映画「スター・トレック (1979)」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|ロバートワイズ

映画「スター・トレック (1979)」

監督:ロバートワイズ 1980年7月にCICから配給

スター・トレック (1979)の主要登場人物

ジェームズ・T・カーク(ウィリアム・シャトナー)
本映画の主人公で探査船エンタープライズの船長、人柄は判断力に優れるが無謀な行動をとることもある。

スポック(レナード・ニモイ)
惑星ヴァルカン出身のヴァルカン人で人間とヴァルカン人のハーフ地球の文明を学び、人間を学ぶためにエンタープライズに乗船、人柄は、感情が無いように見えるが冷静であるヴァルカン人特有の感情を押し殺すという信念により冷静である人物。

レナード・マッコイ(ディフォレスト・ケリー)
カーク船長の友人でドクター、探査船エンタープライズ号にてクルーの治療に当たる医療担当官、心配症でな人物。

モンゴメリー・スコット(ジェームズ・ドゥーアン)エンタープライズ号の機関士でエンタープライズの動力炉である核融合炉を扱う、人柄は、いつもは冷静で戦闘態勢に入ると人が変わったようになる。

スター・トレック (1979) の簡単なあらすじ

広大な宇宙を旅するようになった人類は、様々な異星人とコンタクトをとることで自分たちの文化圏に異星人を組み込んだり、地球連邦に加入し惑星の保護などを行っていました。

そんな地球連邦の存在を脅かすのがクリンゴンという異星人で、クリンゴンの艦隊が突如謎の物体から攻撃を受け壊滅したことで地球連邦はにクリンゴンの戦闘部隊艦隊を超える超生命体の存在を確認します。

スター・トレック (1979) の起承転結

【起】スター・トレック (1979) のあらすじ①

謎の生命体

地球連邦は、ありとあらゆる生命体とコンタクトを取り意思疎通が可能な生命体においては地球連邦の惑星保護活動に参加してもらうなど多くの生命体とコンタクトを取り、自分たちの勢力の場を広げていました。

しかし、そんな地球連邦にも強敵と言える存在がおり、クリンゴンという戦争や闘争を主体とした異星人に脅かされています。

クリンゴンは、戦闘力の高い独自の戦闘間を所有しており、ステルス迷彩など地球連邦では考えられない独自の技術を持っており、地球連邦を脅かしていたのです。

そんな、地球連邦の強敵であるクリンゴンの戦闘部隊艦が突如、未確認の生命体から攻撃を受けなすすべもなく一方的に壊滅したとの情報が地球連邦が所有する宇宙ステーションから情報が地球に向けられ発信されました。

そして謎の生命体は地球に向けて進んでいき、地球を破壊しつくす可能性を秘めつつ、どんどんと地球に向けて侵攻を開始します。

果たして謎の生命体の目的は何が望みなのでしょうか。

【承】スター・トレック (1979) のあらすじ②

道の生命体の操作に向かう

地球連邦は、未知の生命体が地球に向かっていることから、ある捜索隊を立ち上げ未知の生命体の目的について調査を開始しました。

調査は調査船エンタープライズ号を使用し、未知の生命体の調査に当たります。

調査に参加するのは、カークにカークの友人であるマッコイ、スポックにスコットなどがエンタープライズにて調査に参加します。

自体は一刻もの猶予もないことから、急ぎ、ワープ航行にて未知の生命体への接触を図ろうとカークは判断しますが、副長であるデッカーはカークの意向に従わず、ワープテストをしたのちにワープをすることを提言しました。

副長の判断は正しく、エンタープライズは改修作業がまだ不十分で性能が未知数な上、ワープについても安全性が確認できていないことから、ワープ中に事故が起きてしまいました。

副長の判断で事態は収拾されますが、カークの判断についてクルーは疑問を抱き始めるのです。

なぜなら、カークは、船長ではあるが、クルーの能力について信頼しすぎており、危険だという流れがほかのクルーに伝染したためです。

【転】スター・トレック (1979) のあらすじ③

未知の生命体との遭遇

やがて、カークたちを乗せたエンタープライズ号は、謎の生命体に遭遇を果たします。

その生命体は金属のようでエンタープライズの呼びかけに応じようとしません。

それどころか武装兵器を使用してエンタープライズ号を攻撃してきます。

しかし、スポックはヴァルカン人特有の鋭い洞察力で相手側がこちらの呼びかけに答える意思を持っていることを看破します。

どうやら、あまりにも古すぎる無線通信という手段であるため、こちらの技術の呼びかけに応じることができないのではないかとスポックは判断します。

そこでスポックは、あえて原始的なプログラムで通信手段を確立すると未知の金属生命体は攻撃をやめました。

クルー一同は金属生命体の技術が異様に進んでいる割になぜか原始的な方法でしかコンタクトが取れないことに疑問を持ちつつ、カーク船長はあえて生命体の調査をするため生命体内部に入ろうと決心をします。

なぜなら、生命体の中心部から、信号が発生しており、信号がなんであるかを収集する必要があると考えたカークは生命体内部に入ることをクルーに告げます。

 

【結】スター・トレック (1979) のあらすじ④

未知の生命体の正体は人工衛星

カークたちを乗せた探査船エンタープライズは、金属生命体内部に入り、衝撃を受けます。

それと同時にアンドロイドによる襲撃を受けアンドロイドを撃退しつつ、残ったアンドロイドを人質に取り、中心部に進むとカークたちを待っていた未知の生命体の正体に驚愕します。

なんと未知の生命体は銀河連邦が創設される旧時代に打ち上げられた人工衛星で、行方不明になった人工衛星でした。

人工衛星は地球とコンタクトをとるために地球に向かっていたのです。

しかし、地球は技術が進みすぎたが故もはや、行方知れずになった人工衛星について知りもしませんでした。

そこでカークたちは、人工衛星に対して、地球とコンタクトをとるという命令について主電源を落として命令を受け付けないようにしようとするのですが、人工衛星はそれを拒否します。

しかし、人質であったアンドロイドが人工衛星と融合するとカークたちはエンタープライズ号に戻り、命令を遂行する必要がなくなった、アンドロイドと人工衛星の融合生命体を送り出し地球連邦に未知の生命体による脅威は去ったことを告げ帰路につきます。

スター・トレック (1979) を観た感想

SF映画として名高いスタートレックは、戦闘シーンよりも物語性を重視した内容で、この内容は忘れ去られた人物がコンタクトを図り、まだ命令を実行していることについてを知らせている映画です。

なので、人間に置き換えるとこの作品のテーマが分かりやすく、人工衛星を人間に置き換えると、行方不明になった人物がまだ命令を実行していてコンタクトを取ろうとしている様子が描かれています。

これは、テーマ自体が忘れられた存在がいてそうした人物を忘れてはならないという点にあり、忘れられた存在でも、呪縛である命令の実行という名目から解放されると独自に進化していくことを示していて、1979年代のSFでありながら現代の社会にかなり似ていると思えました。

現在の社会も忘れられた人物は一つのことにとらわれすぎているとこのようなことになりますが、一つのことを放棄して自分で行動できるようになると独自に進化しますので、人間、いつまでも昔のことにこだわっていてはならないということです。

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