童話「藁と炭と豆」のあらすじと結末を全編解説

童話「藁と炭と豆」

【ネタバレ有り】藁と炭と豆 のあらすじを起承転結で紹介

イワンのおばけたいじの主要登場人物

おばあさん(おばあさん)
豆を煮るため、藁を炭で燃やそうとした。

豆(まめ)
話の中心。おばあさんに煮られそうになったが、手から滑り落ちて助かった。同じ境遇の藁・炭と共に旅に出る。

藁(わら)
おばあさんに燃やされそうになったが、取りこぼされて助かった。

炭(すみ)
おばあさんに燃やされそうになったが、かまどから跳ねて逃げ出した。

仕立屋(したてや)
豆が旅中に出会った仕立屋。

藁と炭と豆 の簡単なあらすじ

豆にある黒筋に関する寓話。料理に使われ死ぬところだった豆・藁・炭は旅に出るも、途中藁と炭は死んでしまいます。豆は助かるも腹が破れてしまい、仕立屋に黒糸で縫ってもらいました。その縫い跡が豆の黒筋です。

藁と炭と豆 の起承転結

【起】藁と炭と豆 のあらすじ①

豆たち旅に出る

ある村に、一人暮らしをしている貧しいおばあさんがいました。

おばあさんは豆を煮ようと、かまどに火を起こす準備を始めました。

ひとつかみの藁に炭で火をつけて燃やし、鍋に豆を入れます。

その際、おばあさんの手から豆が一粒滑り落ちたのです。

同様に、おばあさんがつかみ損ねて床に落ちた藁や、かまどから弾けて飛び出した炭もいました。

幸運にもおばあさんの手から逃れ、死なずに済んだ者たちです。

豆たちは命が助かった事を喜び、皆連れ立って安心して暮らせる場所を目指して、旅に出る事にしました。

【承】藁と炭と豆 のあらすじ②

藁の橋

旅の途中、豆たちは小さな川に行き当たりました。

しかし、対岸へ渡らなければいけないのに、橋が見当たりません。

どうすればいいか皆で途方に暮れていると、藁が案を思いつきました。

藁は皆の中で一番体が長いので、橋代わりになれると言うのです。

早速藁は川の上に寝転がり、岸と岸との懸け橋になって、豆と炭が向こう岸に渡れるようにしました。

用心深い豆は藁の上を歩く事を躊躇いましたが、炭はせっかちでした。

考えなしに、藁の橋を急いで走って渡りだしました。

【転】藁と炭と豆 のあらすじ③

藁と炭の死

炭が藁の橋の真ん中まで来た時です。

炭は、自分の足下で水が流れる音を聞いて、怖くて立ち止まってしまいました。

そこから一歩も動く事ができません。

その内に、炭の火が藁に燃え移ってしまいました。

藁は燃えて二つに千切れ、炭と一緒に川に落ちました。

焼け切れた藁は勿論、炭も水で火が消えてしまい、二人とも死んでしまったのです。

その出来事を傍で見ていた豆は、事の顛末がおかしすぎて笑いが止まらず、とうとう腹が弾けて割れてしまいました。

【結】藁と炭と豆 のあらすじ④

豆の腹に黒筋がある理由

腹が弾けて割れてしまった豆は大変です。

このままでは藁や炭同様、死んでしまいます。

そこに、旅をしている仕立屋がやってきました。

仕立屋は情け深い優しい人で、針と糸で、割れてしまった豆の腹を縫い合わせてくれました。

豆は助けてくれた仕立屋にお礼を言いました。

ですが、仕立屋が使った糸は黒色だったので、豆の腹には黒い縫い跡が残ってしまいました。

それからというもの、どの豆の腹にも黒い縫い目がつくようになりました。

黒筋が豆にあるのは、こういった経緯があるのです。

藁と炭と豆 を読んだ読書感想

有名なグリム童話の内のひとつです。

そら豆などの豆に付いている、クッキリと目立つ黒筋。

どうしてそんな筋がついているのか。

大人になると当たり前として受け入れてしまいそうな、純粋で素朴な疑問ですが、子供にとってはそうではないのかもしれません。

ユーモラスな観点から語られる寓話は、読み物としての面白さは勿論、こんなにも自由な発想で物事を捉えてものいいのだ、という気付きも与えてくれるようです。

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