童話「アリとキリギリス」のあらすじと結末を全編解説

アリとキリギリス絵本

【ネタバレ有り】アリとキリギリス のあらすじを起承転結で紹介

はだかの王様の主要登場人物

アリ
主人公1。働き者。

キリギリス
主人公2。音楽が好き、楽天家。

アリ2
アリの仲間

アリ3
アリの仲間

アリ4
アリの仲間

アリとキリギリス の簡単なあらすじ

ある日アリたちは冬を越すために、食料の準備に励んでいました。その一方でキリギリスは、のんびり音楽を奏でて遊んでいました。

アリとキリギリス の起承転結

【起】アリとキリギリス のあらすじ①

一生懸命働くアリ

一生懸命働くアリたちを見てキリギリスは、「そんなに働いてどうするの?」と言いました。

キリギリスは「それよりも一緒に遊ぼうよ」とアリたちを誘いました。

しかしアリたちは「今から冬のために準備しないと後で大変なことになるから」と断りました。

キリギリスは「今を楽しまなきゃ」とアリたちを馬鹿にして、帰っていきました。

アリたちはそんなキリギリスを心配していました。

そしてアリたちはせっせと食料を巣に運んでいくのでした。

【承】アリとキリギリス のあらすじ②

遊んでばかりいたキリギリス

キリギリスは家に帰ってからもずっと遊んでいました。

なぜアリたちはあんなに一生懸命働いていたのか理解できず、疑問に思っていました。

キリギリスは、今を楽しむこと以外に大事なことなんてあるのかと悩みました。

その一方でアリたちは、やっとの思いで、冬を越すための食料を運び終えることができました。

アリたちは一息をついていると、キリギリスのことが心配でたまりませんでした。

あのままでは冬に餓死をしてしまうと。

しかし1匹のアリは遊んでいたキリギリスが悪いと言い放ちました。

【転】アリとキリギリス のあらすじ③

今をとるか、未来をとるか

冬がやってきました。

アリたちは夏に頑張って貯めた食料で無事に冬を越すことが出来そうです。

アリたちはあの時頑張ってよかったねと笑いあっていました。

そんな時外で誰かの震えた声が聞こえました。

アリが外に出てみると、そこには倒れているキリギリスがいました。

どうやらキリギリスは夏に遊んでいたから食料に困りアリを頼ってきたそうです。

アリたちはキリギリスを向かい入れて食料を分け与えました。

アリはもう遊んでばかりいないで、ちゃんと働いてねとキリギリスに言いました。

キリギリスは反省しました。

【結】アリとキリギリス のあらすじ④

幸せとは

キリギリスは食料をもらい無事に帰っていきました。

しかしアリたちはひとつ疑問に思いました。

キリギリスは「今」を大切に生きてきただけで間違ったことはしていない。

むしろ毎日楽しい生活を送れて幸せだったのではないかと。

その一方でキリギリスは、毎日遊んでいたせいで将来困ることに気が付きました。

今を楽しむだけでは将来幸せにはなれないと。

アリとキリギリスはお互いの価値観について考えていました。

今が大事なのか、未来のために頑張るのか。

果たしてどちらが正しいのでしょうか。

アリとキリギリス を読んだ読書感想

アリは将来のためにコツコツと努力を続けた分、今を楽しむということが出来ませんでした。

しかしキリギリスは今を楽しみすぎた分、将来苦しむこととなりました。

今は今しかないし、それでも未来のためには頑張る必要があります。

どちらも大切なことです。

どちらか一方を取るのではなく、両立させることも可能だと思います。

今を楽しみつつ、今を頑張るということを改めて教えてくれた深い童話でした。

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