監督:庵野秀明 2021年3月に東宝、東映、カラーから配給
シン・エヴァンゲリオンの主要登場人物
碇シンジ
主人公の14歳の少年。エヴァ初号機、十三号機担当パイロット。気弱で不安定な性格。
式波アスカ・ラングレー
14歳の少女。エヴァ弐号機、三号機担当パイロット。気が強い。
綾波レイ
14歳の少女。エヴァ零号機担当パイロット。クローン。
真希波マリ・イラストリアス
14歳の少女。エヴァ五号機、八号機担当パイロット。
渚カヲル
14歳の少年。エヴァMark6、十三号機担当パイロット。使徒。
シン・エヴァンゲリオン の簡単なあらすじ
新劇場版エヴァンゲリオン第四作品目。
アスカに連れられレイ、シンジはニアサードインパクトを生き延びた人々の村 第三村で生活することになります。
しかし主人公碇シンジは前作『Q』で自身が第二作目『破』で起こしたニアサードインパクトが人々を不幸にし、さらに過ちを起こしフォースインパクトを起こしかけたことで精神を病んでしまい、何もできなくなってしまいます。
しかし第三村で旧友トウジ、ケンスケと過ごすうちに立ち直り自身のしたことに落とし前をつけることを決意します。
シン・エヴァンゲリオン の起承転結
【起】シン・エヴァンゲリオン のあらすじ①
浄化された赤い大地を3人は歩いていきます。
途中シンジが体力の限界か動けなくなり、旧友相田ケンスケの迎えにより第三村に迎えられます。
そこでシンジはケンスケと同じく旧友のトウジと再会し、レイとシンジはトウジの家で世話になることに。
しかし、何もできず話さない、食事もとらない様子のシンジにトウジの嫁 ヒカリの父が激怒。
その様子をみてケンスケはシンジを自身の自宅で引き取ることになります。
そうしてレイはトウジ達や村の農家の人達と仕事をして過ごし、シンジはケンスケ、アスカと過ごしてきます。
シンジの様子は変わらず、それを優しく見守り、旧友たちは接するが、アスカは限界を超え激怒します。
アスカに激怒されたシンジは家出をしてしまいます。
家出をし一人で過ごし続けますが、そんなシンジにレイは毎日会いに行くようになります。
最初は振り向きもしなかったシンジでしたが、その優しさによってシンジはもう一度頑張って生きることを決意します。
【承】シン・エヴァンゲリオン のあらすじ②
葛城ミサトを率いるヴィレはシンジの父親 碇ゲンドウ率いる人類補完計画を企むネルフ殲滅のためにフォースインパクトのトリガーであるエヴァ第13号機のある場所へと向かいます。
途中、ゲンドウに味方する冬月副指令の軍艦により邪魔をされるが辛うじてたどり着きます。
所有するエヴァ 弐号機(アスカ)と8号機(マリ)を投下させ、2人は再起動前の13号機を目指すことに。
大量のエヴァシリーズに阻まれ、難航するがどうにか13号機にたどり着いたアスカ。
強制停止信号プラグを13号機のコアに打ち込もうとするが、弐号機自身のATフィールドにより阻まれてしまいます。
その一方でヴィレの軍艦 ヴンダーはゲンドウの罠にハマってしまいます。
ATフィールドにより強制停止信号プラグを13号機に打ち込めず難航するアスカ。
最終手段として自身の体に封印していた使徒の力を開放し、人を捨て使徒化することで弐号機は覚醒。
自身のATフィールドで弐号機のATフィールドを中和し、ATフィールドの壁をなくしプラグを差し込もうとします。
しかし、寸前のところで13号機が再起動してしまいます。
覚醒していた弐号機を13号機は首を締め殺します。
計画を失敗してしまったアスカでしたが、突如目の前に自信のオリジナルが現れます。
本来首にしているDSSチョーカーが発動し死亡するはずが、オリジナルに(物理的には13号機に)連れ去さられて(物理的には13号機にエントリープラグを抜き取られて)しまいます。
【転】シン・エヴァンゲリオン のあらすじ③
罠にかかり身動きができないヴィレはさらに浸食型のエヴァにより、コントロールをネルフに奪われアナザーインパクトに利用されてしまいます。
