フリーター、家を買う(有川浩)の1分でわかるあらすじ&結末までのネタバレと感想

【ネタバレ有り】フリーター、家を買う のあらすじを起承転結でネタバレ解説! 著者:有川浩 2009年8月に幻冬舎から出版 フリーター、家を買うの主要登場人物 武 誠治(たけ せいじ) 本作の主人公。新卒で入った会社を三か月で辞めてからフリーターになるも、母の病気をきっかけに正社員を目指す。 武 寿美子(たけ すみこ) 誠治の母。近所付き合いのストレスが原因でうつ病を発症する。 武 誠一(たけ せいいち) 誠治の父。寿美子の病気に理解を持たず、誠一と娘の亜矢子と対立する。 武 亜矢子(たけ あやこ) 誠治の姉。病院に嫁いだものの、母の病気を気にして時折家に戻ってくる。 フリーター、家を買う の簡単なあらすじ 新卒での就職に失敗した誠治は、実家でひきこもり、時折遊ぶ金のためにバイトをする生活を送っている。そんな時、母親の寿美子がうつ病を発症する。改善方法は引っ越すことだという。誠治は母のために引っ越し資金を貯めることを決意する。 フリーター、家を買う の起承転結【起】フリーター、家を買う のあらすじ① 母の発病 三か月で仕事を辞めてしまった誠治。 実家でふらふらと過ごしていると、母親の調子がおかしいことに気付く。 ふらふらと体は揺れ、被害妄想のような発言を繰り返すようになったのだ。 心配した姉と二人で母を病院に連れていくと、うつ病と精神病を合併したものだという。 姉によると、母は昔から近所の人にいじめられていたという。 誠治は全く気付いていなかったが、この町に引っ越してきてすぐ、酒癖の悪い父親が近所の人との飲み会で無神経な発言をしたせいで、一家は近所の人から疎まれて散々嫌がらせを受けてきたのだ。 母はそれをずっと気に病んでいたが、それに加えて誠治が仕事を辞めてひきこもりのような生活を送り出したことにも心労を感じ、一気に病状が悪化したのだという。 誠治はそれを姉から知らされ、自分の情けなさを思い知る。 一家が引っ越すことができれば、母の病状は良くなるかもしれないと考え、誠治は正社員になって父親と二世帯ローンで家を買うことを決意する。 【承】フリーター、家を買う のあらすじ② 二回目の就職活動 もう一度就職することを決意した誠治は、就職に向けての準備を始める。 まず、昼間の面接に行けるように夜勤の建設現場でのアルバイトを始める。 母の通院は続いているので、父親の誠一に夜間の薬の対応を頼み、誠治は朝と昼は母と共に過ごすようになる。 しかし、精神病に理解のない父親はあまりしっかりと母のサポートをしない。 毎日薬を飲ませないといけないのにも関わらず、母に声掛けをすることをおろそかにしてしまい、ついに母は薬を飲んだと偽って隠すようになってしまう。 そんなことが続いたある日、病状が悪化した母は自殺未遂を起こす。 事態の深刻さを知って後悔する父に、誠治と姉の亜矢子は怒るものの、家族全員の歩み寄りが足りていないということに気付き、今までよりも強い連帯感を持って母をサポートしていこうと決心する。 父は今までは本人の甘えのせいだと思っていた寿美子の病気が、予想以上にどうしようもない病気であるということに気付き、ショックを受けるが、できる範囲で母に寄り添うようになる。 【転】フリーター、家を買う のあらすじ③ 就職活動、終了 母の病気に付き合いつつも、誠治は内定を二つ勝ち取る。 一つは安定しているが給料が安い製薬会社、一つはアルバイト先の建築会社。 建築会社はブルーカラーに偏見を持つ誠一によって反対されるものの、やりがいを感じた誠治は建築会社に入社をする。 もともとパソコンが得意な誠治はIT化が全くなされていない会社にパソコンを導入し、混沌としていた倉庫や発注状況を整理するなど、能力を発揮する。 また、上司に「誠治と同じような人を雇いたい」と言われた際は、キャッチコピーを自ら考案した結果、求人欄には予想以上の人数が殺到する。 上司に怒られながらではあるが、誠治は働くことのやりがいと楽しさをいつの間にか会得していく。 母の病状は少しずつだが、家族が団結するようになって回復を見せるも、やはり早く引っ越しをしないといけない状況である。 誠治は決してお金を浪費せずに、家を買うための金を貯め続け、最終的に頭金となる三百万を用意することに成功する。 【結】フリーター、家を買う のあらすじ④ 新しい家族 貯金も成功した頃、新しくできた誠治の後輩の男女が雨の中の子猫を拾う。 一匹はすぐに死んだが、もう一匹は生き残り、誠治の家で飼われるようになる。 寿美子は昔飼っていた猫が近所の人にいたずらをされた過去があるために最初は渋るものの、最終的には猫をかわいがるようになる。 また、誠治の後輩の女性、真奈美が誠治に好意を寄せるようになる。 誠治はその気持ちに気付き、自信も真奈美のことが好きだと感じるが、母のことを思うとどうしても自分は人と付き合えないと思い、真奈美の気持ちを保留にし続ける。 ある日、父親に家を買う頭金が貯まったと相談すると、父親は二世帯ローンにする必要はない、頭金は使うが残りのローンは自分で払う、と宣言する。 母親が病気になった以上、ずっと両親と暮らす必要があると決断していた誠治は驚くが、自分にも恋愛や結婚という選択肢があることに気付き、真奈美を自分の家に呼ぶ決意をする。 無事に引っ越し先の家も決まり、一家は新居に住むことになる。 まだ母親の病気は治らないが、少しずつ快方に向かっていることを感じ、誠治は自分の成長と幸せをかみしめる。 フリーター、家を買う を読んだ読書感想 この物語は、だれもが誠治のようになる可能性を秘めている。 もしかしたら、会社を辞めるかもしれない。 もしかしたら、母親がうつ病を発症するかもしれない。 もしかしたら、家族が険悪になってしまうかもしれない。 そんな、かもしれないがたくさん詰まった物語である。 主人公の誠治は、物語の序盤ではあんなに最悪なひきこもりだったのに、最終的にはバリバリ働くビジネスマンになるから驚きだ。 母親の病気はショックな出来事だったが、それが誠治を強くし、一家の結びつきをより強固なものにしたのだろう。 あわよくば、誠治と真奈美の恋路の行方をしりたいものである。

