【ネタバレ有り】転生したらスライムだった件3 のあらすじを全章ネタバレ解説!
著者:伏瀬 2014年12月31日にGCノベルズから出版
転生したらスライムだった件3の主要登場人物
リムル・テンペスト(りむる・てんぺすと)
主人公。この度、ジュラの森大同盟の盟主となりました。
ミリム・ナーヴァ(みりむ・なーヴぁ)
破壊の暴君の名を持つ魔王で好戦的です。幼く見えますがとても強いです。
フレイ(ふれい)
天空嬢王の名を持つ有翼の種族ハーピィ、魔王。
カリオン(かりおん)
獅子王と呼ばれる好戦的な魔王です。
クレイマン(くれいまん)
人形傀儡子と呼ばれる魔王。ゲルミュッドのことで4人を呼びました。
転生したらスライムだった件3 の簡単なあらすじ
ゲルミュッドによるオーク・ゲルドを魔王へ進化させることは一応成功したがリムルによってオークたちの罪を飲み込まれてから数日。とある城にてそのゲルミュッドに関する報告が開かれました。そこに出席するのは、この世界に複数存在するという魔王です。天空女王フレイ、獅子王カルオン、破壊の暴君ミリム・ナーヴァ、そして彼らを招致した人形傀儡子クレイマンです。
序章「魔王会議 」のあらすじ
人形傀儡子クレイマンはとある豪奢な会議室に数人の魔王を呼びました。
呼び出した理由は、手元にある4つの水晶玉に映っていや映像についてでした。
新たな魔王を作ろうと計画していたゲルミュッドが暴風龍ヴェルドラが消えたことで焦ってしまったのか暴走し見たことのない数人の魔人によって殺されたからです。
その映像にはゲルミュッドの死はわかりましたがオークが魔王になれたかどうかわからないことで、もし魔王になっていたならば親であるゲルミュッドが死んでいるということで暴走をしているかもしれませんが魔人たちによって殺されている可能性もあります。
魔人を魔王と認め自分たちの配下にするかどうかの話も出ましたがまずは調査をしなければなりません。
なぜなら、自分たち魔王に従わない可能性があるからです。
そして不用意にジュラの森にいけないのはヴェルドラが封印された頃、魔王たちによって不可侵条約が結ばれていたからでした。
ですがその条約を撤廃し、各々で調査を、ということで決まり、ミリムが一番最初に会議室を飛び出しました。
こうしてリムルのもとに新たな脅威が訪れることになったのです。
1章「国の名前 」のあらすじ
ドワーフの王は暗部からの魔物たちが町を建設しているという報告に思案をします。
そこにオークの軍勢がジュラの大森林に向かっていたこと、そこにオークロードがいたこと、そして魔人が複数いたというのです。
オークだけであればドワーフの軍勢で何とかできそうですが、オークロードが現れていることにどうするか悩んでいました。
もともとはドワーフ王国に来て追放としてしまったスライムに着けた監視n報告でこのようなことになるとは思っていませんでした。
しかも監視していたものが魔人に見つかってしまったのです。
さらに驚いた のが次に届いた報告ではオークとの戦争は終結したということです。
王は考えました、この上位魔人を従えるものがまさかあの時のスライムだったとは、そして王は決断します。
その村に行ってみることを。
一方リムルたちの町は順調に進んでいます。
上下水道完備にトイレもお風呂もあるというほかの種族からしたらかなりレベルの高い町が出来ている状態です。
衣食住もそろってきましたし種の生存のためのルールも決めました。
そして、2巻で登場したガビルが傘下に入りたいと言ってきて親衛隊長もついてきていました。
ガビルたちは町の警備に溶け込み食事を共にしていたのもあり、なじめているということで受け入れることにしました。
親衛隊長には別れの際名前を付けて頭領のもとに残ると言っていたのですが、ガビルの監視だそうです。
ガビル次第では追放を取り消すことも考えているとのそうです。
ガビルはネームドだったのですが与えた相手が死んでしまったせいかリムルがガビルを呼ぶとガビルは進化しました。
ドワーフ王ガゼルたちがやってきてリムルと同盟を結びたい、と言われます。
魔物を王と認め、魔物の国を認めるということになるのでそのことをガゼル王に伝えると自分たちに相互にメリットがある、とのことです。
リムルは二つ返事をします。
国の名前を問われ、まだジュラの大森林同盟だけだと、国だと思っていなかったリムルは急いでですが名前を付けました。
