映画「真夏の方程式」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|西谷弘

映画「真夏の方程式」

監督:西谷弘 2013年6月に東宝から配給

真夏の方程式の主要登場人物

〈名前〉湯川学(福山雅治)〈説明〉本作の主人公。物理学者で警察の捜査を手伝っています。〈名前〉岸谷美砂(吉高由里子)〈説明〉警視庁捜査課刑事。内海の後任。〈名前〉川畑成実(杏)〈説明〉波璃ヶ浦の海を守るために、湯川と口論に。湯川が泊まる宿の娘。

真夏の方程式 の簡単なあらすじ

波璃ヶ浦の鉱山採掘の討論会に出席するために湯川学が泊まった宿で、殺人事件が起きました。

その宿の店主の甥っ子恭平は、湯川を博士と慕い一緒に海で実験を行います。

亡くなった宿の客は、最初岩場への転落死と見なされていましたが、店主の川畑が関わっていたのです。

湯川は、この宿の家族はみな秘密を抱えていると仮説を立てるのでした。

真夏の方程式 の起承転結

【起】真夏の方程式 のあらすじ①

恭平との出会い

波璃ヶ浦の鉱山採掘の討論会に向かった湯川学は、向かう電車の中で恭平と出会いました。

電車の中で携帯でしゃべる恭平を隣の老人が叱りますが、キッズ携帯を使っている恭平は、出ないと親にメールが入る仕組みを知らないのかと反論しました。

そこで、湯川は携帯をアルミホイルに包む対処法を恭平に教えるのでした。

湯川は、討論会で鉱山採掘を反対する成実と会います。

成実は、湯川が泊まる宿・緑岩荘の娘で、恭平は成実のイトコでした。

泊り客は、湯川の他に元刑事の塚原がいました。

塚原は仙波を逮捕したのは自分だと成実の母・節子に打ち明けると節子は慌ててしらばくれるのでした。

湯川と再会した恭平は、湯川を博士と呼んでまとわりつきます。

泊り客の塚原が亡くなり、緑岩荘に警察が事情聴取にきました。

塚原は岩場で転落死と見なされましたが、恭平は堤防を下駄では登れないと湯川に話すと名探偵だと褒められます。

しかしすぐにそんなことをしているより理科の勉強をしろと湯川は恭平に言うと、理科なんて役に立たないとふてくされました。

一方、東京の警視庁では、元刑事の塚原が転落死するわけはないと、岸谷に現場にいくように指示します。

湯川は、海の中を見たいという恭平のために実験装置をつくります。

子どもといるとアレルギーを起こす湯川でしたが、恭平はなぜか平気でした。

岸谷が緑岩荘にやってきて、15年前の歩道橋で三宅伸子が亡くなった事件の犯人仙波を逮捕したのが亡くなった塚原だったこと、そして仙波の出身が波璃ヶ浦だと湯川に告げます。

岸谷は湯川に事件の解明を手伝ってほしいと頼みますが、実験があると断りました。

【承】真夏の方程式 のあらすじ②

湯川の仮説

湯川は、恭平をつれて海にいきます。

子どもには危ない岩場を抜け、実験場にたどり着きます。

湯川は、討論会を欠席してまで恭平とペットボトルロケットを飛ばす実験をしました。

ロケットを飛ばし、回収するこれを何回も繰り返すテストをし、そのデータを取ります。

携帯をビニールに包み、ロケットを飛ばしテレビ電話で海中の映像をみることに成功しました。

実験は成功し、恭平は感動するのでした。

岸谷は、亡くなった塚原の妻の元へ事情を聞きにいきます。

仙波の事件は悔いが残ると妻にこぼしていたことを知り、そして、塚原が仙波を探していたことに気が付きます。

宿に帰り湯川は建物を調べ、夜に海原の間に入り事件の前日のことを恭平から聞き取りし、さらに川畑家のことを詳しく聞くと川畑が元・エンジン開発をしていたことがわかり何かに気が付いた様でした。

