい夢みてね」

ねたあとゆうえんち を読んだ読書感想

2019年出版の多摩美術大学卒の作家さんの作品です。

この絵本は、「ぼく」が、読み手に語りかけながら、物語は進んでいきます。

カラフルな色彩で1ページに細かく描きこまれた絵は、ポップでかわいいです。

短い文章に対して、絵で語りかけるこの作品は、部屋に飾ってもオシャレです。

内容も、小さい子供なら誰でも想像する夢の世界が広がっています。

子供の心を、つかんで離しません

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