「君と漕ぐ ながとろ高校カヌー部」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|武田綾乃

「君と漕ぐ ながとろ高校カヌー部」

【ネタバレ有り】君と漕ぐ ながとろ高校カヌー部 のあらすじを起承転結でネタバレ解説!

著者:武田綾乃 2019年2月に(株)新潮社から出版

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君と漕ぐ ながとろ高校カヌー部の主要登場人物

鶴見希衣(つるみきえ)
2年生。小学校の時からのカヌー経験者、ずっと天神千帆とペアを組んでいて、千帆を目標としている。常に上を目指している。長身

湧別恵梨香(ゆうべつえりか)
1年生。小学校6年生から中学校卒業まで不登校、喫茶店のマスターにカヌーを教えてもらっている。長身

天神千帆(てんじんちほ)
2年生。農園部と掛け持ちしている。カヌーは鶴見希衣と一緒に小学校からの経験者。実力は希衣より上。小柄

黒部舞奈(くろべまいな)
1年生。明るく天真爛漫で父と共に祖父母の家に引っ越してきたばかり。カヌー初心者。恵梨香の唯一の友達であり、良き理解者。

君と漕ぐ ながとろ高校カヌー部 の簡単なあらすじ

カヌーを趣味のようにしている湧別恵梨香は競技に出たこともタイムを計った事もないが、実力は高校生の最高レベルの女の子です。そんな恵梨香が黒部舞名と一緒にながとろ高校のカヌー部に入ります。ながとろ高校のカヌー部は4人となり、恵梨香は鶴見希衣とペアを組むことになりました。そしてコーチのいなかったカヌー部に恵梨香を指導してきた芦田を迎え、部員4人で大会に臨むのでした。

君と漕ぐ ながとろ高校カヌー部 の起承転結

【起】君と漕ぐ ながとろ高校カヌー部 のあらすじ①

出会い

両親の離婚で父方に付いてきた黒部舞奈は父の実家である秩父の田舎町に引っ越してきました。

そこで一番初めに会った友達が同級生で同じながとろ高校に入学する湧別恵梨香です。

それは偶然で恵梨香が荒川でカヌーを漕いでいたところに舞奈が声をかけたのでした。

その日の内に友達になり、自転車で一緒に高校へ通うことになりました。

舞奈は恵梨香が楽しそうにカヌーを漕いでいるのを見た時から高校ではカヌー部に入ることに決めていました。

入学し2人でカヌー部の見学にプールに行きました。

そこにいたのが部長の鶴見希衣と副部長の天神千帆でした。

2人は2年生で部員は彼女たちだけでした。

早速カヌーに乗せてもらいますが、舞奈は乗ってはすぐ転覆の繰り返しです。

それを横目に恵梨香はスイスイと漕いでいました。

次の日から、希衣と恵梨香は川での練習が始まりましたが、舞奈と千帆はプールでの練習です。

千帆は付きっ切りで舞奈に教えますがなかなか安定して乗ることができません。

舞奈はあまりのできなさと、自分の練習ができない千帆を思い、本当に入部していいのか悩み始めます。

そんな時、恵梨香は舞奈を誘って川でレジャー用のカヌーに乗せました。

今まで見たことのない水面からの景色に感動した舞奈はカヌー部に正式に入部することを決めたのです。

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【承】君と漕ぐ ながとろ高校カヌー部 のあらすじ②

4人だけのながとろ高校カヌー部

鶴見希衣と天神千帆は小学校の時からクラブチームでカヌーをしていて、様々な大会に出場している実力者です。

そして2人はずっとペアを組んでいました。

しかし、そのクラブチームは無くなってしまい、2人はながとろ高校に入学してカヌー部を創部したのです。

顧問はカヌーに関して全くの素人であり、運動とはほど遠い感じの新米先生である檜原がなっていましたが、昨年度の埼玉県大会のシングルは鶴見希衣が7位で、天神千帆は2位、そしてペアでは2人で組んで2位というすばらしい結果でした。

