「青の炎」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|貴志祐介

「青の炎」

【ネタバレ有り】青の炎 のあらすじを起承転結でネタバレ解説!

著者:貴志祐介 平成14年10月25日に角川書店から出版

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青の炎の主要登場人物

櫛森秀一(くしもりしゅういち)
主人公 湘南の高校に通う17歳

櫛森友子(くしもりともこ)
秀一の母 曾根に金品を巻き上げられている

櫛森遙香(くしもりはるか)
秀一の妹

曾根隆一(そねりゅういち)
友子の昔の夫 秀一の家に居候して横暴な振る舞いを行う

石岡卓也(いしおかたくや)
秀一の昔の友達 荒れた生活を送っており、曾根を殺した秀一を脅す

青の炎 の簡単なあらすじ

主人公秀一の家には、曾根という厄介者が住み着いており、曾根は母友子から金品をせびるクズでした。曾根に対する憎悪を募らせた秀一は曾根を殺すことを決断し、警察に捕まらないための殺人計画を練り上げて実行していく過程を描いたストーリーです。秀一はとても家族想いの少年で、彼が道を踏み外す悲壮感が伝わってくる話です。

青の炎 の起承転結

【起】青の炎 のあらすじ①

闇の中へ

主人公秀一はロードレーサーを愛する少年で、学校にもロードレーサーで通っていました。

学校では友達にも恵まれ、家族とも温厚な関係を築き、彼の人生は平穏でした..ある一点を除いては..秀一の悩みの種は家に居候している曾根という男の存在でした。

曾根は母友子の元夫で、秀一の家に居座り粗暴な振る舞いを行い、家族を悩ませていました。

自分たちを苦しめる曾根に対する憎悪が秀一の中でこみあがってきて、秀一は曾根を殺したいと考えるようになります。

曾根との諍いが耐えずに、秀一は心身を消耗していきましたが、殺人はいけないという理性が秀一を押しとどめていました..しかし、ある日曾根が母友子に対して性的暴行を行っていることを知ってしまった秀一は曾根に対する憎悪で心のタガが外れてしまい、家族を守るために曾根を殺すことを決意しました。

自分が捕まっては家族に多大な迷惑がかかる..そう思った秀一は警察に捕まらないために綿密な殺人計画を練り上げていくのでした。

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【承】青の炎 のあらすじ②

ブリッツ

曾根を殺すことを決意した秀一が考えた殺人の手段は、曾根の心臓に電流を流すことでした。

医療用の鍼を用いて曾根の心臓に電流を流して殺害する計画を秀一は「ブリッツ」と名付けました。

曾根のお酒に睡眠薬を盛って意識を奪うように仕向け、秀一は学校の美術の時間にロードレーサーを用いて、学校を抜け出して家へと戻りました。

昏睡する曾根の心臓に鍼を差し、電流を流すことで曾根を殺害しました。

警察の司法解剖の結果曾根は病死という診断が下され、秀一は警察を欺くことに成功し、家族を守り抜いたことに心の中で勝利の雄叫びを上げるのでした。

..しかし、秀一の犯行に気づいた者がいたのです。

秀一の昔の友達の石岡拓也が、秀一の犯行に気づき、秀一を脅し金品をせしめようとしたのです。

曾根の殺人がうまくいったことで調子に乗ってしまった秀一は、石岡拓也を殺すことに決めました。

秀一の堕ちてゆく様子を描き、話は佳境へと差し掛かります。

【転】青の炎 のあらすじ③

スティンガー

拓也をも殺害することを決意した秀一は、拓也を殺す算段を練り始めます。

秀一はコンビニでアルバイトをしており、拓也にコンビニ強盗をけしかけます。

秀一がアルバイトをしている時に、拓也が強盗として入ってきてナイフで秀一を脅して、コンビニの現金を明け渡すというモノでした。

秀一はコンビニに人がいない時間帯を拓也に教えて拓也と共にコンビニ強盗の計画を練り上げます。

仲間を装い拓也を巧みに騙す裏で、秀一は拓也をナイフで殺してしまう計画を練っており、この計画を「スティンガー」名付けました。

そして、強盗決行の日に秀一は強盗として入ってきた拓也をナイフで刺し殺してしまいました。

短期間の間で秀一の身の回りで2人も人が死んだことで警察も秀一を疑いはじめ、秀一は精神のバランスを崩してゆき荒れてゆきます。

人を2人も殺した重みが秀一の心にズシリと圧し掛かり、物語は破滅に向かって最終局面へと突き進みます

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【結】青の炎 のあらすじ④

海を渡る風

秀一の犯行が警察に突きとめられてしまい、秀一は遂に追い詰められます。

拓也を殺した犯行だけでなく曾根を殺した事まで警察に突きとめられてしまいました。

そして妹だと思っていた遙香が実は曾根と友子の間にできた子だったのだという事実が発覚します。

このまま自分が捕まったら、母と妹は身の破滅だ..メディアにいいようにプライバシーを暴かれ、世間に良いように弄ばれる..そう思った秀一は家族を守るために自分の人生を終わらせる決断を下しました。

自分が死ねば被疑者死亡として、秀一が逮捕されることはなくなり、追及の手は母や妹に及ばない..そう思った秀一はお気に入りのロードレーサーに跨り、海沿いの道路を突き進んでゆきました。

これから死ぬと言うのに秀一の心には不思議と恐怖は沸きあがりませんでした。

これでやっと解放される..愛する家族のため..そしてこれが自分にとっても最も楽な道なのだと..自分勝手な陶酔に身を任せた秀一は大型トラックの前に身を投げて自分の人生を終わらせたのでした。

青の炎 を読んだ読書感想

この本を読んだ時私は高校生で、主人公の秀一と歳が近く、自分と秀一を重ねてみていました。

読んでいて秀一という男の子はとても賢く頭が良いと思いましたが、歳相応の身勝手さと拙さが伝わってきました。

殺人というモノは究極の手段です。

秀一の敗因は問題を解決するために殺人という手段を多用してしまったことだと思います。

曾根を殺した時点で満足していればよいモノを、拓也を殺すという決断を下したところに秀一の浅はかさを感じました。

短期間のうちに殺人を繰り返せば、確実に警察にマークされるに決まっています。

賢い自分を過信してしまった秀一の未熟さが一番の敗因だと思いました。

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