【ネタバレ有り】三枚のお札 のあらすじを起承転結で紹介
ごんぎつねの主要登場人物
(小僧)
主人公。山寺で奉公している。
(和尚)
小僧が奉公している山寺の和尚。小僧におつかいを頼む。
(やまんば)
山に住む妖怪。人間を食べてしまう。
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三枚のお札 の簡単なあらすじ
ある日小僧さんはやまんばがいる山へ栗拾いに行きます。栗ひろいに夢中になってる間に夜になってしまいやまんばに捕まってしまいますが、和尚さんがくれた三枚のお札を使って難を逃れます。
三枚のお札 の起承転結
【起】三枚のお札 のあらすじ①
むかしむかしのある日、山寺で修業する小僧さんに和尚さんが山で栗をひろってくるよういいます。
山には恐ろしいやまんばがいるので小僧さんが怖がっていると、和尚さんは「困ったときはこのお札が助けてくれるだろう」と三枚のお札を小僧に渡します。
案の定、小僧さんは山で栗ひろいに夢中になってしまい、気が付いた時にはあたりはもう暗くなっていました。
山を下りることが出来なくなった小僧さんはしかたなくあたりに一晩過ごせる所はないかと家を探します。
【承】三枚のお札 のあらすじ②
どこか休める家はないかと小僧さんがあたりをみわたすと、ちょうど明かりのついた家を見つけます。
「これはちょうどよかった」小僧さんはやまんばに見るかる前でよかったと、家の門をたたくと中から優しそうなおばあさんが出てきました。
「栗をひろっていたらすっかり日が暮れてしまいました。
一晩泊めてください。」
小僧さんがそういうとおばあさんは暖かくむかえいれてくれ、美味しいご飯も食べさせてくれました。
お腹いっぱいになった小僧さんはその晩ぐっすり眠りました。
【転】三枚のお札 のあらすじ③
真夜中に小僧さんが物音で目を覚ますと優しかったおばあさんではなく、やまんばが包丁を研いでいました。
小僧さんは食べれてはいけないと逃げようとしますが、捕まってしまいます。
そこでおしっこに行きたいといって便所に行き、お札にやまんばに呼ばれたら返事をするようにいい逃げます。
けれども待ちきれなくなったやまんばに便所を覗かればれてしまいます。
怒ったやまんばに追いつかれそうになった小僧さんは今度は「川になれ!」とお札にいうとたちまち川は大川なりますが、やまんばに飲み干されてしまいます。
また追いつかれそうになった小僧さんはお札に「山になれ!」といいますが、それもやまんばはあっという間に乗り越えてしまいます。
【結】三枚のお札 のあらすじ④
お札のおかげで小僧さんはどうにか寺に戻り、和尚さんに事情を説明すると和尚さんは「そこに隠れていなさい」と大きな壺の中に小僧さんを隠します。
ようやく追いついたやまんばに和尚さんは囲炉裏で餅を焼きながら術比べをしようと提案します。
まずやまんばに「山になれるか」と聞き、やまんばが山ほどに大きくなると次は「豆のように小さくなれるか」といってやまんばが豆粒のように小さくなったところを箸でつまんで焼いた餅に挟んで食べてしまいました。
もう小僧さんはやまんばに追いかけられることも食べられることはありませんでした。
三枚のお札 を読んだ読書感想
子どもの時に大好きだった昔話です。
やまんばが出てくる場面は怖くて、こんな恐ろしいやまんばに和尚さんがくれた紙のお札がどう役に立つのだろうとハラハラしましたが、小僧さんの代わりに返事をしたり、川になったり、山になったりと小僧さんの機転に驚いたのを覚えています。
どんなに絶体絶命のピンチだと思っても機転さえあれば乗り切れるんだと、このお話を通して子どもながらに学んだ昔話だと思います。
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