童話「さるかに合戦」のあらすじと結末を全編解説

【ネタバレ有り】さるかに合戦 のあらすじを起承転結で紹介

はだかの王様の主要登場人物

サル
本作の主人公の一人。カニに意地悪をしたが、カニの仲間たちに懲らしめられて改心する。

カニ
本作の主人公の一人。素直な性格だが、サルに育てた柿を取られ、さらに柿をぶつけられてけがをする。

臼(うす)
カニの友達の一人。カニの敵討ちとして、サルの上にのしかかって懲らしめる。

ハチ
カニの友達の一人。カニの敵討ちとして、チクチクとサルを刺して懲らしめる。

クリ
カニの友達の一人。カニの敵討ちとして、火の中から弾けて体当たりし、懲らしめる。

さるかに合戦 の簡単なあらすじ

むかしむかし、カキの種を持ったサルとおにぎりを持ったカニが出会いました。カニとサルはお互いの食べ物を交換しました。カニは庭に柿の種を植え、やがてたくさんの柿が実りますが…?

さるかに合戦 の起承転結

【起】さるかに合戦 のあらすじ①

カニとサル

むかしむかし、一匹のお腹を空かせたサルがおりました。

サルが食べ物を探していると、カキの種を見つけました。

「なぁんだ、柿は柿でも、柿の種か。

こんなんじゃお腹は膨れない!」がっかりしたサルでしたが、そんな時おいしそうなおにぎりを持ったカニが前から歩いてきました。

サルはカニのおにぎりが欲しくなり、良いことを思いつきました。

「カニさん、このカキの種ときみのおにぎりを交換しないかい?種をまけば、毎年たくさんのカキの実がなるよ」「それはいい!よし、交換しよう!」こうしてサルは美味しいおにぎりを手に入れました。

(すぐに食べられるわけでもないのに、カニさんたら馬鹿だなぁ)おにぎりを食べながら心の中でサルは馬鹿にしますが、カニは大喜びで家に帰り、さっそくカキの種をまきました。

そして大切に大切に柿の世話をし、一年後にはたくさんの柿が実りました。

【承】さるかに合戦 のあらすじ②

カニと柿

たくさんの美味しそうな柿に、カニは大興奮です。

「うわぁ、美味しそうだなぁ。

よし、さっそく食べよう!あ、でも…」カニはさっそく柿の実を取りに行こうとしましたが、木登りが出来ないことに気づきました。

「うーん、どうやって取ろうかな」カニが困りながら考えていると、柿の種をくれたサルがやって来ました。

「大したものだ、こんなに柿が実ったのか。

よーし、ぼくが取ってきてあげよう」サルは難なく木に登ると、赤い柿の実を食べ始めました。

「サルさん、食べていいなんて言っていないよ!早く私に柿を取って下さいよ」「うるさいな、これでもくらえ!」文句をいうカニに、サルはわざと青い柿ばかりを取って、カニに思いきり投げつけました。

「痛い、痛いよう!」たくさんの柿をぶつけられたカニは、泣きながら家に帰りました。

お腹いっぱい柿を食べたサルは、そのまま山へ帰っていきました。

【転】さるかに合戦 のあらすじ③

カニと友達

サルが帰ってすぐ、友だちの臼とハチとクリが遊びに来ました。

「カニさん、ひどいけがじゃないか!一体どうしたんだい?」大けがをして泣いているカニに、3人はびっくりです。

カニはたまらなくなって、サルと柿の種を交換したこと、育てた柿を食べられたこと、逆上したサルに青い固い柿をぶつけられたことを話しました。

話しを聞いた3人は、かんかんに怒りました。

「カニさん、事情はよく分かった。

とても許せない。

僕たちに任せて、カニさんはゆっくり休んでいて」3人はサルを懲らしめるために、作戦を練りました。

「ようし、みんなであのサルを懲らしめよう」3人はサルが帰ってくる前に、サルの家に先回りし、こっそり隠れてサルの帰りを待ちました。

【結】さるかに合戦 のあらすじ④

カニの敵討ちとサルの改心

3人が待っていると、あたりが薄暗くなった頃にサルが帰ってきました。

季節はちょうど冬の前で、サルは寒さで震えながら、囲炉裏の火に当たろうとしました。

「くらえ!体当たりだ!」囲炉裏に隠れていたクリがバチンと弾け、サルのお尻を攻撃しました。

「あちちちっ!み、水!水はどこだ!?」サルが水がめへ走ると、今度はそこに隠れていたハチがチクチクとサルを刺しました。

「痛いっ、助けてー!」たまらず外へ逃げ出すと、最後に屋根の上に隠れていた臼がドシーンッとサルの上に落ちてきました。

「ごめんなさい!もう意地悪はしません。

許してください!」それからサルは、カニにいじわるをしたことを謝りました。

カニはサルを許し、サルはみんなと仲良くなりました。

そして、毎年みんなで協力して柿を取り、美味しい柿を食べて、いつまでも仲良く暮らしましたとさ。

めでたしめでたし。

さるかに合戦 を読んだ読書感想

日本を代表する昔話の1つです。

一度は読み聞かせ会やお昼寝タイムのお話として聞いたことがあるのではないでしょうか。

意地悪をしてしまったサルが、意地悪の被害にあったカニの仲間たちに懲らしめられるという勧善懲悪のストーリーから、人の嫌がることをしてはいけないということをこのお話から学んだ人も多いのではないかと思います。

また、サルが本気で謝り、改心したことでカニとその仲間たちと仲良くなれたことから、人は変われるということも学べる作品だと思います。

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