映画「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|ヘンリー・セリック

ナイトメアビフォアクリスマス 映画

監督:ヘンリー・セリック 1994年10月にブエナビスタから配給

ナイトメアー・ビフォア・クリスマスの主要登場人物

ジャック・スケリントン(クリス・サランドン)
ハロウィンタウンのカボチャの王。むなしい日々のなかでクリスマスに出会い、自分たちでクリスマスをやろうと思い立つ。

サリー(キャサリン・オハラ)
フィンケルスタイン博士に作り出された心優しい生き人形。ひそかにジャックに思いを寄せる。

フィンケルスタイン博士(ウィリアム・ヒッキー)
マッドサイエンティスト。自分が作ったサリーを家政婦のように扱う。

ウギー・ブギー(ケン・ペイジ)
ハロウィンタウンの嫌われ者。ばくちと拷問が好き。

サンタクロース(エド・アイヴォリー)
クリスマスタウンに住むサンタ。ブギーの子分たちに誘拐されてしまう。

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス の簡単なあらすじ

カボチャの王ジャックは、ハロウィンタウンの人気者です。

同じことの繰り返しの日々にむなしさを感じていたある日、クリスマスタウンに迷い込み感動します。

自分たちでクリスマスをやろうと準備を進め、サンタクロースを誘拐します。

ひそかにジャックに思いを寄せるサリーが嫌な予感がすると忠告しても、ジャックは聞く耳を持ちません。

クリスマス当日、ジャックはプレゼントを配りますが、おぞましいそれらに人間界はパニックになります。

ジャックは反省しブギーに捕らえられていたサンタクロースを解放し、無事人間界には平和なクリスマスが訪れました。

この事件でジャックはサリーが自分を思う気持ちに気付き、二人はキスを交わし結ばれます。

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス の起承転結

【起】ナイトメアー・ビフォア・クリスマス のあらすじ①

ジャックの苦悩

昔、とある場所にクリスマスやイースターなどの、祝日の国がありました。

そのなかのハロウィンタウンは、年に一度ハロウィンの行事を人間界に送り出す町でした。

奇妙な住民たちはみな、人を驚かせたり怖がらせることが得意です。

なかでもカボチャの王であるジャックは、さまざまなアイディアで人を怖がらせる天才で、町のみんなに慕われる人気者でした。

しかし、ジャックは同じことの繰り返しの日々にやるせなさを感じていて、見知らぬものとの出会いを待ち望みます。

ひそかにジャックに想いを寄せるサリーは、その気持ちを偶然知り、自分の自由を求める気持ちと重ね共感します。

サリーはフィンケルスタイン博士に作り出された生き人形で、時折博士を薬草で眠らせては逃げ出していたのです。

思い悩んだジャックはあてどなく森を歩き、クリスマスタウンにつながる扉を見つけます。

迷い込んだそこはきらびやかな電飾に彩られ、空からは雪が降り、知らないものに満ちあふれていました。

人々がみな楽しそうに笑い、幸せそうな明るい世界にジャックは心を奪われます。

【承】ナイトメアー・ビフォア・クリスマス のあらすじ②

クリスマスの計画

一方ハロウィンタウンではジャックが消え大騒ぎしていましたが、ジャックが無事戻り安心します。

ジャックは町会を開き、そこでクリスマスタウンから持ち帰ったプレゼントなどを紹介します。

そのとき、肝心なサンタクロースをサンディクローズ(鋭い爪を持った男)と誤解したままみんなに伝えてしまいます。

そして、自分が体験したクリスマスの感動が完璧には伝わらない歯がゆさを覚えます。

その後ジャックはクリスマスの書物を読み漁り、持ち帰った人形やツリーの飾りを研究します。

サリーは博士に幽閉されてしまいますが、部屋から飛び降りばらばらになった体をつなぎ合わせて脱出します。

ジャックは部屋にこもりクリスマスを研究を続け、肌で感じたクリスマスをつかめずに悩みますが、自分たちなりのクリスマスをやろうと思い立ちます。

ジャックはブギーの子分である悪ガキ三人組にサンディクローズの誘拐を命じます。

ブギーには内緒でと言いますが、子分三人組はサンディクローズを親分のブギーに差し出そうと考えます。

サリーはジャックに嫌な予感がすると忠告しますが、ジャックは聞く耳を持ちません。

【転】ナイトメアー・ビフォア・クリスマス のあらすじ③

あふれる悲鳴

ハロウィンタウンの住民は役割分担をし、クリスマスに向け町を挙げての準備が始まります。

ついに夢がかなうとジャックは心を躍らせます。

クリスマスタウンもクリスマスの準備に大忙しでしたが、子分三人組にサンタクロースが誘拐されてしまいます。

サンタクロースに、ジャックは今年のクリスマスは僕たちに任せてくださいと言います。

三人組はサンタクロースをもてなせと言われ、ブギーの元へ連れて行き、サンタはブギーに捕らわれてしまいます。

サリーはクリスマス当日霧のジュースを噴水に入れ、霧を立ち込めらせ妨害しようと試みます。

しかし、ゼロの鼻が光り道を照らせるとジャックは気付きます。

博士に作らせた骸骨のトナカイにそりを引かせ、意気揚々と人間界へ向かいます。

ジャックが配るプレゼントはおぞましい怪物ばかりで、警察への通報が相次ぎ、町には悲鳴があふれかえります。

その事件はニュースになり、軍隊まで動員され、ジャックは大砲に撃ち落されてしまいます。

ハロウィンタウンから人間界を見守っていたサリーは、ブギーの元へ向かいサンタクロースを助けに向かいます。

【結】ナイトメアー・ビフォア・クリスマス のあらすじ④

反省と決着

大砲に撃ち落とされたジャックは、自分の間違った行いを後悔します。

しかしそれだけにとどまらず、精一杯頑張ったことも認め、努力の方向性を見つめなおし見失っていた自分を取り戻します。

そしてすべてを元に戻すために、急いでハロウィンタウンへ戻ります。

ブギーの家にはサンタクロースとサリーが捕らわれていて、ジャックは間一髪のところで二人を助け出します。

ジャックはブギーと戦いになり、最後にはブギーのズタ袋のほつれた糸を引き、中身の虫たちを散らばらせ勝利します。

解放されたサンタクロースは大急ぎで本来のプレゼントを届け、人間界のクリスマスを成功させます。

サンタクロースはハロウィンタウンに雪を降らせ、住民は初めて見る雪に大喜びします。

無事クリスマスタウンにはサンタクロースが戻り、ハロウィンタウンにはジャックが戻ります。

ジャックは自分を思うサリーの気持ちに気付き、同時に自分のなかに芽生えていたサリーへの気持ちにも気付きました。

丘の上で二人は思いを確かめ合い、寄り添い合ってキスを交わし、結ばれるのでした。

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス を観た感想

原案がティムバートンのファンタジー映画です。

タキシード風の服を着たがいこつの主人公ジャックは、皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

独特の奇妙な世界観と個性豊かなキャラクターたちの物語には、引き込まれるものがありました。

特にミュージカルシーンでは、歌詞や曲調からキャラクターの心情が伝わり、ワクワクしました。

ジャックの行動力と、失敗しても頑張った自分を認めて成長できる姿には、見習いたいものがあります。

一見不気味なキャラクターたちに見えますが、生き生きとした人間らしい性格をしていて可愛らしいです。

ハロウィンやクリスマスの時期に観たくなる映画だと思いました。

コメント