童話「豆の上に寝たお姫様」のあらすじと結末を全編解説

豆の上に寝たお姫様

【ネタバレ有り】豆の上に寝たお姫様 のあらすじを起承転結で紹介

ごんぎつねの主要登場人物

王子様(おうじさま)
主人公。自分にふさわしい本物のお姫様を探している。

ずぶぬれの娘(ずぶぬれのむすめ)
自分は姫で王子様にふさわしいという。果たして本物なのか。

お妃様(おきさきさま)
王子様のお母さん。本物のお姫様を見極めるためにテストを行う人。

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豆の上に寝たお姫様 の簡単なあらすじ

ある国の王子様が、お妃に迎えるお姫様を探しています。姫というのにほど遠い身なりの娘が目の前に現れ、本物かどうか見分けるために、王子様とお妃さまは、ある実験をします。

豆の上に寝たお姫様 の起承転結

【起】豆の上に寝たお姫様 のあらすじ①

王子様のお妃探しの始まり

ある国の王子様が、お妃に迎えるお姫様を探していました。

王子様にふさわしいお姫様は、どこからみても立派な、本物のお姫様でなければなりません。

王子様は、世界中のあちこちに出かけていっては、本物のお姫様を探しました。

けれども、王子様の前では、どの娘も自分をよく見せようとするので、どの娘が正真正銘、本物のお姫様なのか分かりません。

王子様は、本物のお姫様を見つけることができないまま、がっかりしてお城に帰ってきました。

【承】豆の上に寝たお姫様 のあらすじ②

ずぶぬれの娘が現れる

ある嵐の晩のことです。

ひどい雨の中、誰かがお城の門をたたきました。

「こんな嵐の夜に、いったい誰が来たのだろう。」

王様が門番に扉を開けさせると、ずぶ濡れになった娘が一人、立っていました。

「私はある国の姫です。

私こそ、王子様にふさわしい、本当の姫です。」

みすぼらしい姿の娘のいうことを、誰も信じようとしませんでした。

「本当のお姫様かどうか、明日の朝になれば分かります。」

お妃様はそういうと、娘を一晩泊めてあげることにしました。

【転】豆の上に寝たお姫様 のあらすじ③

本物のお姫様か見分けるための変わったテスト

お妃様は、娘が着替えている時に、こっそり、娘のベッドの上にえんどう豆を一粒置きました。

そして、その上に、敷布団を20枚敷き、ちょっと考えてから、さらに羽根布団を20枚敷きました。

「さあ、ベッドの支度ができましたよ。

ゆっくりお休みなさい。」

翌朝になりました。

娘が目を覚ますと、お妃様は尋ねました。

「ぐっすりと眠れましたか?。」

すると娘は、眠そうな顔をしながら、答えました。

「せっかく泊めていただいたのですが、何か小さな硬いものがベッドの中にあって、少しも眠れませんでしたわ。

背中にあざができてしまったようです。」

【結】豆の上に寝たお姫様 のあらすじ④

幸せな結婚

ベッドの中に置かれたえんどう豆の存在に見事気が付いた娘の言葉を聞き、お妃様は、にっこりとほほ笑みました。

「こんな小さなえんどう豆があるだけで、眠れないなんて、毎日ふっくらとしたベッドで眠っているのでしょう。

あなたは本当のお姫様ですね。」

王様も、娘が小さなえんどう豆を感じ取ったことに、大変関心しました。

そして、この娘こそ、王子様の探していた本当のお姫様だと思いました。

新しいドレスに着替えたお姫様は、それはそれは美しく、気品に満ち溢れていました。

王子様も、お姫様を一目で好きになりました。

こうして、王子様は本当のお姫様を見つけることができました。

お姫様と王子様は結婚して、いつまでも幸せに暮らしたということです。

豆の上に寝たお姫様 を読んだ読書感想

有名なアンデルセンの童話です。

本物の姫かどうか、独特な見分けテストにおもしろさを感じました。

そして、お妃様たちのもくろみをものともせず、堂々と感じたことを述べる娘の勇敢さ、繊細さ、神経質さにも、おもしろさを感じました。

特に、娘の様子について、ものごとにはいろいろな見方があるということがポイントだと思います。

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