<魔国連邦(テンペスト)>と。
ここにジュラ・テンペスト連邦国が生まれドワーフ王ガゼル・ド悪後との同盟もできたのです。
2章「魔王来襲 」のあらすじ
同盟を結んだ翌日、帰ったはずのガゼルがやってきました。
護衛の目をかいくぐり、自分がリムルたちを追放したから自分が来たとのことです。
王は帰国したら兵を鍛えなおさねば、と言っておりカイジンが少しおびえていました。
そしてガゼルはべすたーを連れてきてここで働かせたい、といったのです。
カイジンがドワーフの技術が漏れてしまうと危惧していますがそれならすでにカイジンたちが出た時点で同じで暗部を送り込もうと悩んだほどだそうです。
それもあり、技術の相互も含めたのです。
リムルはガゼルが読心系のスキルを持っているとにらみます。
なぜならここにきてすぐ、リムルと少し戦った際、攻撃をまるで知っているかのように避けられたからです。
それについて聞こうとしたらさっとガゼルはべスターを置いて帰ってしまいました。
べスターに、許したわけではないがここで存分に働きなさい、とです。
リムルはべスターとガビルを組ませることにし、洞窟に連れて行くとべスターは子供の様にはしゃぎまるで秘密基地だ!と喜びここに部屋を作ることにし、ガビルと住むことにしました。
ガゼル王が来たりしている間、様々な来客が来ていました。
トレイニーの言うように多種多様な種族がやってきて、恭順や加護を求める魔物が増え、農耕を手伝ってもらったり、ベニマルが討伐に行ったりと本当に様々なことがありました。
新しくペットの配下が増えたり、三流魔人がけんかを吹っかけてきたのをゴブタがあっさりと倒したりといろいろありました。
そんな中、空から高濃度の魔力がやってきてリムルは急いで入り口に向かいました。
そこにはピンクプラチナの髪を持つ14、5歳くらいの少女が己が魔王の一人と言い、挨拶に来たといいました。
運悪くガビルが出てきてミリムの地雷を踏みつけ腹パン一発を受けますが死ぬぎりぎりですが彼女にとっては手加減して挨拶代わりのようなもの、このままミリムの期限が悪くなったら危険と判断したリムルはミリムにとある勝負をしかけそれに勝利します。
町を案内することになって様々な魔物からミリムのこと、リムルのことをささやかれますが二人は気にせず道案内。
リムルとしては飽きて帰ってくれることを願ったのですがミリムはここを気に入ってしまい、リムルを親友(マブダチ)といいテンペストに住むとまで言ってしまい、断れることもなくそれを承諾することに。
ですが、それによってほかの魔王に目を付けられないか、という心配はありますが……。
3章「集う者達 」のあらすじ
暴風龍ヴェルドラが消滅したことにより、ファルムス王国の二ドル・マイガム伯爵領は中央からの特別給付金が得られなくなってしまい困っていました。
そもそも、ヴェルドラの動きを監視するくらいで軍隊を持っていなかったのです。
ヴェルドラへの警戒をしてくるだけだったこの領では、西方聖協会のホーリーナイトへ依頼をしていたのですが特別金がなくなってしまったので彼らへの依頼ができないという決断となりました。
領へ戻ってすぐギルドマスターから面会の申し入れがあり異例性が高いことから許可したところ、オークロードが出現し、その軍勢約20万とのことです。
ギルドに依頼するのではなく、辺境調査団に依頼するこちにしたのですが、二ドル子爵の子飼いの魔法使いが辺境調査団の長を前に説明するも、内容は知らされておらず、ただジュラの大森林の深部を調査してこい、とのことだけなのです。
いくら子爵と交わした契約があったとしても情報を知っているはずなのに離さない魔法使いを殺してしまうか悩みますがおとなしく話し、そしてこちら側にくるということで仲間にしました。
リムルがオーガ達と戦っていたころ、ヒューズの依頼で動いていた三人の調査報告が行われていました。
シズさんのことは知らされなかったようですが、スライムが町を作り、本格的な町で魔物の全てが名前持ちという普通ではありえないこと、そしてシズが暴走しイフリートが現れそれを倒したのもスライムだというのにも驚きました。
ヒューズは他の者にも調査に行かせました。
そして得た情報はオークロードが出現したということです。
しかもそれをリムルというスライムが倒し、残ったオークが暴徒にならず腹を満たし各々が散っていったということにも驚きを隠せません。
