ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ(滝本竜彦)の1分でわかるあらすじ&結末までのネタバレと感想

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ(滝本竜彦)

【ネタバレ有り】ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ のあらすじを起承転結でネタバレ解説!

著者:滝本竜彦 2001年12月に角川書店から出版

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ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂの主要登場人物

山本陽介(やまもとようすけ)
本作の主人公。雪崎絵里を陰ながらサポートする高校2年生の男子。

雪崎絵里(ゆきざきえり)
本作のヒロイン。チェーンソー男と戦う美少女戦士。高校一年生。

渡辺(わたなべ)
山本陽介の友人。高校2年生の男子。音楽づくりにはげむ。

能登弘一(のとひろかず)
山本陽介と渡辺の友人。バイク事故で亡くなる。

チェーンソー男(ちぇーんそーおとこ)
チェーンソーを振り回す正体不明の不死身の男。背が高くコートを着ている。

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ の簡単なあらすじ

友人の渡辺と万引きをしたスーパーからの帰り道、山本陽介はチェーンソーを振り回す男と戦う女子高生、雪崎絵里と出会う。毎晩、チェーンソー男と死闘を繰り広げる雪崎絵里をかげながらサポートするようになった陽介。やがて二人の距離は近づき、チェーンソー男との最終決戦に勝利する。 

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ の起承転結

【起】ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ のあらすじ①

美少女戦士 

山本陽介は近頃沈んでいた。

期末テストが近いこと、仲のよかった友人が真夜中の暴走バイク、ガードレールに大激突し死んでしまったことなどで。

雪の降る寒い夜のある日、陽介は犯罪に手を染めてしまう。

高級霜降り和牛二キログラムを深夜営業のスーパーから黙ってもってくるという万引きを犯した。

そのスーパーからの帰り道、陽介は自転車を押して歩いていると、雪の上に腰をおろして体育座りをした女子高生・雪崎絵里を見つける。

話しかけるが、素っ気なく返され、立ち去ろうとした陽介は背後から唐突に何かのエンジン音を聞く。

絵里は木刀をとって立ち上がる。

陽介がエンジン音のするほうを振り返ると、真っ黒いロングコートを着た背の高い大きな男がチェーンソーをもっていた。

チェーンソー男と戦う絵里。

死闘を繰り広げるもチェーンソー男は高く舞い上がり逃げ去ってしまう。

翌日、陽介は校門の前で絵里を待ち伏せ、ファミレスへと向かう。

それからというもの陽介は絵里をサポートするため、絵里の予知にしたがって街中をかけずりまわる。

 

【承】ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ のあらすじ②

愉快な生活 

最近、絵里と打ち解けてきた陽介は絵里といっしょに勉強するために図書館に行くことになる。

数学の教科書をひろげ、数日後に行われる追試に備え、試験範囲の復習などをやってみることにした陽介。

もくもくと勉強していると、絵里が陽介に数学の問題集をさしだして質問をしてくるが、陽介は答えられない。

絵里はかばんに教科書をしまいはじめ、夜の七時ぐらいになったら、家に迎えに来て、と言い残し、図書館を出て行ってしまう。

陽介は愉快な生活を送っていた。

夜の戦闘、その後に勉強。

朝になったら学校に向かい、放課後は渡辺と音楽づくり。

なかなかに活動的で、悪くない。

活力にあふれる若者だと陽介は思っていた。

最近のオレはアクティブだ、むやみに元気な十七歳だと。

特に最近の渡辺は燃えていた。

渡辺との音楽活動が終わると、夜はチェーンソー男との戦闘になる。

絵里との素敵なひとときとなる。

ベンチに座って絵里といっしょにコーヒーをすする。

毎度、同じくチェーンソー男を逃がしてしまった、ある夜の帰り道。

いつものように陽介と絵里は危険な雪道自転車二人乗りの真っ最中だった。

陽介は絵里を自宅まで送り届ける。

 

【転】ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ のあらすじ③

状況の変化 

ある日、陽介に状況の変化がおとずれる。

陽介の親が東京に家を建ててしまったため転校しなければならなくなる。

当然、転校してしまったら絵里のサポートはできなくなるため、陽介は絵里にそのことを話す。

が、絵里はさらりと受け流し、気にしていない様子。

さらに陽介のもとにもうひとつの状況の変化がおとずれる。

チェーンソー男が急に強くなってきたのである。

毎晩、陽介と絵里はチェーンソー男との戦いにギリギリで生還したものの、紙一重であの世いきといったところであった。

ある日のこと、渡辺と酒を飲んでいた陽介はある一つの決断をくだす。

それは転校をやめにするという決断だった。

深夜二時、陽介は東京にいる両親に電話をする。

一時間ほど口論をするも、決着がつく。

陽介は転校しないことになった。

そのことを絵里に伝えようする陽介。

陽介は絵里のいる高校の校門の前で待ち伏せをするが、なかなか絵里はでてこない。

陽介は校門から出てきた女子高生に絵里のことについてたずねる。

女子高生は今日、絵里は学校を休んだと答える。

 

【結】ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ のあらすじ④

告白と決着

絵里が学校を休んだと知った陽介は三十分自転車を走らせ絵里の家へと向かう。

自転車を車庫の前にとめ、呼び鈴を鳴らす。

しかし、応答はない。

さらに呼び鈴を押しまくってみるが、応答はないため、陽介はドアを押してみる。

カギはかかっていなかった。

無断侵入をする陽介。

大声で絵里の名前はよんでみるも返事はない。

部屋のドアを開けていき、絵里の部屋にたどり着く。

勉強机の上に一枚の紙きれがあった。

それを読む陽介。

その紙きれには絵里のきれいな字で、チェーンソー男と戦う決意、そして陽介のことが好きだという告白が書かれてあった。

外に出て自転車をこぎだす陽介。

自転車をとばし、街中をかけずりまわる。

しかし、絵里はどこにもいなかった。

ふと思い出した陽介は絵里と初めて会った場所へと向かうことにする。

自転車からバイクへと乗りかえて絵里を探しにいく。

やっと絵里を見つけた時、絵里はチェーンソー男と戦っていた。

絵里を助けるため陽介はチェーンソー男にバイクで突進する。

チェーンソー男は消え去った。

 

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ を読んだ読書感想

滝本竜彦氏のデビュー作であり、角川学園小説大賞特別賞受賞作。

この小説は市原隼人主演で2008年に映画化されている。

美少女の女子高生がチェーンソー男と戦うという奇想天外な物語。

文体はライトノベルのような感じになっている。

一見すると、浅い小説のようにも感じるが意外と奥が深いのである。

正体不明のチェーンソー男。

これは悪・不幸だ。

私たちは普通に生活していても、不幸というものが襲ってくる。

それにどう立ち向かっていかなければならないのかをこの小説は教えてくれる。

そして幸福というものがどういうことなのかもこの小説は教えてくれるはずだ。

 

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