監督:三木孝浩 2021年6月にアニプレックスから配給
夏への扉ーキミのいる未来へーの主要登場人物
高倉宗一郎(山�ア賢人)
本作の主人公。子どもの頃両親が亡くなり、璃子の両親に引き取られる。ロボット開発者。
松下璃子(清原果耶)
宗一郎の義理の妹。ずっと宗一郎が好きでした。
ピート(藤木直人 )
介護用のロボット。宗一郎と深く関わる。
夏への扉ーキミのいる未来へー の簡単なあらすじ
高倉宗一郎は、実の両親も育ての両親も亡くなり、大切な人は自分から離れていく運命だと思っています。
育ての両親の忘れ形見の璃子は宗一郎を慕っていました。
宗一郎は、育ての両親の意志を受け継ぎ、ロボット開発に専念しているところ義理の叔父からその特許を奪われ、解雇されてしまいます。
さらに、恋人だった相手に裏切られて、30年間入眠し目覚めると自分の知らない真実に出くわします。
夏への扉ーキミのいる未来へー の起承転結
【起】夏への扉ーキミのいる未来へー のあらすじ①
父と母を子どもの頃に亡くした高倉宗一郎。
その後猫のピートと出会い、父の親友がピートと宗一郎を引き取ってくれたのでした。
その家の娘の松下璃子はピートを可愛がってくれましたが、その父の親友の夫妻も亡くなり、自分はそういう運命だと思い込みます。
娘の璃子は和人叔父さんに引き取られ、宗一郎はまたピートと2人暮らしになりました。
1995年宗一郎は、父の親友で璃子の父・功一の意志を継ぎロボットを開発をしています。
璃子は高校生になり、寮に入るため引っ越すことが決まっていました。
宗一郎の恋人・白石は、自分より宗一郎は璃子を好きなのではないかと不安でした。
会社の新規開発の件で、和人叔父さんと意見が分かれてしまい、宗一郎は、総会で解任されてしまいます。
宗一郎は和人叔父さんと白石にハメられたと感じ、もうロボットが作れず呆然とします。
結局全部消えてなくなると自暴自棄になり泣く宗一郎を抱きしめた璃子は「ずっと宗ちゃんが好きだっただから側にいる。」
と言ってくれましたが、そんな璃子を子ども扱いするのでした。
【承】夏への扉ーキミのいる未来へー のあらすじ②
そんな時、宗一郎は冷凍睡眠保険のチラシを見つけ、宗一郎はピートは30年間入眠することを決めます。
しかし、酔った勢いで入眠することを医師から止められるのでした。
宗一郎は、璃子が20歳になった時に自分の持っている株を譲渡したいと考えていました。
一方璃子は、子どもの頃両親が亡くなり、宗一郎に慰めてもらったことを思い出します。
しかし、今は隣に宗一郎はいません。
家に帰った璃子は、和人叔父さんと白石が、璃子の父が残したプラズマ蓄電池の技術を盗もうとしていることに気が付き宗一郎に連絡を取りますが繋がりません。
璃子と入れ違いで宗一郎は和人叔父さんの元を訪れます。
宗一郎は、このことをマスコミに公表すると脅し、研究室にあったものを返して欲しいと訴えます。
白石は同意したように見せかけて、宗一郎の首に注射し、意識が遠のく宗一郎でしたが、何者かが宗一郎の車を運転して出て行くのでした。
その車を運転した人は、璃子の元へ向かいます。
白石が勝手に宗一郎のことを冷凍睡眠させてしまいました。
【転】夏への扉ーキミのいる未来へー のあらすじ③
時は2025年。
宗一郎は30年後に目覚めたのでした。
一緒に入眠する予定だった猫のピートはいませんでしたが、介護用ロボットのピートと出会います。
璃子から連絡が入っていたと分かった宗一郎は、病院を抜け出します。
しかし、ロボットのピートがついてきてしまい、ピートは探求心の異常特化がある欠陥品なのでした。
マンションは荒れ果てていて、ゴミ屋敷の部屋にいたのは璃子ではなく白石でした。
宗一郎の入眠後和人は亡くなり、白石は前の会社でした不祥事がバレて刑務所に入っていたのです。
璃子は、爆発した宗一郎の家の事故に巻き込まれて亡くなっていました。
ピートは、宗一郎の側で悲しみに寄り添って、プログラムされたあと4日側にいてくれるということです。
宗一郎はピートに手伝ってもらい過去のことを調べます。
ピートはプラズマ蓄電池で半永久的に駆動されるということがわかりました。
そしてピートは、アラジン社製でした。
宗一郎は、FWEの社長坪井に会いに行くと自分の記憶のないところで何かが動いていることを知り、タイムマシンを研究していた遠井先生を訪ねると「遅い。
早く入れ」と言われます。
タイムマシンは完成していて、黒幕は自分で、これは書き換えられた未来だったと気が付くのでした。
【結】夏への扉ーキミのいる未来へー のあらすじ④
宗一郎は、遠井先生に言われるがままに璃子を救うために過去へ行きます。
過去からもう一度入眠して30年後に戻ると誓い、ピートにMDを渡し別れます。
思わずピートも30年前についていくのでした。
1995年に戻った宗一郎は、弁護士の佐藤太郎の世話になります。
さらに、坪井社長の実家の定食屋にいる遠井先生の元に行き開発資金を渡します。
佐藤の妻・みどりは交通事故で車椅子生活でした。
白石の不正を暴くお願いとプラズマ蓄電池の特許も佐藤にお願いしました。
報酬は、FWEの株と新会社アラジンの社長就任です。
あの日、注射を打たれた宗一郎の元へ向かった宗一郎は猫のピートを連れて、宗一郎の家へ来た璃子の元へ行き抱き寄せ謝ります。
璃子をロボットのピートに預け、元々の契約書に火をつけて家ごと燃やします。
宗一郎は、璃子を佐藤の家に連れていき佐藤夫妻の子どもになることにしました。
寂しがる璃子を説得すると、璃子は1日に2度も振るなと怒りますが、宗一郎は入眠し30年後に後悔させてと笑います。
ロボットのピートが1995年に残ってくれました。
30年後、猫のピートを抱いたロボットのピートが現れます。
佐藤が手紙で、璃子がロボットを開発したと教えてくれて、そして璃子も20年前に入眠していたことを知ります。
眠りから覚める璃子を宗一郎は迎えにいくのでした。
夏への扉ーキミのいる未来へー を観た感想
小説を読んでいるような作品でした。
最初の1995年は雨雲がかかったような映像でしたが、30年後の世界はスカッと晴れた感じになっていました。
1980年代のハリウッド映画を見ているようなそんな気分にさせてくれる映画です。
途中で、30年後に後悔させてといった宗一郎に璃子との年齢差が計算に合わないと思いましたが、ラストで帳尻を合わせてきました。
もっと宗一郎と璃子の2人のシーンや宗一郎が入眠している間の璃子の成長をじっくりと見たかったです。
映画では時間が足らず、ドラマで子役時代から見てみたいと思いました。
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