映画「ゴーストブック おばけずかん」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|山崎貴

映画「ゴーストブック おばけずかん」

監督:山崎貴 2022年7月に東宝から配給

ゴーストブック おばけずかんの主要登場人物

坂本一樹(城桧吏)
太一、サニーと仲良しの小学生の少年。3人で不思議な世界に迷い込む。湊のことが好き。

工藤太一(柴崎楓雅)
少し反抗的で口が悪いが、勇気があり友達想いの少年。一樹、サニーといつも一緒。

飯田サニー宗佑(サニーマックレンドン)
一樹、太一の友達。近所のお年寄りにかわいがられている。

橘湊(吉村文香)
一樹たちの友達。芯が強くしっかりした性格。現実世界での自分の状況を理解していない。  

葉山瑤子(新垣結衣)
産休に入った先生の代わりに、臨時教員として一樹たちのクラスの担任になった若い先生。子供たちからは「とりま先生」といじられている。

ゴーストブック おばけずかん の簡単なあらすじ

シリーズ累計130万部を突破する大人気童話が、「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの山崎貴監督によって実写化されました。

ごく普通の今時小学生、一樹、太一、サニーの3人は、謎の図鑑を手に入れたことで不思議な世界へと迷い込んでしまいます。

一緒に入り込んだ瑤子先生とともに、3人はある“叶えたい願い”のためにおばけに立ち向かっていくことに。

物語の鍵を握る書店の店主役を神木隆之介さんが務めていて、さらにラスボス・ジズリ役に田中泯さんなど、個性豊かな声優陣にも注目です。

ゴーストブック おばけずかん の起承転結

【起】ゴーストブック おばけずかん のあらすじ①

怪しい本屋

同級生の一樹、太一、サニーの3人は、放課後自転車である祠へと向かいました。

近所のお年寄りからサニーが得た情報によると、それは「願いが叶う祠」とのことで、3人は手を合わせ真剣に願い事をします。

その願いは祠に置かれていたひょうたんに吸い込まれていき、ひょうたんを持った白い布のようなものが、ある本屋へと入っていきました。

そこには店主である銀髪の男が、光る玉のようなものを手に何かぶつぶつとつぶやいています。

白い布のようなものが3つの玉(願い)を店主に差し出すと、店主は「素晴らしい」と喜び、願いをかなえるための試練を与えると言いました。

その夜、一樹たち3人の枕元に布をかぶった小さなおばけが現れ、「願いを叶えたいか?」と問います。

そして「願いを叶えたければ、祠にある本屋でおばけずかんを手に入れろ」と言って消えました。

翌日、3人そろって同じ夢を見たことに一樹たちは驚きます。

クラスには産休の担任に変わって、葉山瑤子先生が臨時教員としてやってきました。

挨拶をする瑤子先生でしたが、「とりま先生!」と声をかけられ顔を引きつらせます。

瑤子先生は東京で派遣切りにあっていたのでした。

放課後、一樹たちは例の祠へと自転車で向かいました。

するとそこには見慣れない古本屋があり、3人は恐る恐る中へと入ります。

店主の男は居眠りをしているようです。

3人を見かけた瑤子先生も後を追って本屋に入りました。

一樹たちは店にあった“おばけずかん”を手にし、そのまま外に出てしまいます。

それに気づいた店主は、「ルールを教えなかったなぁ」とぼやきました。

瑤子先生と別れた3人は、町の様子がおかしいことに気づきました。

人気がなく、家が上下にひっくりかえっていたり、看板の文字が読めなくなっていたりと明らかに変です。

そこに一樹を呼ぶ声が聞こえ、振りむくと3人の幼馴染の橘湊が立っていました。

3人はその姿を見て驚いてしまいます。

【承】ゴーストブック おばけずかん のあらすじ②

おばけをつかまえろ!

