坊っちゃん(夏目漱石)の1分でわかるあらすじ&結末までのネタバレと感想

坊ちゃん

【ネタバレ有り】坊っちゃん のあらすじを起承転結でネタバレ解説!

著者:夏目漱石 1991年2月に春陽堂から出版

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坊っちゃんの主要登場人物

坊っちゃん(ぼっちゃん)
無鉄砲な性格で、煽られたらひくことができない性格。短気な性格であるため、家族との折り合いが悪い。

清(きよ)
坊っちゃんの家で働いている下女だが、坊っちゃんのことは好きでかわいがっている。

山嵐(やまあらし)
数学の教師。身体が大きく正義感が強いまっすぐな男。坊っちゃんからの信頼も得ている。

赤シャツ(あかしゃつ)
教頭。いつも赤いシャツを着ている嫌なやつ。やり口はいつもとても卑怯である。

野だいこ(のだいこ)
赤シャツの腰巾着のような男。

うらなり(うらなり)
内気で気が弱い性格であるため、婚約者であったマドンナを赤シャツに奪われた。

マドンナ(まどんな)
うらなりの婚約者だったが、今は赤シャツと交際している。

狸(たぬき)
坊っちゃんの学校の校長。

坊っちゃん の簡単なあらすじ

子供の頃から周囲と折り合いをつけることが苦手な不器用だった東京の青年が、愛媛の教師となり奮闘する物語。理不尽なことを許さないもともとの性質は教師になっても抑えることはできず、己を信じて、正義のために戦うが、破れてしまう。

坊っちゃん の起承転結

【起】坊っちゃん のあらすじ①

清と坊っちゃん

坊ちゃんは子供のころから無鉄砲で、気性が荒かったので、親や兄からは嫌われていました。

そんな中、いつも坊ちゃんの味方をしてくれたのは下女として働いていたおばあさんの清だけでした。

清は坊ちゃんの性格をまっすぐでいい性格だと事あるごとに褒めてくれました。

坊っちゃんにとっても清は心のよりどころであり、唯一の理解者でした。

そうこうしていると坊ちゃんの両親が立て続けに亡くなったので、家を売り払いました。

清ともお別れです。

坊っちゃんは、愛媛の中学校に数学教師として就職することになりました。

そこにはさまざまな個性的な教師がいて、坊っちゃんはその教師たちに、赤シャツ、山嵐、野だいこ、うらなりなどとあだ名をつけ、それを清への手紙に書いて送ったりしました。

【承】坊っちゃん のあらすじ②

教師となった坊っちゃん

坊っちゃんはこうして中学校の教師となりましたが生徒達と良い関係を築けません。

坊ちゃんは街の中で天ぷらそばを4杯食べているところを生徒に見られて「天麩羅先生」とあだ名をつけられたり、宿直として学校に泊まっているときに、生徒に宿直室に大量のイナゴを入れられるといういたずらをされたりしました。

さらに、このようないたずらをした生徒を問いただしても、生徒たちは自分がいたずらをしたことは認めないので、坊ちゃんは腹を立てていました。

ある日、赤シャツと野だいこに誘われて坊ちゃんは釣りに行きます。

二人は坊ちゃんのことを少しバカにしていました。

天麩羅先生やイナゴのことをネタにして陰でこそこそと笑ってました。

坊ちゃんは赤シャツと野だいこのことが嫌いになりました。

【転】坊っちゃん のあらすじ③

赤シャツへの不信感

ある日、坊っちゃんは山嵐から宿をすぐに出ていくようにに言われます。

坊ちゃんが乱暴で宿主が困っているからだと言われるのですが、坊ちゃんには身に覚えがないので山嵐に不信感を持ちます。

坊ちゃんは、新しい下宿先をうらなりに紹介してもらいました。

そこで坊ちゃんはうらなりは婚約者であったマドンナを赤シャツに奪われたことを知ります。

しかも教頭である赤シャツは、それだけに飽きたらず、目障りなうらなりを転勤させようとしていました。

それを知った山嵐が校長である狸に抗議したので、赤シャツは山嵐のことも敵視するようになったという事実を知ります。

坊っちゃんも下宿を追い出された件について、赤シャツにはめられたのではないかという思考に至ります。

その後、山嵐は、坊ちゃんが下宿で乱暴をしたという話は下宿の宿主の作り話だった事を知り、うらなりの送別会で、坊ちゃんに対して謝りました。

こうして二人は仲直りしました。

【結】坊っちゃん のあらすじ④

赤シャツへの逆襲

その後、中学生と師範学校生がケンカをするという事件が起きました。

坊ちゃんと山嵐は仲裁に入りましたがケンカを止めることができませんでした。

その責任問題を理由に赤シャツは邪魔だと思っていた山嵐のことも学校から追い出そうとしました。

坊っちゃんは、事あるごとに他人を陥れる赤シャツの横暴ぶりに堪忍袋の緒が切れ、赤シャツをこらしめる計画を山嵐とともに立てることにしました。

坊ちゃんは赤シャツと野だいこが芸者遊びをしているところを取っ捕まえようと山嵐と一緒に待ち伏せをします。

そしてついに朝帰りをする二人ををこらしめてやりました。

坊っちゃんはその勢いでそのまま学校を辞めました。

東京に戻った坊ちゃんは街鉄の技手となりました。

そして、清を呼び戻して、清が肺炎で亡くなるまでずっと一緒に暮らしました。

坊っちゃん を読んだ読書感想

古い文学作品で、しかも教師が主人公であるにも関わらず、とてもポップで楽しく読みやすい本です。

坊ちゃんは非常に破天荒で無鉄砲すが、卑怯な人間は絶対に許さないという正義感が強い性格です。

後先考えず行動する坊っちゃんの生き方は清々しくてかっこよくて、こんな風に生きられたらいいなとうらやましくなります。

そんな坊ちゃんの心の支えとなっていたのは下女であった清だと思います。

坊っちゃんの長所を理解し、坊っちゃんを心から信じていた清の愛があったからこそ、坊っちゃんの心が歪むことはなかったのだと思います。

また、坊ちゃんと山嵐の友情も素敵でした。

赤シャツには勝てませんでしたが、不器用な生き方しかできない坊っちゃんに山嵐のような共に戦える友達ができたことがとてもうれしかったです。

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