童話「王様の耳はロバの耳」のあらすじと結末を全編解説

【ネタバレ有り】王様の耳はロバの耳 のあらすじを起承転結で紹介

はだかの王様の主要登場人物

王様(おうさま)
帽子をいつもかぶっているが、その理由は・・・

床屋(とこや)
王様の髪を切るためにお城に呼ばれる。

羊飼い(ひつじかい)
笛が好きで、吹くだけでなく自分でも作る。

王様の耳はロバの耳 の簡単なあらすじ

ある国に、いつも帽子をかぶっている王様がいました。なぜならば王様にはロバのような耳が生えていたからです。しかし、その事は絶対に秘密にされていました。王様の秘密を知ってしまった人は次々に殺されました。

王様の耳はロバの耳 の起承転結

【起】王様の耳はロバの耳 のあらすじ①

王様の秘密を知った床屋が次々と殺された

昔、あるところにいつも帽子をかぶっている王様がいました。

王様は夏でも冬でも、どんなときも帽子を脱ごうとはしませんでした。

そんな王様が髪を切る必要があるときは、いつでも町からお城へ床屋を呼び寄せ、髪を切ってもらっていたのです。

ところが、お城に呼ばれた床屋は誰一人帰ってくる事はありませんでした。

それはなぜかと言うと、王様の「ある秘密」を知ってしまったため、殺されてしまったのです。

次々に床屋が殺されてしまったので、その国にはついに1軒しか床屋がなくなってしまったのです。

【承】王様の耳はロバの耳 のあらすじ②

最後の1軒の床屋がお城に呼ばれる

町に1軒しかなくなってしまった床屋には、店長と若い床屋の2人がいました。

ある日、ついにその若い床屋さんにお城から「王様の髪を切るように」という呼び出しが来たのです。

若い床屋は「もう帰って来れないかも知れない」とおびえながら、仕方なくお城へ向かいました。

お城に着くと、王様の部屋へ通されました。

王様は鏡の前に座っていました。

床屋が王様の髪を切ろうと王様の帽子を取ってみると、なんと王様には大きなロバのような耳が生えていたのです。

王様は「私の頭にロバの耳があることは絶対に誰にも言うな。

もしばらしたら命はないぞ。」

と言いました。

床屋は「はい、決して誰にも言いません。」

と固く誓いました。

王様の髪を切り終わった床屋は、たくさんの褒美を貰って町に帰る事ができました。

【転】王様の耳はロバの耳 のあらすじ③

床屋は無事に帰れたけれど・・・

それからの床屋は王様との約束を命がけで守ろうとし、町の人が「どうして帰ってこれたのか、どうして王様はいつも帽子をかぶっているのか」と言う質問をしてきても「王様はただ帽子が大好きなだけだよ」と言ってごまかし続けていました。

しかし、王様の頭にロバの耳が生えている事を思い出すとうっかりしゃべりたくなる衝動に駆られてしまいますが、誰かに聞かれてしまうと殺されてしまうので、何とかしゃべらずに過ごしていました。

しかし、その衝動が抑えられなくなった床屋は、町外れの人気のないところに行きそこに穴を掘って「王様の耳はロバの耳〜!」と数回叫び、穴を埋めました。

そうしたらなんと、その場所には木が生えてきたではありませんか。

ある日、一人の羊飼いがその木の枝から笛を作りました。

なんとその笛は「王様の耳はロバの耳〜!」という音を奏でたのです。

羊飼いがその笛を町の人達に聞かせたので、王様の秘密はばれてしまいました。

【結】王様の耳はロバの耳 のあらすじ④

王様の秘密がばれたその後

王様はかんかんに怒って、床屋と羊飼いをお城に呼びつけました。

王様は二人に、「秘密をばらしたら命はないぞと言ったはずだ」と怒りました。

しかし、床屋は「誰にも話していません。

町外れで穴を掘ってその穴の中に「王様の耳はロバの耳〜!」と叫んだだけです。」

と言いました。

そして羊飼いは「たまたま町外れにある木から笛を作ったらその音色が「王様の耳はロバの耳〜!」と聞こえただけだと思います。」

と言いました。

王様が羊飼いから借りた笛を吹くと、確かに「王様の耳はロバの耳〜!」と聞こえるのでした。

王様は「仕方がない。

もう隠し事をするのは止めよう。

私のわがままでたくさんの床屋を殺してしまった。

本当に申し訳ない。」

と反省の言葉を口にしました。

そして床屋と羊飼いは王様から褒美を貰い無事に帰る事ができました。

王様の耳はロバの耳 を読んだ読書感想

「王様の耳はロバの耳」は有名なイソップ童話の一つです。

王様の秘密を知られたら処刑なんてどこかの国のようで怖いですが、王様にとっては恥ずかしい秘密だったのかも知れません。

とはいえ、国を治める人達はいくら隠し事をしてもいずれはばれてしまうと言う事を常に考えなければなりませんよね。

という事は、国民にばれては困ることはしない方がいいし、国民に隠し事をしても何も得しないよという事をこの物語は教えているのだと思います。

今の政治家達に聞かせてあげたいですね。

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