映画「坂道のアポロン」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|三木孝浩

坂道のアポロン

監督:三木孝浩 2018年3月にアスミック・エースから配給

坂道のアポロンの主要登場人物

西見薫(知念侑李)
伯母の家で肩身狭く生活している。クラッシックピアノを習っていたがジャズに魅了される。

川渕千太郎(中川大志)
薫のクラスメートで律子の幼なじみ。ジャズドラム一筋。

迎律子(小松菜奈)
レコード屋の娘で、家に地下室がある。密かに千太郎を想ってる。

坂道のアポロン の簡単なあらすじ

転校生の薫、クラス委員の律子、ジャズ一筋の千太郎は、律子の父が営むレコード店の地下室でジャズの楽しさを知っていきます。

三人は、互いに実らぬ恋心を抱えたまま、いろんなことに葛藤し前に進んでいきます。

そして、ジャズを披露しようとしたクリスマスの日にある出来事が起きてしまうのでした。

坂道のアポロンは、人気漫画原作で音楽と友情と恋をテーマにした青春ストーリーです。

坂道のアポロン の起承転結

【起】坂道のアポロン のあらすじ①

薫、ジャズとの出会い

1966年。

都会から長崎に転校生してきた薫は、都会のお坊ちゃんと思われクラスに馴染めずにいました。

しかし、クラス委員の律子だけは、薫に親切でした。

それでも教室に息苦しさを感じた薫は、屋上に行こうとすると屋上の扉の前で寝ていた千太郎と出会います。

千太郎は、屋上の扉の鍵を持っている上級生から力強くで鍵を奪い、薫に鍵を10万円で売り付けようとしました。

薫は、母は逃避し、父は亡くなり伯母の家で暮らしていました。

薫と千太郎は、同じクラスです。

そして、律子と千太郎は幼なじみでした。

薫は律子に町のことなら何でも聞いてと言われて、レコード屋の場所を尋ねるとレコードならうちに来てと言われます。

薫は、まんざらでもありませんが、いきなり家にはと、戸惑いますが律子はレコード屋の娘だったのでした。

律子の家のレコード屋には、地下室がありそこで千太郎がドラムを叩いていました。

千太郎はジャズ専門でピアノも弾いてくれましたが、ピアノを習ってる薫からしたらたどたどしいものでした。

しかし、クラシックを習っている薫はジャズは弾いたことがありません。

律子から2人のセッションが聞きたいと言われ薫は、ジャズのレコードを買い、耳から楽譜を書きおこしすごい勢いでジャズピアノを練習します。

努力したことは隠してまたレコード屋の地下室に行く薫。

トランペットを吹く淳兄が帰ってきて、千太郎と薫は、律子の父も合わせてジャズセッションをするのでした。

律子は薫の笑った顔を初めてみるのでした。

【承】坂道のアポロン のあらすじ②

謎の美女、百合香

薫は、律子に一目惚れをしていてたまには二人で会おうと思い連絡します。

図書館で勉強する約束をしますが、結局千太郎のペースに振り回されて3人で海で遊びました。

その時、海で男に絡まれていた百合香に出会い千太郎は一目惚れします。

それから、千太郎の恋煩いがはじまります。

律子が千太郎を好きだと気付いてる薫は、千太郎と百合香をくっつけようと千太郎の家で作戦会議を開きます。

千太郎の家は、弟妹が多く賑やかで薫の家とは大違いでした。

結局薫は、恋の相談相手としては力不足で淳兄を頼ろうと千太郎と薫は、淳兄の行きつけのバーには押し掛けます。

すると、百合香も淳兄に会いにきて2人が知り合いだとわかります。

薫は2人はデキてると気付きますが、千太郎は気がつかず百合香に会えたことで舞い上がります。

百合香は、美大生で千太郎はモデルになりました。

そして、千太郎は百合香を律子の家の地下室に連れてきてしまいます。

関係者以外立ち入り禁止の場所に無神経に連れてきた千太郎に、律子は傷つき出て行きました。

【転】坂道のアポロン のあらすじ③

みんな片想い

薫は律子を追いかけます。