さらにゲンドウがヴンダーに侵入し、ヴンダーに内蔵していた初号機も連れ去られ、ゲンドウはマイナス宇宙空間へと消えてしまいます。
マイナス宇宙空間はヴンダーには行けけません。
しかし、シンジが駆けつけミサトの背負っているものを半分引き受け、父親を止めに行くことに。
ヴィレのスタッフ、サクラ、ミドリは反対しますが説得しシンジは父親と戦うことになります。
マリの8号機にシンジは乗り込み、2人でマイナス宇宙空間に向かいます。
マイナス宇宙空間にたどり着いたシンジはマリと別れ初号機に乗り込むことに。
シンジは初号機にのり、ゲンドウ(13号機)と戦います。
戦いの末、シンジは暴力では無意味であることに気づき、ゲンドウと話合うことになります。
話合いの末に父親をようやく理解したシンジ。
そこにヴィレが作り出した槍が届き、ゲンドウの計画は失敗に終わりました。
ゲンドウは計画の失敗を受け入れ、シンジと和解し消えていきました。
しかし、シンジによってゲンドウは救われたのでした。
次にシンジはカヲルを助けることに。
二人は話し、カヲルはシンジを助けることで、カヲル自身が救われ幸せになりたかったことに気づきます。
また、シンジはカヲルに何度も会っていたことを思い出します。
話しの中でカヲルはシンジの幸せを誤解していたことに気づき、自身の役目の終わりを理解して去って行きます。
次にシンジはアスカに会います。
アスカの姿はエヴァの呪縛が解け、大人の姿と変わっていました。
シンジはアスカに好きだったと伝え、2人は別れ、奪われていたアスカの13号機は射出されていきました。
最後にシンジはレイと話します。
シンジはレイに自分の居場所を見つけていいと伝えます。
そしてエヴァのない世界を選ぶことを伝え、レイとも別れます。
【結】シン・エヴァンゲリオン のあらすじ④
シンジはすべてのエヴァを消すためにヴィレの槍を自身(初号機)に刺そうとします。
しかし、そこで初号機、シンジの中にいた母 碇ユイがシンジを逃がして代わりに自身とともに初号機槍を刺しエヴァを消し去ります。
ずっと姿を見せなかったユイが最後に息子を庇い、母親の役目を果たしたのでした。
シーンは移り変わって浜辺にシンジは一人で座っていました。
段々と色が失われ、原画になっていきシンジが消えそうになっているところで8号機とともにマリが迎えにきます。
そして最後のマリのエヴァ(他の残りのエヴァも融合している)も消滅し、エヴァのない世界へとなりました。
またここでシーンは変わり、現代の駅に大人になったシンジは座っていました。
手で後ろから目隠しをされ、だーれだという質問に答えれば大人の姿となったマリがいました。
向こうのホームにはアスカ、カヲル、レイがいました。
二人は手をつないで、2人で階段を駆け上がって外へを出で行きました。
シン・エヴァンゲリオン を観た感想
この作品はアニメ版とは全く違ったエヴァを描いた物語でした。
私はこの新劇場版シリーズからエヴァンゲリオンを見るようになりましたが、全4部作でこの作品が一番好きです。
この映画はアニメ版では見ることのできなかった大人になった主人公シンジ、トウジ、ケンスケ、アスカ達を見ることができます。
アニメ版では少年少女で始まり少年少女で始まったエヴァンゲリオンでしたが、少年少女が成長し大人になり前に進んでいく、綺麗な終わり方ですっきりすると共にようやくエヴァから解放されたキャラクター達を見てうれしく思いました。
特に好きな場面は私はアスカファンなので、アスカが使徒と化すシーンです。
使徒化したアスカは今までにないかっこよさを持っていました。
また、映画ラストの方で登場した大人になったアスカの姿もとても貴重で、特別なアスカを見れたのはうれしかったです。
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