【ネタバレ有り】フリーター、家を買う のあらすじを起承転結でネタバレ解説!

著者:有川浩 2009年8月に幻冬舎から出版

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フリーター、家を買うの主要登場人物

武 誠治(たけ せいじ)
本作の主人公。新卒で入った会社を三か月で辞めてからフリーターになるも、母の病気をきっかけに正社員を目指す。

武 寿美子(たけ すみこ)
誠治の母。近所付き合いのストレスが原因でうつ病を発症する。

武 誠一(たけ せいいち)
誠治の父。寿美子の病気に理解を持たず、誠一と娘の亜矢子と対立する。

武 亜矢子(たけ あやこ)
誠治の姉。病院に嫁いだものの、母の病気を気にして時折家に戻ってくる。

フリーター、家を買う の簡単なあらすじ

新卒での就職に失敗した誠治は、実家でひきこもり、時折遊ぶ金のためにバイトをする生活を送っている。そんな時、母親の寿美子がうつ病を発症する。改善方法は引っ越すことだという。誠治は母のために引っ越し資金を貯めることを決意する。

フリーター、家を買う の起承転結

【起】フリーター、家を買う のあらすじ①

母の発病

三か月で仕事を辞めてしまった誠治。

実家でふらふらと過ごしていると、母親の調子がおかしいことに気付く。

ふらふらと体は揺れ、被害妄想のような発言を繰り返すようになったのだ。

心配した姉と二人で母を病院に連れていくと、うつ病と精神病を合併したものだという。

姉によると、母は昔から近所の人にいじめられていたという。

誠治は全く気付いていなかったが、この町に引っ越してきてすぐ、酒癖の悪い父親が近所の人との飲み会で無神経な発言をしたせいで、一家は近所の人から疎まれて散々嫌がらせを受けてきたのだ。