湯川は、川畑家が仙波が事件が起きた後に玻璃ヶ浦に引っ越してきたことを岸谷に電話で伝えます。

湯川の仮説では、塚原を殺したのは川畑だと草薙と岸谷に伝え、テレビ電話を切りました。

湯川は、成実に誰かを待っていてその人が帰ってくるまで玻璃ヶ浦の海を守っているように見えると話します。

恭平は、念願だった博士と夕飯を食べながら、湯川から好奇心と物理について学びます。

その様子を息をひそめて聞いている川畑に湯川は気が付きました。

一方、成実と節子は何かを隠して怯えているようでした。

【転】真夏の方程式 のあらすじ③

川畑の自首

川畑は自首しました。

川端は、寝つきが悪いという塚原に睡眠剤を渡し、海原の間で塚原が一酸化炭素中毒で亡くなり、その時ボイラーが止まっていたと供述。

一方節子は、警察に連絡すると言ったけれど、死人が出たら旅館が潰れると思い夫婦で岩場に塚原を遺棄したと供述。

しかし、湯川は川畑家はみんなが秘密を抱えていると草薙と岸谷に報告します。

岸谷は、仙波と川畑夫婦が知り合いだということと、節子が仙波に惚れていたことを節子が働いていた小料理屋の店主から聞きました。

警察と湯川は、三宅伸子殺人事件は冤罪で、仙波は誰かをかばって刑に服し、塚原はそれに気が付いたから捜査をつづけていたと気が付きます。

仙波は、節子と自分の子である成実をかばって刑に服したのでした。

真相は、三宅伸子が節子の家を訪ね成実と揉めて、写真を持ち去った三宅伸子を刺してしまったのでした。

湯川と岸谷は、ホスピスに入居している仙波を訪ね、成実のブログを見せ、塚原のしたことを話すと、仙波は何も知らないと白を切りますが最後に成実に伝言を残します。

仙波は成実と節子の写真を今でも大切に持っていました。

仙波は事件のあと、節子に連絡し伸子が殺害されたことを知ります。

そして、それが成実のやったことだと気が付くのでした。

そして、仙波は成実の罪をかぶってくれたのでした。

湯川は、この事件は立証できないから警察の負けだといいますが、それではよくないと玻璃ヶ浦に戻るのでした。

                                                湯川は、川畑と話すことを許され警察では解明されていないけれども、あれは事故ではなく殺人だと断定しました。

否定する川畑にあなたは何もしていない手を下したのは恭平だといい、その根拠は、恭平が湯川に煙突があることを教え、ロケット花火が部屋に入るとあぶないと言われて煙突をふさいだことを話したことでした。

【結】真夏の方程式 のあらすじ④

湯川と恭平の約束

川畑の手口は、塚原を海原の間にうつし、酒を提供し睡眠導入剤をいれ、排煙を逆流させ一酸化炭素中毒で殺害したのち、転落と見せかけ岩場へ放置しました。

仙波の事件も三宅伸子を殺したのは仙波ではなく本当は成実だということを暴きます。

必死に守ってきた秘密を塚原によって暴かれることを恐れ殺害したと湯川は断定します。

ですが、 川畑は「妻にも娘にも秘密を持っていません。」

と白を切ります。

壁のミラーの向こうでそれを聞いていた成実は泣き崩れます。

湯川は最後に一つだけ恭平に伝えたいことは無いかと聞きます。

「せっかくの夏休みだったのにごめんな。」

と川畑は湯川に伝えるだけでした。

成実は、父が全て知っていたことを母に伝えます。

成実は、湯川のシュノーケリングに付き合い、罰を受けるという成実に、玻璃ヶ浦の海を守ってくれてありがとうという仙波からの伝言を伝えました。

湯川は、成実の出来ることは、恭平を守ることだと、大人になれば自分のしたことに気が付き、なぜ叔父がそれをさせたのか知りたくなるはずだから。

その時は恭平に、真実を包み隠さず話して欲しいと成実に伝えるのでした。

恭平は、自分が殺人を手伝ったのではと、うっすら勘付いていました。

  そんな恭平は湯川を探します。

湯川は、恭平が帰る日に駅で待っていてくれました。

すでに自分を責め始めている恭平に湯川は、「問題には必ず答えがある。

しかしすぐに導きだせるものではない。

君はこの先いくつもそういう経験をしていく、成長すれば答えが出る。

君が答えを見つけるまで一緒に悩み続ける。

君は一人じゃない。」

と約束します。

恭平は、帰りの電車の中で湯川とした実験のことを思い出しました。

真夏の方程式 を観た感想

映画版になるとガリレオの湯川は、新たな一面を見せてくれます。

真夏の方程式では、子ども嫌いな湯川が恭平と一緒に実験を楽しみます。

少し小生意気な恭平が自分の幼少期と被ったのか?それとも玻璃ヶ浦の海の美しさがそうさせたのかわかりませんが、いつもの湯川よりもとても優しかったのが印象的でした。

映画「容疑者Xの献身」同様、真実を暴いても浮かばれるどころか、恭平のことを考えたら胸が痛む結末でした。

その気がかりを成実にたくし、湯川自身も恭平の辛い気持ちに寄り添う湯川です。

恭平が大きくなった時に、真実とどう向き合うのかそして湯川に何を問うのか知りたいと思いました。

前作よりも、湯川を映画にちゃんと絡ませていて福山雅治ファンにとってはこちらの作品の方が見応えがあると思います。

ラスト、慌てて湯川を探す恭平に胸が締め付けられました。

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