ゴブリンライダーの活躍、ゴブタの強さに驚きながらヒューズやヨウムたちはゴブタとともに魔物の国<魔国連邦>(テンペスト)へと向かいました。
リムルと会った各々のうちヨウムは、スライムがしゃべるのはおかしい、偉そうにしていて、それを認めているのがおかしいというとシオンが我慢できずシバき倒してしまいました。
オークロードの件でリムルはスライムの自分が倒したとなるといささか分が悪いと思いヨウムに契約を持ち掛けてテンペストにしばらく滞在してもらい実力をつけてオークロードをタオシタ英雄になってもらおうと決めました。
ヒューズの方も、リムルたちが敵にならないかの見極めの為にしばらく滞在することになりました。
ミルムの名が出てヒューズは聞き覚えがあるそうですがまだ思い出さないでくれました。
4章「忍び寄る悪魔 」のあらすじ
魔人ミュウランは感情を押し殺し任務に向かっていました。
彼女は300年前までは人間の魔女だったのですが魔王になったばかりのクレイマンに永遠の命と若さを与えるので配下になって欲しいといわれ、自分が研究した成果を継がせる弟子も誰もいなかったので承諾したのです。
ですがそれは不平等な契約で彼女は魔人となりクレイマンに心臓に刻印を押され彼のマリオネットになったにです。
自由をなくしてしまったのです。
もしクレイマンを倒せたとしてもその瞬間止まった時間が動き出し彼女は老いて死んでしまいます。
クレイマンから情報取集の任務を任せられます。
ミュウランの魔法にハイオークがひっかかりそのあとを追うと魔王カリオンの部下がおり、更には魔王ミリムに見つかってしまいます。
ですがお互い手出し無用とのことで事なきを得たのです。
報告をクレイマンにしたら次はないと脅されたのですが、もともとクレイマンは監視対象であるミリムに見つかるなんて想定内のことでしたがそれをミュウランは知りません。
たとえ見つかって始末されてしまったとしてもクレイマンは彼女から得られるものは全て得た後なのです。
クレイマンの目的はフレイを篭絡させることなのです。
クレイマンは信頼してる仲間に魔王フレイの調査を依頼しその結果、カリュブディスが復活しそうで戦争になりそうだという情報を手に入れました。
その頃、魔王カリオンの部下フフォビオのもとにピエロが二人現れ、彼にカリュプディスが封印されている場所を見つけたと伝え、フォビオに魔王になって欲しいと言ってきたのです。
フォビオは簡単に乗ってしまい、慕っていた魔王カリオンの元を離れてしまいました。
カリュブディスの封印はもう少しで溶けてしまいそうになっていました。
そしてそれを従えるには、カリュブディスは精神生命体なのでその身に宿す、同一化をするしか手はないとのことです。
二人のピエロがフォビオを楽々と言いくるめ、中に一人向かわせました。
ピエロはクレイマンの仲間で、フォビオにカリュプディスを同一化させ魔王ミリムに戦いをけしかけることが目的なのです。
一方リムルの方は魔王ミリムがが自由にし、ヒューズものんびりしています。
ミリムはいいとしてフューズはここが無害か見極め報告することが仕事でそろそろ帰らなくてよいのではないか?とリムルは言いますがそのことはもう報告済みで、ここは保養地としてとても良い、ですが往復が厳しい、という声が出ました。
では道の舗装は我々がやるのでフューズには自分たちが危険ではないこと、関税に詳しい人の紹介をお願いし舗装を受け持つことにしました。
そうしていろいろ考えているととてつもな殺気が村を包みます。
リムルのそばにはミリム、シオン、ハクロウなどテンペストの主力戦力がそろいました。
この殺気は一体なんだ?とドライアドのトレイニーの妹のトライアが告げました。
災厄級魔物であるカリュプディスが復活してしまった、とのことです。
作戦会議をするとトライアが姉トレイニーと交信して情報をくれたのですが、カリュブディスの魔物召喚で呼び出されたメガロドンがレッサードラゴンの死骸に受肉してしまい、Aランクモンスターが13体と魔王級のモンスター1体となってしまったのです。
そして対策を考えている間、人間組にシズの最期を伝えることになりました。
彼女の願い、心を縛るものから解放するためにも、魔王レオンはリムルの獲物だ、と宣言しました。
5章「暴風大妖渦(カリュプデイズ) 」のあらすじ
