映画「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|富野喜幸

映画「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編」

監督:富野喜幸 1982年3月に松竹から配給

機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編の主要登場人物

アムロ・レイ(古谷徹)
本作の主人公。ガンダムにパイロット。幾多の戦いを経験してニュータイプに覚醒する。

シャア・アズナブル(池田秀一)
ジオン軍のエースパイロットで「赤い彗星」と呼ばれる。宿敵アムロとザビ家の打倒を目指す。

セイラ・マス(井上遥)
コア・ブースターのパイロット。実はシャアの妹であることが判明します。

ララァ・スン(潘恵子)
エルメスのパイロット。ニュータイプの少女。アムロとは互いに惹かれあうがシャアを庇って死亡してしまいます。

ギレン・ザビ(銀河万丈)
ジオン公国軍の総帥。ソーラ・レイによって父であるデギン公王共々レビル艦隊を葬る。最終決戦のア・バオア・クーにて妹キシリア・ザビに暗殺されてしまいます。

機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 の簡単なあらすじ

宇宙に上がったホワイトべースは、ドレン率いるキャメル艦隊とコンスコン艦隊と戦闘して勝利します。

ホワイトべース隊は、その後ソロモン攻略作戦に参加します。

切り札であるソーラ・システムアムロのガンダムの活躍もあって勝利します。

アムロはその後、シャア及びララァと戦闘しアムロとララァは共鳴し惹かれあいますがララァはシャアを庇って死亡してしまいます。

ア・バオア・クーにてアムロとシャア、地球連邦軍とジオン公国軍の最終決戦が始まります。

アムロとシャア、セイラは、それぞれの想いをぶつけ合います。

そして戦いは地球連邦軍の勝利に終わり長かった「1年戦争」は終結します。

機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 の起承転結

【起】機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 のあらすじ①

ホワイトべース隊VSキャメル艦隊、コンスコン艦隊

ホワイトべースは再び宇宙に上がります。

そこにかつてシャアの副官であったドレン率いるキャメル艦隊が攻撃を仕掛けてきます。

しかしアムロのガンダムとカイやハヤトのガンキャノンの活躍もあってキャメル艦隊を撃破します。

途中ホワイトべースはサイド6に入港します。

そこでアムロは父親であるテム・レイとミライは婚約者であるカムランとそれぞれ再会します。

その後サイド6にドズル・ザビの命令を受けたコンスコン少将率いるコンスコン艦隊(チベ級重巡洋艦1隻・ムサイ級軽巡洋艦2隻・12機のリック・ドムによる機動部隊)と戦闘になります。

キャメル艦隊よりも強力な戦力でホワイトべース隊に襲い掛かってきますが幾多の戦闘を経験したアムロとホワイトべース隊の敵ではなくコンスコンは「12機いたリックドムが全滅だと!? ものの3分も経たずに…? バ、バケモノか…!?」と叫びます。

そしてコンスコンはアムロの搭乗するガンダムによって艦共々倒されてしまいます。

【承】機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 のあらすじ②

ソロモン攻略作戦

ホワイトべース隊は地球連邦軍が攻略するジオン軍の宇宙要塞ソロモンへの攻略作戦に参加します。

地球連邦軍は切り札でもある「ソーラ・システム」を使用することでソロモンのジオン軍に大打撃を与えることに成功します。

敗北を悟ったソロモン司令官のドズル・ザビ中将は妻子と部下を逃がすための時間稼ぎとして囮になる為に自ら巨大モビルアーマー「ビグ・ザム」に搭乗して地球連邦軍艦隊に特攻を決意します。

ビグ・ザムの火力とビームに対して鉄壁の防御力を誇るIフィールドによって地球連邦軍艦隊は大打撃を受けて地球連邦軍艦隊の司令官ティアンム中将も戦死してしまいます。

そこでスレッガはアムロにビグ・ザムを倒すためには至近距離から攻撃するしかないと提案して共にビグ・ザムに攻撃を仕掛けます。

スレッガーはコア・ブースターでビグ・ザムに特攻を仕掛けてビグ・ザムに隙ができます。

その一瞬の隙をアムロの搭乗するガンダムが攻撃を仕掛けます。

ドズル・ザビは驚きを隠せず宇宙空間出てにガンダムにマシンガンを放ちます。

そしてドズルはビグ・ザムの爆発に巻き込まれて最期を迎えます。

【転】機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 のあらすじ③

アムロ&セイラVSシャア&ララァ

ソロモン攻略作戦後、アムロとシャアはテキサスコロニーで対決します。

シャアは赤いゲルググに搭乗してガンダムと戦います。

激しい戦いを繰り広げますが両者ともに決着はつかずに戦いは引き分けとなります。

その後、アムロのガンダム&セイラのコア・ブースターがシャアのゲルググ&ララァのエルメスと対決することになります。

戦いの際中にアムロとララァは心を通わせ合い互いに惹かれます。

しかしそこにシャアのゲルググがガンダムに襲い掛かってきます。

アムロのガンダムとシャアのゲルググは戦闘し遂にガンダムがシャアのゲルググにとどめを刺そうとビームサーベルで突き刺そうとします。

しかしそこにララァのエルメスがシャアのゲルググを庇って何とララァのエルメスに直撃してしまいます。

この戦いでララァは死亡してしまいます。

アムロは心を通わせることができたララァを自らの手で倒してしまったことに後悔します。

そしてシャアも撤退することになります。

【結】機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 のあらすじ④

最終決戦ア・バオア・クー戦

ジオン公国軍のギレン・ザビ総帥は地球連邦軍と和平交渉をしようとする父であるデギン公王共々レビル将軍率いる地球連邦軍艦隊に向かって切り札でもある「ソーラ・レイ」を放ち葬ります。

そしてギレンは演説をして兵達の志気を高めます。

地球連邦軍とジオン公国軍の最終決戦がア・バオア・クーにて始まります。

そしてアムロのガンダムとシャアのジオングによる最終決戦も始まります。

当初戦況はジオン軍が有利でしたが父親の敵討ちの為に妹であるキシリアが何とギレンを暗殺してしまいます。

しかし指揮系統に混乱が生じてしまいドロスの轟沈を機に戦況が逆転してしまいます。

ホワイトべースは航行不能に陥ってしまいア・バオア・クーに着陸することになり白兵戦になってしまいます。

アムロとシャアは互いの搭乗するモビルスーツによる戦いが引き分けに終わり、今度は白兵戦を挑みます。

そこにセイラも乱入します。

アムロ、シャア、セイラのそれぞれの想いがぶつかり合います。

その後シャアはセイラに別れを告げてシャアは脱出を図りキシリアを暗殺します。

この時に生じた爆発がア・バオア・クー全体に広がってしまいます。

そこでセイラやホワイトべース隊は何とか脱出を図ります。

そこにアムロの声に導かれて脱出に最後にアムロも脱出に成功します。

こうして1年戦争は地球連邦軍の勝利に終わり幕を閉じます。

機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 を観た感想

前2作までとは違って本作「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編」はテレビ版からの変更点も多く新たに描かれた場面も多数ありほとんど新作といってもおかしくないです。

効果音なども迫力満点で全3部作の中では圧倒的に本作が一番良かったです。

テレビ版ではスレッガーの声を担当した玄田哲章がドズル・ザビの声を担当したのいは意外にも合っていて驚きます。

本作はエンディングテーマにもなっている「めぐりあい」が非常に良い雰囲気で終わらせてくれます。

テレビ版とは違ってラストでグワジン級の戦艦にシャアの姿が確認できてシャアが明確に生きているのがわかり、シャアの安否がわからなかったテレビ版とは違って良かったです。

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