母はそれをずっと気に病んでいたが、それに加えて誠治が仕事を辞めてひきこもりのような生活を送り出したことにも心労を感じ、一気に病状が悪化したのだという。

誠治はそれを姉から知らされ、自分の情けなさを思い知る。

一家が引っ越すことができれば、母の病状は良くなるかもしれないと考え、誠治は正社員になって父親と二世帯ローンで家を買うことを決意する。

【承】フリーター、家を買う のあらすじ②

二回目の就職活動

もう一度就職することを決意した誠治は、就職に向けての準備を始める。

まず、昼間の面接に行けるように夜勤の建設現場でのアルバイトを始める。

母の通院は続いているので、父親の誠一に夜間の薬の対応を頼み、誠治は朝と昼は母と共に過ごすようになる。

しかし、精神病に理解のない父親はあまりしっかりと母のサポートをしない。

毎日薬を飲ませないといけないのにも関わらず、母に声掛けをすることをおろそかにしてしまい、ついに母は薬を飲んだと偽って隠すようになってしまう。

そんなことが続いたある日、病状が悪化した母は自殺未遂を起こす。

事態の深刻さを知って後悔する父に、誠治と姉の亜矢子は怒るものの、家族全員の歩み寄りが足りていないということに気付き、今までよりも強い連帯感を持って母をサポートしていこうと決心する。

父は今までは本人の甘えのせいだと思っていた寿美子の病気が、予想以上にどうしようもない病気であるということに気付き、ショックを受けるが、できる範囲で母に寄り添うようになる。

【転】フリーター、家を買う のあらすじ③

就職活動、終了

母の病気に付き合いつつも、誠治は内定を二つ勝ち取る。

一つは安定しているが給料が安い製薬会社、一つはアルバイト先の建築会社。

建築会社はブルーカラーに偏見を持つ誠一によって反対されるものの、やりがいを感じた誠治は建築会社に入社をする。

もともとパソコンが得意な誠治はIT化が全くなされていない会社にパソコンを導入し、混沌としていた倉庫や発注状況を整理するなど、能力を発揮する。

また、上司に「誠治と同じような人を雇いたい」と言われた際は、キャッチコピーを自ら考案した結果、求人欄には予想以上の人数が殺到する。

上司に怒られながらではあるが、誠治は働くことのやりがいと楽しさをいつの間にか会得していく。

母の病状は少しずつだが、家族が団結するようになって回復を見せるも、やはり早く引っ越しをしないといけない状況である。

誠治は決してお金を浪費せずに、家を買うための金を貯め続け、最終的に頭金となる三百万を用意することに成功する。

【結】フリーター、家を買う のあらすじ④

新しい家族

貯金も成功した頃、新しくできた誠治の後輩の男女が雨の中の子猫を拾う。

一匹はすぐに死んだが、もう一匹は生き残り、誠治の家で飼われるようになる。

寿美子は昔飼っていた猫が近所の人にいたずらをされた過去があるために最初は渋るものの、最終的には猫をかわいがるようになる。

また、誠治の後輩の女性、真奈美が誠治に好意を寄せるようになる。

誠治はその気持ちに気付き、自信も真奈美のことが好きだと感じるが、母のことを思うとどうしても自分は人と付き合えないと思い、真奈美の気持ちを保留にし続ける。

ある日、父親に家を買う頭金が貯まったと相談すると、父親は二世帯ローンにする必要はない、頭金は使うが残りのローンは自分で払う、と宣言する。

母親が病気になった以上、ずっと両親と暮らす必要があると決断していた誠治は驚くが、自分にも恋愛や結婚という選択肢があることに気付き、真奈美を自分の家に呼ぶ決意をする。

無事に引っ越し先の家も決まり、一家は新居に住むことになる。

まだ母親の病気は治らないが、少しずつ快方に向かっていることを感じ、誠治は自分の成長と幸せをかみしめる。

フリーター、家を買う を読んだ読書感想

この物語は、だれもが誠治のようになる可能性を秘めている。

もしかしたら、会社を辞めるかもしれない。

もしかしたら、母親がうつ病を発症するかもしれない。

もしかしたら、家族が険悪になってしまうかもしれない。

そんな、かもしれないがたくさん詰まった物語である。

主人公の誠治は、物語の序盤ではあんなに最悪なひきこもりだったのに、最終的にはバリバリ働くビジネスマンになるから驚きだ。

母親の病気はショックな出来事だったが、それが誠治を強くし、一家の結びつきをより強固なものにしたのだろう。

あわよくば、誠治と真奈美の恋路の行方をしりたいものである。

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