そしてついに現れた体長20メートルを超える大きな鮫が禍々しい美しさを持ちながら、13体のメガロドンを引き連れてやってきました。
ベニマルが開戦一撃目で本気のヘルフレアを放ちますがメガロドンを1体倒しカリュプデイズに少し傷をつけただけでした。
大きい、大きすぎると皆が戦慄しますが、各々がメガロドンを倒すべき戦い始めました。
ゲルド達ハイオークも果敢に戦い森の中なら動きが制限されると考えたのですが戸惑うことなく、メガロドンは森へ入り軽々と木々をなぎ倒します。
なんとかメガロドンを倒しましたら次は大ボスカリュプデイズです。
攻撃を仕掛けても超回復で回復されてしまいます。
困っていると完全に同一化していなかったのかフォビオの声が聞こえます。
おのれ、ミリム、と。
その声を聴いたリムルはミリムにフォビオを殺さずにカリュプデイズを倒してほしいと頼みリムルたちがかなり苦労したのに一撃でリムルの願い通りに倒されてしまいます。
そこからがリムルの出番です。
自分の持つスキルを使いフォビオとカリュプデイズの同一化をとき、命を助けました。
そこで気づいたのですがまさかフォビオの主で獅子王のカリオンがいたのです。
そしてリムルにフォビオを助けた礼を言い、礼をしたいといわれリムルは不可侵協定を結びたい、と願いその願いはかなえられ後日使者を使わすことになりました。
終章「新たなる策謀 」のあらすじ
カリュプデイズを倒してから数日たちようやくテンペストは落ち着きました。
ドワルゴンとブルムンド王国とは友好関係を結べそうです。
ドワルゴンからは正式に招待されていますし、ブルムンドではフューズさんが国王や周りに言ってくれているそうです。
厄介な貴族も少ない王国で、何かあれば貴族の弱みを握っていると悪い顔をしながら意気揚々と帰っていきました。
獅子王カリオンの統治するユーラザニアともうまくいけば国交を結べるだろうとリムルは考えています。
そしてリムルはフォビオを助けたのには一つの思惑があったのです。
フォビオと同一化していたカリュプデイズの一部を乖離するときにスキルを会得できないか、そういう思惑からミリムに生かして、と願ったのです。
ミリムがせっかくいるのなら、とリムルはミリムにオーガ達が修行をつけてもらっていました。
ミリムの拳にはドラゴンナックルが嵌められています。
リムルがミルムとの約束どうり作って贈ったものです。
このナックルは攻撃力を上げるのではなく、攻撃力を10分の1くらいに制御するためのものです。
贈ってから毎日ミリムに稽古をつけてもらうようになったのが今の日課となっています。
ある日ミリムが仕事があるので一度戻る、と言いましたが帰るのはここ(テンペス)だといいます。
リムルとミリムでの会話で、ミリムには友達がいなくてリムルが唯一の友達だと言われ、リムルの中でミリムに対する考え方が少し変わりました。
一方その頃クレイマンの城ではクレイマンとフレイが密談していました。
カリュプデイズをミリムが倒すのも想定内でフォビオをけしかけたのもクレイマンではなく、謎のピエロたちです。
なのでピエロからクレイマンの情報は洩れることはないと信頼してのこと。
獅子王の怒りがクレイマンに向くことはなくピエロへ、というのがクレイマンの考えです。
そしてクレイマンとフレイが気になるのはミリムが戦う前まで一人で戦っていた謎の魔人(リムル)です。
これに関してクレイマンはミュウランを潜入させようと考えるのでした。
転生したらスライムだった件3 を読んだ読書感想
今回はヴェルドラ並みの魔物が封印を解かれてしまった、しかももともとは肉体を持っていないという厄介な魔物です。
それを軽々と倒してしまうミリムはさすがデストロイと言われるだけある魔王だな、と思いましたしそれまで一人で戦っていたリムルの力も半端なくすごいということで、リムルはスライムだといってももう誰にも信じてもらえなさそうだな、と感じました。
終章の内容も気になります。
フレイはミリムの味方だと思っていたのですが、ミリムを恨んでいたフォビオをけしかける作戦にフレイが知っていたということが気がかりです。
フレイは今後敵として戦うことになるのでしょうか?ミリムもクレイマンに言いくるめられてしまうのでしょうか?4巻が気になる終わり方です。
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