監督:富野喜幸 1981年3月に松竹から配給
機動戦士ガンダムII 哀・戦士編の主要登場人物
アムロ・レイ(古谷徹)
本作の主人公。ガンダムのパイロット。本作では敵味方と問わず様々な人々との出逢いと別れを経験して成長する。
ブライト・ノア(鈴置洋孝)
ホワイトべースの艦長。艦の責任者として色々と苦労する。途中アムロとの関係が悪化する場面もあるが後に和解する。
ランバ・ラル(広瀬正志)
ジオン軍のエースパイロットで「蒼い巨星」と呼ばれる。敵であるアムロを成長させるきっかけを作った一人である。
クラウレ・ハモン(中谷ゆみ)
ランバ・ラルの内縁の妻。敵であるアムロを成長させるきっかけを作った一人である。アムロの搭乗するガンダムにとどめを刺す寸前まで追い詰めた希少な人物。
シャア・アズナブル(池田秀一)
ジオン軍のエースパイロットで「赤い彗星」と呼ばれる。左遷されていたが物語中盤にマッド・アングラー隊を率いる形で復活する。
機動戦士ガンダムII 哀・戦士編 の簡単なあらすじ
映画版「機動戦士ガンダム」の第2作でランバ・ラル隊、黒い三連星、オデッサ作戦、ジャブローまでの戦いが描かれています。
本作ではテレビ版からの物語の変更点もありランバ・ラル隊の残党との戦いが黒い三連星戦の後に変更されている関係上、テレビ版よりもリュウの存命期間が長いです。
黒い三連星もテレビ版ではマッシュの死後にガイアとオルテガがガンダムと再度対決しますが本作では再戦はなくマッシュ共々初回の戦いで全滅します。
オデッサ作戦のマ・クベもテレビ版では核ミサイル(水素爆弾)を使用しますが本作では核ミサイルを使用する場面はないなどテレビ版からの変更点が多数あります。
機動戦士ガンダムII 哀・戦士編 の起承転結
【起】機動戦士ガンダムII 哀・戦士編 のあらすじ①
ホワイトべース隊は大規模軍事作戦オデッサ作戦に参加する為に目的地オデッサに向かいますが途中ランバ・ラル隊に追撃されます。
セイラはジオンのシャアの情報を調べる為に無断出撃しますが危機に陥ってしまいますが、アムロのガンキャノンの活躍もあって何とか助かります。
この戦闘でランバ・ラル隊のコズン・グラハムを捕虜にします。
セイラはコズンからジオンのシャアについて聞きます。
その後コズンは脱走を試みますが最終的に死亡します。
今度はブライトとアムロの関係が悪化してアムロはガンダムで脱走をします。
アムロは、とある町の酒場でランバ・ラルとクラウレ・ハモンをはじめとしたランバ・ラル隊のメンバーと遭遇します。
その後ランバ・ラル隊は再びホワイトべースに攻撃を開始します。
ホワイトべースの危機にアムロとガンダムは戻りランバ・ラルのグフと戦闘になります。
アムロは何とかランバ・ラルのグフを倒しますがパイロットのランバ・ラルは脱出します。
ランバ・ラルは今度はホワイトべースに白兵戦を仕掛けてきてきます。
ランバ・ラルは、そこでセイラを目撃して、かつて自分が使えていたアルテイシアで気づきますがセイラに気を取られて隙が生じてしまい銃撃されてしまいます。
致命傷を負ってしまったランバ・ラルは自爆して最期を迎えます。
【承】機動戦士ガンダムII 哀・戦士編 のあらすじ②
ホワイトべース隊はランバ・ラルを何とか倒します。
今度は黒い三連星と呼ばれるガイア、オルテガ、マッシュの三名が登場するドムがホワイトべースに攻撃を開始します。
ホワイトべースはマチルダ率いる補給部隊に補給を受けている最中でした。
アムロはガンダムに搭乗して黒い三連星と対決します。
黒い三連星は奥の手でもあるジェットストリームアタックでガンダムに攻撃を開始します。
アムロはジェットストリームアタックを何とか回避しますが黒い三連星は再度ジェットストリームアタックを使用してきます。
アムロのガンダムは何と先頭にいるガイアのドムを踏み台にして回避して2番手のマッシュのドムを串刺しにして倒しますが、3番手のオルテガのドムの攻撃を迫りますがマチルダの搭乗するミデアが盾となって庇います。