戸惑う3人を見て、湊は「どうしたの、そんなびっくりした顔して」と笑いました。

4人は町を歩きだします。

どうやら本屋から出ておかしな世界に来てしまったようです。

スマホも通じません。

4人はなんとか瑤子先生の家を突き止めて合流します。

家の中は上下逆にひっくり返り、ぐるぐると動いていました。

外ではおばけたちが行列になって通り過ぎていきます。

翌日、おばけずかんを見ると白紙だったページに図鑑坊というおばけが載っていました。

一樹たちの枕元に現れたあのおばけです。

「図鑑のすぐそばにいます」と書かれている通り、近くに図鑑坊がいました。

白い布をはぐと猫のようなかわいらしいおばけが姿を現します。

みんなに「かわいー」といじられた図鑑坊は不機嫌になりますが、一樹たちはおばけずかんに書かれている通りに図鑑を図鑑坊に押し当てて、捕まえることに成功しました。

図鑑坊のページが済になります。

そして表紙の3本線が2本に、数字が7から6に変わり、線が残り時間、数字がおばけの数だと気づきました。

次に山彦というおばけが白紙に浮かび上がります。

捕まえた図鑑坊に聞くと「捕まえたおばけは一度だけ願いを叶えてくれる」といい、全てのおばけを捕まえないと願いは叶わず元の世界にも戻れないとわかりました。

「汚い言葉を使うとやってくる」という山彦を呼び出すため、みんなは野原に向かい山に向かって汚い言葉を叫びます。

そこに猛スピードで山彦が現れました。

ぶつかったらひとたまりもありません。

太一がうまく誘導し、広げた図鑑に突っ込ませることに成功。

山彦は図鑑に収まりました。

そして次に浮かび上がったのは一反木綿です。

現れた一反木綿はサニーに巻き付いて空へ上がっていき、サニーは苦しそうにもがきます。

「汚くしていれば大丈夫」とあるので、瑤子先生と湊はペンキが入ったウォーターガンで一反木綿を狙い、力をなくした一反木綿は大人しく図鑑に入っていきました。

【転】ゴーストブック おばけずかん のあらすじ③

団結して立ち向かう

残りのおばけはあと4体、タイムリミットはあと1日。

夜、不安がる子供たちを励まそうと瑤子先生はおそろいのチームTシャツを作りました。

しかし子供たちは苦笑いです。

次に捕まえるおばけは百目です。

体中にある目を飛ばして攻撃してくるようですが、「でも大丈夫。

100人やられたあとに行けば大丈夫」と書かれており、一樹たちは作戦を考えました。

そして食べていたカレーからヒントを得て、玉ねぎの汁が入った風船をぶつけることにしました。

図鑑坊から聞き出した場所に現れた百目に玉ねぎ風船をぶつけていきます。

なかなかうまく当てれずに苦戦しますが、湊の機転でなんとか捕まえることに成功しました。

次のターゲットは旅する雲梯です。

校庭にあった雲梯にぶら下がった太一が空へ上がっていきます。

手が雲梯にくっついて離れず、皆で飛びつきますが雲梯は止まりません。

行き着く先はあの世だと焦る一樹たちでしたが、一反木綿に乗ったサニーが飛んできました。

願いを叶えてもらうために捕まえた一反木綿を呼び出したのです。

雲梯を図鑑に捕獲し、サニーのおかげで無事みんな危機を乗り越えました。

「勝手に一反木綿を使ってごめんね」というサニーに、みんな感謝の言葉をかけます。

残すおばけはあと2体。

次は見合わせおばけが鏡から現れました。

姿は完全に一樹です。

図鑑には「やらなきゃならないことをちゃんとしてれば大丈夫」とあります。

一樹とおばけの一樹は互いに自分が本物だと言い張るので、皆混乱してきました。

「俺には本物がわかる」と太一が言いますが、図鑑を押し当てても捕まえられず、その間におばけ一樹が分裂しだしてしまいます。

ちょっと幼稚なおばけ一樹たちは「湊が好きー!」と無邪気に騒ぎ出すので、そこで湊が図鑑に入るように優しく言うと、なんともあっさりと捕獲することができてしまいました。

【結】ゴーストブック おばけずかん のあらすじ④

一つの願いのために

ラスボスは時と空間を歪めて支配するという神獣ジズリ。

対処法は書かれていません。

一樹は自分たちの願いを叶えるために現れたのだと確信します。

一樹たちの願いは同じものでした。

しかし湊には話すことができず、怒った湊は出て行ってしまいます。

一樹たちの願いは「湊を助けてください」で、瑤子先生に全てを打ち明けます。

実は湊は現実世界では意識不明で病院に入院しているのです。

湊の誕生日、一樹たちはサプライズをするため湊を待ち伏せしますが、その3人の目の前で湊は工事現場の足場の下敷きになってしまったのでした。

なんとかジズリで時間を戻し、湊を助けたいのです。

それを聞いていた湊は「私のために…みんなバカ」と言いました。

湊の体の色が薄くなってきて、皆はあまり時間がないと考えます。

あのチームTシャツに身を包み、やって来たのは小学校。

5人は雲梯に捕まって侵入し、山彦と百目も立ち向かいます。

ジズリは巨大でものすごいパワーを持っており、一樹たちは歯が立ちません。

湊の色もみるみる薄くなっていきます。

そして一樹たちはジズリの時空に吸い込まれ、おばけずかんを手に入れる前の世界に戻されました。

しかし依然として湊は危ない状況なままです。

4人はもう一度時空に飛び込み、ジズリに立ち向かう決意をしました。

そして見合わせおばけの一樹を利用し、なんとかジズリを図鑑に捕獲することに成功します。

そして願いを叶えてもらうためジズリを呼び出してこう伝えました。

「湊がケガをする前に連れて行って。」

こうして事故が起こる前に湊を守ることができ、3人の願いは叶えられました。

皆の記憶は消え、いつもの日常が戻ってきます。

翌日、学校では瑤子先生が子供たちに紹介され、元気に挨拶をします。

「さぁ次の願いを探しに行こう」本屋の店主が持つおばけずかんのジズリのページには「最後まで諦めなければ大丈夫」の文字が。

店主と図鑑坊はまた新たな町へと旅立っていきました。

ゴーストブック おばけずかん を観た感想

子供たちが団結して友達のために困難な問題に立ち向かっていくという、よくあるテーマの作品ではありますが、山崎貴監督らしいユニークでおかしな世界観が楽しい物語です。

おばけずかんにはトリセツもなく、子供たちは知恵を絞っておばけと対峙することになります。

もちろん一人では難しいこともあり、仲間と協力して立ち向かうのですが、奮闘する子供たちの姿にとても応援したくなりました。

おばけといっても怖いものではなく、でもいい感じに迫力があるキャラクターは子供たちの心も掴みそうですし、大人も一緒に楽しめること間違いなしです。

コメント