【ネタバレ有り】ボックス のあらすじを起承転結でネタバレ解説!
著者:百田尚樹 2008年6月に太田出版、講談社から出版
ボックスの主要登場人物
鏑矢義平(かぶらやよしへい)
本作の主人公。天才的なボクシングセンスを持ちながら、練習嫌いで喧嘩好き。鏑矢でも勝てない相手が現れボクシングの学生チャンピオンを目指す。
木尊優紀(きたるゆうき)
主人公と幼馴染で、いじめられっこ。ある日電車で不良に絡まれる学校の教師を発見する、遠巻きに見ていると、やってきた鏑矢が助けた。そんな鏑矢の勧めでボクシング部に入部することになった。
稲村和明(いなむらかずあき)
稲村は超高校級のボクサーで主人公鏑矢のライバルである。鏑矢は高校で稲村に出会うまで無敵のボクサーだったが高校トーナメントで稲村と当たり人生初の黒星を味わう。そして、鏑矢は亡くなった智子が残した練習ノートを持ち歩き日々練習に取り組むのである。だがそれだけでは稲村の相手にならず、鏑矢は学校の部活が終わった後プロのボクシングジムにいきプロ相手に毎日スパーリングを行うの。
ボックス の簡単なあらすじ
鏑矢義平(主人公)は天才学生ボクサーで、生涯負けた事がなかった。練習嫌いで喧嘩に明け暮れる日々が続いていた。その時、学校トーナメントで当たった怪物ボクサー稲村に生涯初の黒星をくらい、本気でボクサーを目指す事になった。
ボックス の起承転結
【起】ボックス のあらすじ①
鏑矢義平とライバル稲村はお互いの強さを分かりあって負けないぞ!と言うか心を持っていました。
ただ練習しては勝てないと思った鏑矢は学校の部活が終わったあと、プロボクサーのいるジムへ出稽古を行なっておりました。
その練習は学校の部活をはるかに凌駕しており、まず壮絶な走り込みで最強のスタミナをつけ、次にウエイトトレーニングをします。
学生では勝たないパワーをつけるためです。
そして最後に10ラウンドプロボクサーとスパーリング。
これは本当に壮絶で5ラウンド目辺りから鏑矢はスタミナがなくなってくるが、プロボクサーの容赦ないラッシュを続き血を吐いても戦いました。
それだけやらないと怪物級モンスター稲村にかてないのです。
【承】ボックス のあらすじ②
鏑矢とユウキは幼馴染でユウキが小学4年の時に転向して、高校生の時に同じ学校に入学しました。
ユウキは気が弱く力も弱かったので、不良達のパシリにされていました。
ある日不良に電車で絡まれボコボコにされてるときに鏑矢に助けられました。
その時鏑矢は不良をボコボコにしてそれをみてユウキはボクサーになることを決意しました。
元々ユウキには才能がなかったのですがボクサーとして一番大事な感情と努力の心を持ってる人でした。
ボクサーになるため毎日凄まじ練習を乗り越えとうとう一年後には鏑矢を追い抜いてしまいました。
ですが天才鏑矢も抜かれまいと練習を始め抜いたり抜かれたりするお互い良い意味で刺激しあうライバル的な存在だ。
【転】ボックス のあらすじ③
鏑矢は稲村と出会い、学生の部活じゃ勝てないと思い知らせました。
そこで考えたのはプロボクサージムのいるジムに出稽古にいき練習するという決断でした。
その練習が壮絶なものでした。
まず走り込み、ウエイトトレーニング、シャドウこれを休憩なしでこなすものでした。
そして最後に10ラウンド鬼のスパーリングだ。
最初はプロボクサー相手に負けない戦いをするのですが5ラウンド目以降鏑矢のスタミナは徐々に落ちていき、容赦のないラッシュを浴びせ続けられるのです。
鏑矢はリングに崩れ落ち血を吐きのですが、それでも立って相手に向かう練習を、毎日休みなしで大会の日までおこないました。
そうでもしないと怪物稲村にかてることができなかったんです。
【結】ボックス のあらすじ④
プロボクサーのいるジムと学生の部活を組み合わせ毎日練習をしていた鏑矢はメキメキと強くなります。
その速度は誰の目にも一目瞭然でした。
なんといっても体のサイズが変わり学生の体つきからプロボクサーの体次になっていきました。
そして学生トーナメントが始まります。
1回戦、2回戦と秒殺ノックアウトでした。
当然といえば当然でしょう。
そして決勝やはり稲村が出てきました。
鏑矢の覚悟は決まっていました。
しかし稲村は怪物でした、試合が始まり鏑矢は押さまけそうになりましたが鬼の10ラウンドスパーリングの成果と必殺技が炸裂しました。
稲村はフラフラしていてそこでチャンスとみて鏑矢がもうラッシュをして怪物稲村を倒すのでした。
ボックス を読んだ読書感想
まずこの小説を読んで思った点が二点ある。
まず一点目の男の決意について説明しよう。
鏑矢は天才ボクサーで稲村と言う怪物ボクサーに出会い一度は負け、そこで折れずに誰も出来ないような凄まじい練習に耐えて耐えて怪物稲村を倒したことだ。
並の男にはできることじゃない選ばれた男の強さと精神力を感じた。
次に二点目のライバルの存在を説明する。
鏑矢は凄まじい強さだが、一度は負け限界を見ている。
しかし、怪物稲村と言うライバルに出会い、負けまいと練習をして実際稲村を倒して見せた。
これを現実に置き換える考えるとライバルと言う存在はどうゆう物なのか?を考えてみると自分を大きくさせてるれる未来の宝石のようなものだと感じたのだ。
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