童話「かもとりごんべえ」のあらすじと結末を全編解説

童話「かもとりごんべえ」

【ネタバレ有り】かもとりごんべえ のあらすじを起承転結で紹介

イワンのおばけたいじの主要登場人物

ごんべえ
楽をして働きたい鴨取りの男

小坊主
五重塔からごんべえを助けようとする優しい小坊主

粟畑のお百姓
ごんべえに粟畑の仕事を与える優しいお百姓

傘屋の亭主
ごんべえに傘屋の仕事を与える優しい亭主

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かもとりごんべえ の簡単なあらすじ

むかしあるところに、楽をして働きたいなまけものの鴨取りの男がおりました。一気に鴨を捕まえようと100個の罠をしかけるのですが、鴨に飛び立たれてごんべえは粟畑に飛ばされ粟畑をめちゃくちゃにしてしまいます。次に傘屋に飛ばされて傘屋もめちゃくちゃにしてしまいます。最後はお寺の五重塔のてっぺんに飛ばされ、小坊主たちに助けられるのですが、小坊主たちの頭がガツンとぶつかり火が出て五重塔は燃えてしまうのでした。

かもとりごんべえ の起承転結

【起】かもとりごんべえ のあらすじ①

鴨に飛ばされてしまうごんべえ

楽をして働きたいなまけものの鴨取りごんべえは、1羽ずつ鴨をつかまえていては面倒だと思い、100個の罠をしかけ一気に鴨を捕まえようとしました。

眠っていた鴨たちに縄をしかけて、たくさんの鴨を取ることに成功しました。

朝になって目を覚ました鴨たちはいっせいに空へ飛び立ちました。

縄をにぎっていたごんべえも鴨と一緒に飛ばされてしまいましたが、落ちないよう縄に必死につかまっていました。

しかし力尽きたごんべえは、粟畑へとまっさかさまに落ちてしまいました。

【承】かもとりごんべえ のあらすじ②

粟畑で働くごんべえ

鴨に飛ばされて粟畑に落ちてしまったごんべえは、粟畑をめちゃくちゃにしてしまいました。

怒った粟畑のお百姓はごんべえの話を聞いて、それなら粟畑の仕事をするようにしばらくの仕事を与えてくれました。

楽をして働きたいなまけもののごんべえは、ある日大きくなった穂の刈り入れをしようとしたところ、大きな穂は抜けるどころか茎がバネのように勢いよくはねてごんべえを遠くまで飛ばしてしまいました。

飛ばされた先は傘屋の売り物の傘の上でした。

【転】かもとりごんべえ のあらすじ③

傘屋で働くごんべえ

大きな穂の茎に勢いよく飛ばされて傘屋に落ちてしまったごんべえは、傘屋の売り物の傘をめちゃくちゃにしてしまいました。

怒った傘屋の亭主はごんべえの話を聞いて、しばらく傘屋の仕事を与えてくれました。

楽をして働きたいなまけもののごんべえは、たくさんの傘を庭に干していた時に、突然ものすごい勢いの強風が吹きました。

そしてごんべえは傘と一緒に遠くまで飛ばされてしまいました。

飛ばされた先は、なんとお寺の五重塔のてっぺんでした。

【結】かもとりごんべえ のあらすじ④

燃える五重塔

突然の強風で遠くまで飛ばされてしまったごんべえは、今度はお寺の五重塔のてっぺんに着地しました。

ごんべえは大きな声で助けを呼びました。

するとお寺の小坊主たちがかけつけて、すぐに降りるようにごんべえに言いました。

ごんべえは怖くて降りることができませんでした。

小坊主たちが大きなふろしきを広げて、ここに飛び降りるようにと叫びました。

大きなふろしきの上に飛び降りたごんべえですが、受け止めた拍子に小坊主たちの頭がガツンとぶつかり、そこから火花が飛び散りました。

あっという間に火は五重塔に燃え移り、なんと五重塔は焼け落ちてしまいました。

かもとりごんべえ を読んだ読書感想

まず話の展開が次へ次へと移り変わって、行く先々で面倒事を起こしてしまうごんべえの笑い話は面白かったです。

なまけもので楽をしたいという気持ちから面倒事を起こして、周りの人々に多大なる迷惑をかけてもごんべえを助けてくれた粟屋のお百姓、傘屋の亭主、小坊主たちに感謝です。

欲張ったり、楽をしてお金を稼ぎたいという気持ちから「周りの人に迷惑をかけてしまうこともある」という教訓になりました。

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