映画「魔女の宅急便」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|宮崎駿

魔女の宅急便

監督:宮崎駿 1989年7月に東映洋画から配給

魔女の宅急便の主要登場人物

〈名前〉キキ(高山みなみ)〈説明〉魔女の女の子。修行のために故郷を旅立つ〈名前〉ジジ(佐久間レイ)〈説明〉キキといつも一緒の黒猫〈名前〉トンボ(山口勝平)〈説明〉コリコの街に住む空に憧れる少年〈名前〉おソノ(戸田恵子)〈説明〉グーチョキパン店の奥さん

魔女の宅急便 の簡単なあらすじ

魔女の女の子のキキは、一人前の魔女になるため生まれ育った町を黒猫のジジと旅立ちます。

コリコの街に着いたキキは、パン屋を営むおソノという女性と出会います。

キキはパン屋を手伝いながら、宅急便の仕事を始めます。

仕事に慣れてきたキキでしたが、ある日、魔法が使えなくなります。

キキは宅急便の仕事を休業し、ウルスラや老婦人たちと触れ合い、心を癒します。

老婦人の家にいたキキは、テレビでトンボが暴走した飛行船に取り残されたことを知ります。

空を飛べなかったキキでしたが、トンボを助けるためにデッキブラシで空を飛び、必死で飛行船のもとへ向かいます。

キキは飛行船から落ちたトンボを空中でキャッチすることに成功しました。

魔女の宅急便 の起承転結

【起】魔女の宅急便 のあらすじ①

一人前の魔女になるため故郷を旅立つ

魔女のキキは、一人前の魔女になる修行のため、生まれ育った町を黒猫のジジとともに旅立ちます。

近所の友達など大勢の人に見守られながら、キキは箒で空を飛び、夜の町を飛び立って行きました。

南へ向かうキキは途中、魔女の女の子と出会います。

女の子はキキよりも早く魔女の修行で旅立ち、町で特技の占いをして修行をしていると話します。

女の子と別れたキキは、自分の特技は何かと考えます。

その時、突然雷が鳴り、大雨が降り出します。

キキはたまらず線路に停車していた貨物列車に乗り込み、雨宿りをします。

列車の中には藁が敷き詰められており、キキは藁をベッドの代わりにして就寝しました。

キキたちが就寝した後、貨物列車は発車し、どこかへと走り出しました。

朝、キキは自分の足を何かに舐められていることに気づきます。

キキが寝ていた藁は、列車の中にいた牛たちの餌でした。

キキは牛たちに謝り、列車から飛び立ちます。

列車から出たキキは、目の前に海と、海に浮かぶ街を目にします。

キキは海の見える街に住みたかったので、その街に向かうことに決めました。

【承】魔女の宅急便 のあらすじ②

コリコの街で宅急便をはじめるキキ

コリコの街に向かったキキは、街に降りようとしましたが、不注意でバスや車と衝突しそうになります。

何とか街に降りたキキは、通行人に自己紹介をし、この街に住みたいということを伝えますが、通行人の反応は薄く、すぐにキキから離れていきました。

すると警察官がキキに駆け寄り、箒の危険運転を咎めます。

親に連絡をしようとする警察官に、キキが困ってしまいますが、トンボという男の子が機転をきかせキキを助けます。

魔女に興味津々のトンボは、キキにたくさんのことを質問しますが、キキは怒り出し箒で飛び立ちます。

うまくいかない状況にキキは落ち込み、ジジが別の街へいこうと提案します。

その後、キキはパン屋を営むおソノと出会い、空き部屋を貸してもらうことになりました。

キキは、他にも自分を気に入ってくれる人がいるかもしれない、と街に住むことにしました。

キキは、自分の空を飛べるという特技を活かして、街で宅急便を開くことにしました。

【転】魔女の宅急便 のあらすじ③

魔法が使えなくなり、宅急便をお休み

宅急便を始めて最初のお客さんは、甥の誕生日に猫のぬいぐるみを届けてほしいという依頼でした。

配達の途中、カラスに襲われたことでお届け物を落としてしまいます。

キキはジジを身代わりにして届け、本物のぬいぐるみを探しに行きます。

そこで、ウルスラという絵描きの女の子と友達になります。

カラスにつつかれ破れたプレゼントをウルスラに修理してもらい、キキは本物のぬいぐるみを届けることに成功しました。

その後も、老婦人の依頼で出来立てのパイを老婦人の孫に届けるなど、依頼を順調にこなすキキでした。

しかし、ある日魔法が使えなくなってしまいます。

ジジの言葉がわからなくなり、箒で空を飛ぶことも出来なくなります。

落ち込んだキキは宅急便を休業します。

その後、ウルスラの家に遊びに行き悩みを相談したり、老婦人の家でキキのためのケーキを焼いてもらったりしながら、落ち込んだ心を癒していきます。

老婦人の家にいたキキは、テレビでトンボが暴走し空高く飛び立った飛行船に取り残されてしまい、今にも落下しそうな様子を目にしました。

キキはトンボを助けに向かうため、老婦人の家を飛び出しました。

【結】魔女の宅急便 のあらすじ④

トンボが飛行船に取り残されてしまう

飛行船のもとへ走って向かうキキでしたが、息があがってしまい、途中で立ち止まってしまいます。

そこへキキを心配したおじいさんが話しかけます。

キキはおじいさんが持っているデッキブラシに目をやり、それを貸してほしいと頼みます。

すぐさまデッキブラシにまたがったキキは、デッキブラシに力をこめます。

すると、キキの周囲に風が吹きます。

「飛べ」と一言告げると、キキは空へと飛び立ちました。

もう一度空を飛べたキキでしたが、いつもの箒ではないせいか、デッキブラシは言うことを聞きません。

ふらふらと蛇行したり、突然飛ぶのをやめてしまい、キキを困らせます。

トンボのもとへ駆けつけたキキは、トンボの手を取ろうと片腕を伸ばします。

トンボも手を伸ばしますが、デッキブラシが言うことをきかず、あと少しのところで助けられません。

ついにトンボの手の力が抜け、飛行船から落下してしまいます。

その時、とっさに空中でキキがトンボの腕をキャッチし、救出することに成功しました

魔女の宅急便 を観た感想

魔女の宅急便は、私が子供のことから観ていた大好きな映画の一つで、とても心があたたまる映画です。

一人前になるため、たった一人生まれた町を飛び出し、始めたうまくいかなかった仕事にも真剣に取り組むキキの姿は、元気が湧いてきます。

自分も箒で空を飛べたらなと、誰もが一度は箒に跨った経験があるのではないでしょうか。

一生懸命仕事に取り組むキキを観ていると、自分も頑張って仕事をしようと思えてきます。

何度も見ている映画ですが、全く飽きが来ません。

子供の頃と、大人になってから観る映画では、観る視点も違ったものになり、観るたびにまた新しい発見があり何度も楽しめます。

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