童話「浦島太郎」のあらすじと結末を全編解説

浦島太郎

【ネタバレ有り】浦島太郎 のあらすじを起承転結で紹介

みにくいアヒルの子の主要登場人物

浦島太郎(うらしまたろう)
本作の主人公。いじめられている亀を助ける心優しき青年

亀(かめ)
気弱な亀

乙姫(おとひめ)
浦島太郎に好意をもつ女性

お母さん(おかあさん)
浦島太郎の母親 好きな言葉は人に親切にすること

村人(むらびと)
親切なおじさん

浦島太郎 の簡単なあらすじ

浦島太郎が浜辺でいじめられている亀を助けます。亀は太郎を竜宮城へ連れていき接待をします。太郎が元の世界に戻る時に乙姫は玉手箱をお土産に渡します。到着後それを開けるとおじいさんへと変貌してしましました。

浦島太郎 の起承転結

【起】浦島太郎 のあらすじ①

のんびりと漁師を楽しむ浦島太郎

とある田舎町に浦島太郎という年は25歳ぐらいの青年が母親と二人暮らしで住んでいました。

仕事は漁師でありいつものように海に出かけていきました。

釣った魚を食べながら暮らしている毎日です。

母は言いました”もし困っている人がいたら助けるんですよ”と、このような漁師町では魚を捕れないこともしばしばあります。

その時は助け合いで多く取れた人に譲って貰ったり物々交換をしながら生きているようなそんな時代のお話になります。

みんなで協力しながら生きていたとゆうわけです。

【承】浦島太郎 のあらすじ②

子供たちにいじめられていた亀を助ける

太郎は漁をするためにいつものように海へと出かけます。

その日は魚が一匹も釣れずに困っていました。

なにやら向こうのほうから子供たちの声が聞こえてきます。

小さな亀をいじめているようでした。

太郎は子供たちの元へ向かい追い払います。

そして亀を家に連れ帰りケガを治して食事も与えました。

数日後には傷も癒えてきたので海に返しました。

亀は太郎のほうを振り返りながら目に涙を浮かべて帰っていきました。

太郎は手を振りもう子供に捕まるんじゃないよと声をかけます。

【転】浦島太郎 のあらすじ③

大亀接近、腰を抜かす太郎

それから2,3日経った頃でしょうか。

太郎がいつものように海に出て竿を垂らしていると、海のほうから大きな亀がやってきました。

亀の話によるとこの間助けたのは竜宮城の乙姫様だという話です。

太郎は亀の背中にまたがり竜宮城へ向かうこととなります。

そこでは綺麗な乙姫様が待っていて。

沢山の美味しい料理が振舞われました。

魚たちのダンスショー等何度見ても飽きないぐらいの環境に身を置くこととなります。

今までと違う豪華な生活に太郎は心奪われてしまいここで数年ほど楽しむこととなります。

【結】浦島太郎 のあらすじ④

玉手箱の香り

残された母のことを思い出した浦島太郎。

もう数年が経っていました。

乙姫に一度帰りたいと伝えると、乙姫は玉手箱を太郎に手渡します。

絶対に開けてはならないと言いながらプレゼントされました。

太郎は故郷に帰りますが、様子が違います。

近くにいた村人に話を聞くと100年の月日が流れていることに気づかされます。

太郎は海岸に座り込みこちらに向かってくる波を見ながらおもむろに玉手箱を開けます。

大切なものを失ったから何も考えずに開けたのでしょう。

白髪のおじいさんへと太郎の体は変化しました。

浦島太郎 を読んだ読書感想

浦島太郎、若い時に読んだときは竜宮城とこちらの人間界では、進む時間が違うため故郷に帰った時に時間を戻す役割である玉手箱を渡したのかなと思いましたが、今この年になると、違う考察をするようになります。

一番大切なものを伝えたいからこのお話を作者が書かれたんじゃないかと思います。

母という家族をほっぽりだして自分だけ何年も楽しく遊んで暮らしていた主人公、確かに亀を助けたところまでは良かったんですけど、竜宮所は遠慮するべきだったのかもしれません。

数年後に思い出して戻ろうとしますが、時すでに遅し、もしかしたら浦島太郎の母親は食料を取りに行けずに困っていた。

太郎には、世界で一人になるという罰が当たりました。

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