しかし、インターハイに出場できるのは1位だけです。

そんな2人ですから、カヌーの上手な関東地区の選手はほとんど知っていますが、湧別恵梨香のことは全く知りませんでした。

彼女は今まで大会に出たことはなく、一緒に練習している鶴見希衣がベストタイムを聞いても、競争したこともないしタイムなんて計ったこともないと答えるのでした。

そこで希衣は2人で競争をしてみることにしたのです。

すると、絵梨香はとんでもなく速く、インターハイで優勝できるのではないかと希衣が思った程でした。

【転】君と漕ぐ ながとろ高校カヌー部 のあらすじ③

今までの道とこれからの道

そんなある日、戸田市の漕艇場で関東の強豪校が集まる合同練習が行われました。

そこには、希衣や千帆と同じ学年の利根蘭子も参加しています。

利根は中学生時代から飛躍的にタイムを伸ばし、高校生ながら今や日本を代表する選手でした。

初心者以外はみんな顔見知りの人たちばかりの中、恵梨香のことは誰も知らずカヌーを漕ぐまでは初心者扱いでした。

ところが、恵梨香が出したタイムはインターハイで上位に入賞できるタイムでした。

しかし、人見知りの恵梨香は色々な人から話しかけられても舞奈にしか馴染むことはできませんでした。

そこにめったに他校の生徒に声をかけない蘭子が恵梨香に声をかけてきました。

蘭子も恵梨香の存在に驚いていました。

その帰り道、希衣は千帆に対して、実力あるのにどうして本気にならないのか千帆が本気を出せば蘭子にだって負けないのにと不満を漏らしました。

そして恵梨香と千帆がペアを組むべきだと力説したのです。

しかし、希衣先輩は小柄な千帆先輩に合わせて漕いでいる、私にはそんな器用なことはできないから、ペアを組むなら希衣先輩の方が良いと恵梨香は言います。

そんな恵梨香の考えに千帆は賛成し、希衣が追っている理想の私にはなれない、希衣の夢は私には重すぎると言うのでした。

今は一番になることが千帆のカヌーをやる目的では無いのに対して、希衣は上を目指すことがカヌーをやる目的となっていたのです。

カヌーに対する考え方が違ってきていたのです。

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【結】君と漕ぐ ながとろ高校カヌー部 のあらすじ④

ながとろ高校カヌー部の躍進

千帆と希衣は互いに理解し合い、恵梨香と希衣がペアを組むことになりました。

しかし、練習が始まってもペアがなかなか上手くいかず、転覆の繰り返しです。

恵梨香は今までの自分について3人に話しました。

恵梨香は小学校6年生で不登校になって、喫茶せせらぎのマスターである芦田に誘われてカヌーを始めたのでした。

それから中学校3年生までほとんど学校へは行かず、毎日芦田の指導でカヌーに乗っていたのです。

そこで希衣は芦田にカヌー部のコーチしてもらうことを思いつき、喫茶せせらぎにお願いに行くことにしたのです。

すると芦田は元オリンピックにも出場したことのあるカヌーの選手だったのです。

芦田は恵梨香の第1の理解者で恵梨香が本気にカヌーをやりたいという気持ちを知り、コーチを引き受けることにしました。

コーチになった芦田の指摘は的確でした。

希衣は背の低い千帆を目標にして真似てきたので自分に合ったフォームでないことを見抜き、矯正していきました。

そして4人の実力はどんどん上がっていきました。

そして埼玉大会前日、会場で練習をしているペアの2人に違和感があり転覆することもありました。

その夜希衣は恵梨香に直接会って話すことにしました。

2人は川辺で初めて本音で話をし、初めて互いの気持ちを分かりあえた一時でした。

本番のシングルでは恵梨香は優勝、3位が千帆、4位が希衣と言う結果でした。

ペアでは最後2艇が競い合いましたが、2人がシンクロした希衣と恵梨香が最後で抜き返し優勝しました。

優勝それはインターハイへの出場権を得たと言うことです。

君と漕ぐ ながとろ高校カヌー部 を読んだ読書感想

恵梨香は人見知りで友達ともほとんど関わったことのない女の子でした。

不登校中に恵梨香の支えになったのは、カヌーを教えてくれた芦田、そして高校に進学して支えになったのが心根の優しい舞奈です。

カヌー部で恵梨香が活躍できるのもいつも側に舞奈が居てくれたからでしょう。

一人一人違う個性や考え方を持った4人が徐々に分かり合い、それぞれが個を尊重しながら成長していく姿に清々しさを感じます。

そして高校生の心の柔らかさに自分の高校生時代を重ね、そんな時代もあったなと思いにふける反面、心の柔らかさを失ってきている今の自分を戒めなくてはと思ってしまします。

読み進めるとどんどんながとろ高校カヌー部を応援したくなります。

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