【ネタバレ有り】鶴の恩返し のあらすじを起承転結で紹介
はだかの王様の主要登場人物
鶴(つる)
罠にかかってしまう。お爺さんに助けられる。
お爺さん(おじいさん)
罠にかかった鶴を助けてあげる。心優しい人。
お婆さん(おばあさん)
お爺さんとの二人暮らし。好奇心旺盛。
美しい娘(うつくしいむすめ)
突如夫婦の家にやって来た。美しい布を織る。
鶴の恩返し の簡単なあらすじ
お爺さんが出掛けた時罠にかかった鶴を助けました。美しい娘が家を尋ねて来ました。娘の織る布は高く売れました。我慢出来なくなったお婆さんが部屋を覗きました。悲しそうに鶴は帰って行きました。
鶴の恩返し の起承転結
【起】鶴の恩返し のあらすじ①
大昔の冬の雪が降るある日、お爺さんが薪を売りに出掛けた時、人間の罠にかかってしまった一羽の鶴を見つけました。
鶴を可哀想に思ったお爺さんは、罠から解放してあげました。
激しい雪が降り続けるその日の夜、それは美しい娘がお爺さんとお婆さんの家にやって来ました。
親が亡くなり、会った事も無い親戚の家に向かっている途中に道に迷ってしまったので、一晩だけ泊めて欲しいと娘は言いました。
夫婦は快く家に入れ、泊めてくれました。
【承】鶴の恩返し のあらすじ②
次の日も、また次の日も雪はなかなか止まず、むしろいっそう強くなるばかりです。
娘は家を出ることが出来ず、夫婦の家に留まっていました。
その間娘は、家のあらゆる家事と夫婦の身の回りのお世話をしてあげ、夫婦をそれはそれは喜ばせました。
なかなか止む気配の無い雪を見かねて、娘は夫婦に言います。
「名前しか知らない、会ったことすらない親戚の家に行くのならば、いっそあなた方の娘にしてはいただけないでしょうか?」夫婦はとても喜びました。
【転】鶴の恩返し のあらすじ③
その後も夫婦を本当の親のように思いながら、孝行をし続けていきました。
ある日娘から、布を織りたいので糸を買って来て欲しいとお願いされたので、お爺さんは糸を買ってきました。
娘は、布を織っている最中は私の部屋を絶対に覗かないで下さい、と夫婦に強く言い聞かせました。
それから三日三晩ろくに食事もせず、不眠不休で自分の部屋に引きこもり布を織り続けました。
やっと織り終わり、娘はお爺さんにこれを売ってまた糸を買ってきて下さい、と言いました。
【結】鶴の恩返し のあらすじ④
布はたちまち町中で評判になり、お爺さんの想像していたよりもはるか高く売れました。
お爺さんか新しく買ってきた糸を使い、娘はまた三日三晩の不眠不休で部屋にひきこもり織り続けました。
お爺さんは、1回目よりもいっそう見事な出来栄えの布を売りに、町に出かけました。
しかし、3回目の布を織る時初めは辛抱して約束を守っていたお婆さんが好奇心には勝てず、娘の部屋を覗いてしまいました。
なんとそこには一羽の鶴がいました。
娘は隠していても仕方がありません、私はあの時助けて頂いた鶴です、と夫婦に言い手を広げ飛んでいってしまいました。
鶴の恩返し を読んだ読書感想
鶴の恩返しは、誰もが知っていると言っても過言ではない童話の中の一つです。
このひとつのお話でも読む本によっては、多少内容が異なることがあります。
鶴は自分の身を削ってでも、良くして頂いた夫婦の為に布を織るという優しい心の持ち主です。
前までは、このお婆さんは何故娘の言うことが聞けなかったのか、と嫌な気持ちになっていましたが、今回改めて読んでみると鶴と知っていたお婆さんは大事な娘の身を想い、わざと覗いたのではないかと深読みしてしまいました。
このように、小さい頃に読んでいた本を大人になってから読むということは、新たな発見を見つけることが出来るのかもしれません。
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