ミデアはオルテガのドムに攻撃されてマチルダは戦死してしまいますがアムロのガンダムはガイアとオルテガのドムを倒します。
続いてクラウレ・ハモン率いるランバ・ラル隊の残党が攻撃を仕掛けてきます。
ハモンの作戦によってアムロのガンダムはとどめを刺される寸前まで追い詰められますが、負傷したリュウが搭乗するコア・ファイターがハモンの搭乗するマゼラトップに特攻してリュウはハモンを道連れにして何とかアムロは危機を脱します。
その後オデッサ作戦は地球連邦軍の大勝利に終わります。
【転】機動戦士ガンダムII 哀・戦士編 のあらすじ③
オデッサ作戦に勝利したホワイトべース隊は地球連邦軍本部のあるジャブローを目指します。
ベルファストで補給を受けるホワイトべースではカイ・シデンがホワイトべースを降りて途中ミハル・ラトキエという少女と出逢います。
ミハルは弟と妹を食べさせる為に働いているのですが何とジオンのスパイだったのです。
ミハルはジオン軍のマッド・アングラー隊の手引きもあってホワイトべースに潜入することに成功します。
マッド・アングラ隊の指揮を執っていたのは何とシャアだったのです。
シャアはジャブローに向かうホワイトべースの追撃を開始します。
ホワイトべースの中でカイと再会を果たします。
その後、ホワイトべースはマッド・アングラー隊と戦闘になります。
ミハルは自分の弟や妹達と同じ位の年齢のカツ、レツ、キッカが顕名に消火活動をするのを見て改心してカイの手助けをしますが不慮の事故で戦死してしまいますが、アムロのガンダムはこの戦闘でフラナガン・ブーンの搭乗するグラブロを倒します。
【結】機動戦士ガンダムII 哀・戦士編 のあらすじ④
マッド・アングラー隊の追撃を逃れてホワイトべースは何とか地球連邦軍本部ジャブローに辿り着くことに成功します。
しかしホワイトべースが入港する場所をシャア率いるマッド・アングラー隊に目撃されしまいジオン軍にジャブロー本部の明確な場所が判明してしまいます。
地球連邦軍本部ジャブローに総攻撃を仕掛けるジオン軍ですが地球連邦軍の本部だけあって猛反撃を受けます。
アムロもガンダムで出撃します。
カイもミハルの敵討ちとしてガンキャノンで出撃します。
ジャブローに総攻撃を仕掛けるジオン軍の部隊の中には何とシャアもいます。
シャアは水陸両用のモビルスーツの赤いズゴックで出撃します。
シャアのスゴックはジャブローの地下にある最深部まで潜入することに成功します。
そこでガンダムの簡易量産型モビルスーツのジムと戦闘になりますがシャアのスゴックはジムの腹部にクローの一撃でジムを撃破します。
アムロのガンダムはシャアの搭乗するズゴックと戦闘になります。
マチルダの婚約者ウッディの命を賭けた攻撃もあってアムロはシャアを何とか撤退させます。
そして地球連邦軍はジオン軍の総攻撃を耐えしのぐことに成功します。
そしてホワイトべースは宇宙に向けて発進します。
機動戦士ガンダムII 哀・戦士編 を観た感想
テレビ版とほとんど同じ内容であった前作「機動戦士ガンダム」とは違い本作「機動戦士ガンダム�U哀・戦士」は変更点も多数ありテレビ版で登場したGファイターはコア・ブースターに変更されていて、ランバ・ラル隊の残党の攻撃のタイミングがテレビ版とは異なり黒い三連星との戦いの後に変更になっている関係上、結果的にリュウ・ホセイ(及びクラウレ・ハモン)がテレビ版よりも長生きしているのは嬉しい変更点です。
賛否両論ではありますがマ・クべもテレビ版では南極条約違反の核ミサイル(水素爆弾)の使用をするなど手段を選ばない策謀家でしたが本作映画版ではマ・クべの悪いイメージもなくなっています。
(但しその分、目立たなくなってしまっています)
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