本多孝好の小説をネタバレ&あらすじ解説

本多孝好

1971年に東京に生まれる。慶應義塾大学法学部卒業

元々読書は好きで、小学生の頃は江戸川乱歩、中学生の頃は赤川次郎、高校生の頃は半村良、大学時代は村上春樹村上龍に夢中だった[1]

弁護士を志して法学部に在籍していたが、大学4年生の時、同じ学部の金城一紀に卒業文集に入れる小説の執筆を依頼されたことがきっかけとなり、作家を志すようになった。その後、金城の助言で習作を続け、共に切磋琢磨した。本格的に作家を目指すか、弁護士になるか心が揺れていた時(1994年)に「眠りの海」で第16回小説推理新人賞を受賞し、作家になる決心をした[2]

受賞から約5年の歳月を経て、デビュー作を含む短編集『MISSING』が発売され、このミステリーがすごい! 2000年版でトップ10に入り脚光を浴び、約10社から執筆依頼が舞い込んだという[2]。デビュー以降、物語をつくるという根底に、死への恐怖心とそれに対する覚悟の作り方があり[3]、「生と死」を主題とした作品が中心となっていた。しかし、新しいことに挑戦しようと思い立ち、新たに走る場所を探し始め[4]、時代や社会に焦点をあてて書いた『正義のミカタ I’m a loser』を執筆。また、『MOMENT』執筆から7年後、登場人物の7年後を描いた姉妹作『WILL』を執筆。自分(現実世界)と同じ時間を過ごしてほしいとの想いから、7年後の物語として書き上がることとなった[3]。『ストレイヤーズ・クロニクル』では娯楽性を重視し[4]田島昭宇の挿絵を取り入れた作品となっている。

2008年11月、『FINE DAYS』に収録された「イエスタデイズ」が自身の作としては初めて映画化された。2014年から2015年にかけて、『真夜中の五分前』、『ストレイヤーズ・クロニクル』、『at Home』が相次いで映画化。2018年7月期のドラマ『dele』(テレビ朝日)では、原案と脚本を担当[5]

Wikipediaより引用