童話「ブレーメンの音楽隊」のあらすじと結末を全編解説

絵本 ブレーメンの音楽隊

【ネタバレ有り】ブレーメンの音楽隊 のあらすじを起承転結で紹介

はだかの王様の主要登場人物

ロバ(ろば)
主人公。年をとって力がなくなり主人のもとを追い出される。

イヌ(いぬ)
旅の途中で出会い、共にブレーメンを目指す。

ネコ(ねこ)
旅の途中で出会い、共にブレーメンを目指す。

オンドリ(おんどり)
旅の途中で出会い、共にブレーメンを目指す。

泥棒たち(どろぼうたち)
旅の途中の小屋の中で、美味しいご飯を食べながら金貨をわけている。

ブレーメンの音楽隊 の簡単なあらすじ

ロバ・イヌ・ネコ・オンドリは音楽隊に雇ってもらおうとブレーメンを目指します。旅の途中の小屋で泥棒が美味しいごはんを食べているのを見つけたので、4匹は.泥棒を追い出し、その小屋で暮らすことにしました。

ブレーメンの音楽隊 の起承転結

【起】ブレーメンの音楽隊 のあらすじ①

ブレーメンを目指して

むかしむかしあるところに、人間に飼われた1匹のロバがいました。

ロバは働き者でしたが年を取って力が出なくなり、働くことができなくなってしまいます。

そこで主人は働けなくなったロバに餌をやらなくなってしまいました。

ロバはここにいても死んでしまうだけだと思い、思い切って主人の元を飛び出します。

ブレーメンという街に行けば、動物の音楽隊があり、ロバもその音楽隊に雇ってもらおうと思ったのです。

ロバ1匹の長い旅が始まります。

【承】ブレーメンの音楽隊 のあらすじ②

仲間との出会い

旅の途中でイヌに出会いました。

イヌも年を取ってしまい、狩りにでかけても昔のように獲物をとることができないのだと言います。

このままでは主人に撃ち殺されてしまうと嘆くので、ロバは一緒にブレーメンの音楽隊に入ろうと誘いました。

イヌは喜び賛成して、2匹の旅になりました。

また更にネコにも出会いました。

ネコも年を取ってしまいネズミがとれなくなり、家の中でゴロゴロしていると飼い主のおばあさんに川に放り出されてしまいそうだと嘆きます。

ロバとイヌはネコをブレーメンの音楽隊に誘い、3匹の旅になりました。

ある屋敷の前でオンドリに出会います。

オンドリはまだ声は出るけれど、聖母様の日の食卓でスープとして出されてしまう。

殺される前に声を出し切ろうと大きな声で鳴きました。

ロバとイヌとネコは殺されるくらいなら一緒にブレーメンの音楽隊に入ろうと誘い、ロバだけだった旅は4匹にまで増えました。

【転】ブレーメンの音楽隊 のあらすじ③

泥棒とごちそう

ブレーメンは遠い街なので1日で着くことはできず、4匹は森で夜を明かします。

木に止まっていたオンドリが少し先に小屋から明かりがもれているのを見つけました。

森では寝心地が良くないので、4匹は小屋に泊まろうとその明かりを目指します。

窓から小屋の中を見ると、テーブルにとても美味しそうなごちそうが並べられていてその周りで泥棒が金貨を配っていました。

ロバたちはどうにかして泥棒を追い出し、ごちそうを手に入れようかと相談します。

相談した結果、ロバの上にイヌがのり、ネコがその上にのぼり、最後にオンドリがてっぺんに降り立ちます。

小屋の中からだと大きな1つの影です。

そこで4匹は一斉に声をあげました。

驚いた泥棒は小屋から逃げてしまいます。

4匹は泥棒からごちそうを取ることに成功したのです。

【結】ブレーメンの音楽隊 のあらすじ④

平和に暮らそう

ごちそうを食べたあと4匹は小屋で眠ります。

その頃、泥棒の子分が家の様子を見に来ていました。

子分は明かりをつけようとしますが、ネコの目を炭火と勘違いしてマッチをネコに当ててしまいます。

驚いたネコは子分の顔をひっかき、子分は裏口から逃げようとします。

しかしその時イヌの尻尾を踏んでしまったのでイヌに噛まれてしまいます。

更に慌てた子分は庭へ飛び出しますが、ロバが蹴飛ばしてきました。

最後にオンドリも泥棒をくちばしでつついて応戦します。

ぼろぼろになった子分は、あの森には魔女が住んでいるので近寄ってはいけません、と仲間に報告し、泥棒は二度と戻ってきませんでした。

4匹はとてもいい小屋を手に入れたので、ブレーメンへ行くのをやめてここに住むことにしました。

ブレーメンの音楽隊 を読んだ読書感想

グリム童話のブレーメンの音楽隊です。

絵本や紙芝居などでは4匹が力を合わせて泥棒を追い出すシーンがとても迫力があり印象的です。

はじめは1匹だったロバが仲間を増やしたことで、泥棒を追い出すことができるので、皆で相談して力を合わせるということが大きなテーマになっています。

それぞれが自分の特性を活かしているので、読んでいる人たちにも自分は何ができるだろう、と考えさせてくれる作品だと思います。

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