童話「ぐりとぐら」のあらすじと結末を全編解説

童話「ぐりとぐら」

【ネタバレ有り】ぐりとぐら のあらすじを起承転結で紹介

イワンのおばけたいじの主要登場人物

ぐり(ぐり)
ぐらと双子の野ねずみ。アイデアが豊富。

ぐら(ぐら)
ぐりと双子の野ねずみ。ぐりのサポート役。

森の動物たち(もりのどうぶつたち)
ぐりとぐらの料理が大好き。

ぐりとぐら の簡単なあらすじ

ぐりとぐらは、料理することと食べることが世界で一番好きです。ある日、ぐりとぐらが歌いながら歩いていると、道の真ん中にとても大きな卵を見つけました。ぐりとぐらはその卵を料理して食べることにしました。

ぐりとぐら の起承転結

【起】ぐりとぐら のあらすじ①

何にしようかな

ぐりとぐらは、かわいい双子の野ねずみです。

「僕らの名前はぐりとぐら、この世で一番好きなのは、お料理すること食べること。」

「ぐり ぐら ぐり ぐら」と、二人はいつも歌をうたいます。

ぐりとぐらが、拾ったドングリや栗の調理方法を話ながら歩いていると、道の真ん中の大きな卵を見つけました。

ぐりは、お月様くらいの目玉焼き、ぐらは、フワフワの卵焼きを提案しました。

結局、朝から晩まで食べても残るくらいの、大きなカステラを作ることに決めました。

【承】ぐりとぐら のあらすじ②

準備に大忙し

さて、ぐりとぐらは、見たことのないくらい大きな卵を、どうやって持ってかえろうかと、腕組みをして考えます。

すると、ぐりがポンと手をたたいて、お鍋を持ってきて、この場所でカステラ作りを提案しました。

その提案に賛成して、ぐらもポンと手をたたきました。

ぐりとぐらは大急ぎで家に帰って、一番大きなお鍋と小麦粉とバターと牛乳とお砂糖、そして、泡立て器とエプロン2枚とマッチを、リュックサックに詰めました。

ところが、お鍋が大きすぎてリュックサックには入りません。

「仕方ない、ひっぱっていこう!」「仕方ない、ころがしていこう!」と、ぐりとぐらは運んでいきました。

【転】ぐりとぐら のあらすじ③

料理スタート!

ぐりとぐらは、エプロンをして、一番最初に、ぐりがげんこつで卵を割ろうとしました。

すると、硬すぎて割れません。

石でたたくとやっと卵が割れたので、急いでボールに流し込みました。

卵とお砂糖を、泡立て器で一緒にかき混ぜてから、牛乳と小麦粉を入れました。

ぐりの調理中に、ぐらはかまどを作りました。

下ごしらえを終えて、お鍋に材料を入れフタをすると、かまどにかけました。

「僕らの名前はぐりとぐら、この世で一番好きなのは、お料理すること食べること。」

「ぐり ぐら ぐり ぐら」ぐりとぐらは、歌いながら出来上がりを待ちました。

【結】ぐりとぐら のあらすじ④

さあ!めしあがれ

するとそこへ、「カステラをつくっているんでしょう?」と、いい匂いに誘われて森中の動物が、クンクン匂いを嗅ぎながら集まって来ました。

「そうとも!カステラづくりのぐりとぐら」「けちじゃないよぐりとぐら」「ごちそうするからまっていて」と、ぐりとぐらは、楽しく歌いながら答えます。

黄色いカステラが出来上がると、「やあ、おいしそう」と、森の動物たちは、目を丸くして歓声を上げました。

早速みんなでいただきます。

それはそれはおいしくて、あっという間に食べました。

ぐりとぐらは、最後に残った大きな鍋と卵のカラで、車を作って、家まで乗って帰りました。

ぐりとぐら を読んだ読書感想

ぐりとぐらは1963年に出版された絵本です。

発売してすぐにベストセラーになりました。

物語は、ぐりとぐらが歌いながら軽快なテンポで進んでいきます。

言葉も絵もとてもかわいいので、小さい子供の読み聞かせにも人気です。

物語の中で、ぐりとぐらが森の動物たちに、作ったカステラを分け合って食べるシーンは、読んでいて心が暖かくなります。

子供たちの優しい心を育てる本だと思います。

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