律子は、千のために新しいドラムスティックをプレゼントしようとしていましたが、わたせませんでした。

律子の元に駆け寄った薫は、悲しそうな律子を見てついキスをしてしまいます。

律子は驚き逃げ出してしまうのでした。

やりきれない気持ちを抱えながら薫は、律子が渡せなかったドラムスティックを千太郎の家に届けると、薫は千太郎に八つ当たりします。

千太郎は、薫の欲しいものを全部持っていると感じたのでした。

しかし、千太郎は薫を教会に連れていき、自分の生い立ちを説明します。

千太郎は、教会で捨てられていた子で、自分を引き取った後に本当の子が生まれた両親。

特に父とはうまく行かなかったと話します。

2人は、音楽だけが今まで自分を支えてくれたと話、教会のオルガンを一緒に弾くのでした。

ある日、薫は千太郎の妹と糸電話で遊んでいると千太郎の妹は男の子にいじわるされると薫に相談します。

それを聞いた薫は、自分も好きな子が嫌がることをしたと話すと糸電話の先には律子がいてお互い謝り和解します。

百合香は、淳兄について東京に行く覚悟をします。

淳兄と百合香で東京に行く所に遭遇した千太郎は傷つき荒れますが、もっと傷ついたのは薫がそれに気付いてたのに黙っていたことでした。

それが原因で2人は気まずくなります。

文化祭のシーズンになり律子と薫は実行委員になりました。

文化祭で、ロックバンドを披露するグループが千太郎にドラムをやって欲しいと頼みます。

千太郎はジャズしかやらないと薫は思っていましたが、千太郎はロックバンドのドラムを引き受けます。

律子は、ロックもジャズも両方やろうと申し込み用紙を見せますが千太郎は破いてしまうのでした。

それを見た薫は、千太郎を追いかけて殴ります。

そのせいでますます2人に溝が出来てしまいました。

【結】坂道のアポロン のあらすじ④

離れてもジャズで繋がっている

文化祭当日、ロックバンドが演奏中に、停電してしまいます。

エレキギターは停電すると作動せず復旧まで間が空いてしまいました。

千太郎が薫とケンカしたことを取り返しのつかない事だと律子に話しているのを聞いた薫は、停電の間を繋ぐようにジャズピアノを弾いたのです。

それに合わせて千太郎もドラムを叩き生徒たちを魅了します。

ジャズで気持ちを分かち合った2人は仲直りしました。

そして、クリスマスに2人でジャズを演奏し、律子に歌ってもらう計画をたてます。

しかし、クリスマス当日バイクで2人乗りした千太郎と律子が事故を起こします。

千太郎は怪我で済みましたが律子は意識が戻りません。

教会で懺悔する千太郎を薫は泣きながら慰めるのでした。

その後、律子は無事目を覚ましますが、千太郎はロザリオを置いて居なくなってしまいます。

あれから10年。

医者になった薫の元に淳兄と百合香が訪ねてきました。

2人は結婚し、百合香のお腹には赤ちゃんがいました。

百合香が、友人の結婚式の写真をみせてくれました。

それを見た薫は、長崎に。

久しぶりに再会した律子は学校の先生になっていました。

薫と律子は教会に行き、見習い神父をしている千太郎と再会するのでした。

坂道のアポロン を観た感想

内容は良くある恋と友情の狭間でちょっとゴタつくストーリーなのですが、それにジャズが加わるだけでストーリーに疾走感と感情の緩急がつきました。

停電のシーンは、薫と千太郎の信頼感がよく表れていてしかも二人の演奏には心揺さぶられるものがあります。

男の人は、口下手なので音で繋がる事の方が手っ取り早いと感じました。

 一方、律子の恋心はだんだんと揺れていきます。

ラスト、薫に気持ちがあるのなら今すぐに告白してあげて欲しいです。

しかし、律子にとって薫と千太郎はセットで魅力的な存在なのだと思います。

三人一緒でバランスが取れる関係のようにも思えました。

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