【ネタバレ有り】どろぼうがっこう のあらすじを起承転結で紹介
よだかの星の主要登場人物
みみずく
金と銀の目をした変なミミズク。この物語をわたしに教えてくれた。
くまさか とらえもん
泥棒学校の校長先生
わたし
この物語の語り手
どろぼうがっこう の簡単なあらすじ
どろぼうがっこうは、かこさとし先生の代表作です。泥棒学校に通う生徒達と先生が、夜の遠足でとんでもない目に遭ってしまうお話になっています。
どろぼうがっこう の起承転結
【起】どろぼうがっこう のあらすじ①
おいのこ森という変な名前の森に、金と銀の目をした変なみみずくが住んでいました。
この物語は、そのみみずくがわたしに教えてくれた物語です。
ある山の村外れに泥棒学校があったそうです。
その学校の校長先生は、世にも名高いくまさかとらえもん先生。
くまさか先生は、生徒達に1番悪い泥棒になってもらうよう、一生懸命に指導をしていました。
そして、この日は宿題として、生徒達に何か泥棒をやってこいと告げたのです。
生徒達は元気よく返事をして、家へと帰って行きました。
【承】どろぼうがっこう のあらすじ②
翌日、生徒達はみんな、宿題で盗んできたものを先生に提出します。
しかし、どれもこれもしょうのないものばかり。
自分の物や学校の物、先生の物を盗んできたというのです。
結局、宿題は生徒全員が0点となってしまいました。
くまさか先生は怒っていましたが、すぐに笑顔で明日の予定を話します。
なんと明日の夜は、隣村まで遠足に行くというのです。
しかも、泥棒学校の遠足は普通と違います。
おかしを持っていくのは禁止で、集まるのは夜の10時なのです。
【転】どろぼうがっこう のあらすじ③
翌晩、日が暮れると泥棒学校のみんなは、くまさか先生を先頭に夜の遠足に出掛けました。
そうして「抜き足、さしあし、忍び足〜」とみんなで歌を歌いながら、かねもち村へとやってきます。
そこで、お金を持っていそうな1番大きな家を見つけました。
その家の前には、昔のお城のように番兵までいます。
きっと、よっぽど凄い金持ちの家なのでしょう。
みんなで忍び込んでみると、中にはホテルみたいにたくさんの部屋も並んでいました。
そして、1番奥の大きな部屋には鍵付きの部屋もあります。
そこが宝をしまっている部屋だと気付いたくまさか先生は、その扉の鍵を生徒にはずさせ、中に入ることにしました。
【結】どろぼうがっこう のあらすじ④
鍵付きの扉を開けて中に入ると、そこは真っ暗で何もありませんでした。
その時、電灯がパッとつき、周りが明るくなりました。
見ると目の前には刑務官の姿があります。
なんと、泥棒学校のみんなは、刑務所に遠足に来てしまっていたのです。
つまり、開けた扉は泥棒を入れておく牢屋になっていたのでした。
くまさか先生は、「残念 無念 不覚の至り」と悔しがります。
結局、くまさか先生と生徒達は、みんな残らず捕まえられてしまいました。
これが、わたしがみみずくから聞いた泥棒学校の変なお話です。
どろぼうがっこう を読んだ読書感想
最初からテンポのいい文体で、読んでいて面白く、子供たちにも大人気です。
最後のどんでん返しも、とてもよく出来ていて、読んでいて爽快感が味わえます。
泥棒というと怖いイメージがありますが、この泥棒たちはどこかユニークで憎めない所が、実に面白いのです。
作品自体は、全てがひらがなで書かれているため、読み聞かせだけでなく、子供だけでも読める点が気に入っています。
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