映画「インセプション」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|クリストファーノーラン

監督:クリストファーノーラン 2010年7月にワーナー・ブラザーズから配給

インセプションの主要登場人物

コブ(レオナルド・ディカプリオ)
産業スパイであり、人の夢の中に入り情報を抜き取る「エクストラクト」のプロ。

サイトー(渡辺謙)
コブのクライアント。夢を使いアイデアを植え込む「インセプション」をコブへ持ちかける。

アーサー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)
コブの相棒。

モル(マリオン・コティヤール)
コブの亡き妻。

アリアドネ(エレン・ペイジ)
コブの仲間。夢の設計を行う。

インセプション の簡単なあらすじ

コブ(レオナルド・ディカプリオ)は人の夢の中に入り込み、アイディアや情報を抜き取る「エクストラクト」のプロであり産業スパイとして活躍していました。

そんな中、サイトー(渡辺謙)がコブに「インセプション」という、「エクストラクト」とは逆の人の夢の中に入り込みアイディアを植え付けることを依頼します。

「インセプション」が成功した暁には、コブを子ども達が住むアメリカへ戻れるように手配するとサイトーは約束します。

コブは再び子ども達に再開するために「インセプション」へ仲間を集め挑むことを決意しました。

インセプション の起承転結

【起】インセプション のあらすじ①

「インセプション」の依頼

コブは妻であるモルを殺害した容疑をかけられ、母国に戻れずにいます。

そんな中、大きな影響力と財力を持つサイトーからの依頼は魅力的に思えました。

「インセプション」は一見実現不可能に見えるものですが、実はコブは以前モルへ「インセプション」を行い成功させたという過去を持っていました。

しかし、その影響でモルは自身がコブに殺されたと周りに見せかけ、自ら命を絶ってしまっておりました。

「インセプション」が危険だと分かっているコブですが、もう一度子ども達に再会するためにサイトーの依頼を受けることを決めました。

「インセプション」の内容はサイトーの競合企業であるフィッシャー社を破滅させることでした。

現在の経営者であるモーリス・フィッシャーは病に侵され死期が迫っています。

その後継者である息子のロバート・フィッシャーに父親が築き上げた会社を破滅させるために何かしらのアイディアを植え付けるように、コブはサイトーから依頼を受けました。

【承】インセプション のあらすじ②

「インセプション」の準備

コブは「インセプション」実行のため、仲間を集め始めます。

コブの相棒である同じく産業スパイのアーサー、コブ以上に才能があると母校の大学の教授より紹介された夢を構築するアリアドネ、完全に別人になりきることが出来る偽造師のイームス、夢を安定させるために薬を調合する調合師のユスフ。

一流の仲間達を集め、どのように後継者ロバートに「父親の会社を潰す」というアイディアを植え付けるか戦略を考えます。

コブ達は夢の階層を3層まで深めることを決め、第1階層ではロバートと父親の関係を提示し、第2階層では自分自身で何かをする、第3階層では自分自身の道を進む、と段階を踏みフィッシャーにアイディアを植え付けることを計画しました。

サイトーはロバートが父親の葬儀に向かう飛行機の航空会社を買収し、コブ達はインセプションをするための十分な時間を確保することが出来ました。

また、サイトーの強い希望により、サイトー自身も夢の中へと入ることとなりました。

【転】インセプション のあらすじ③

夢の中

まずは夢の第1階層・雨のロサンゼルスに入ったコブ達ですが、突如謎の武装集団に襲撃されます。

完全に予想外の展開となり、銃弾でサイトーは重傷を負ってしまいます。

安全な建物に避難するコブ達ですが、そこでロバートが自身の夢の中を護衛するトレーニングを受けており、武装集団はロバートの潜在意識であることが判明します。

負傷したサイトーがこのまま夢の中にいることは困難だと考えたイームスは、現実世界に戻るため銃でサイトーを射殺しようとします。

夢の中で死んだ場合には、その瞬間に現実世界に戻れるからです。

しかし、コブはイームスを制止します。

そして「強い鎮静剤を使っているため、この夢の中で死ぬと夢の更に奥の『虚無』へ落ち、現実へ戻ってこれない」ということを仲間に告げます。

混乱が起きる中、コブ一同はこの作戦を続行することを決めました。

その後、作戦を度々変更しながらも、夢の第2階層・ホテル、第3階層・雪山の病院と夢の奥深くまで一同は潜り込んでいきます。

【結】インセプション のあらすじ④

過去との決別

第3階層・雪山の病院では、ロバートが病床の父・フィッシャーに会い「自分の道を進む」ということを決意させなければなりません。

引き続き武装集団と戦いながら計画を進めるコブ一同でしたが、あと一歩というところでモルがロバートの背後に銃を持って現れます。

このモルはコブの潜在意識であり、現実ではないのでコブはモルを射殺する必要がありましたが、コブの一瞬の迷いでモルはロバートを射殺してしまいます。

コブとアリアドネは既に虚無に落ちていたサイトー、そしてロバートを助けるために共に虚無へ落ちていきます。

そこでコブはモルと再開します。

モルはロバートと一緒におり、コブがモルと共に時を過ごしてくれるならばロバートを返すと語り掛けます。

コブはそれに応じることを決め、アリアドネにロバートと一緒に現実へ戻ることを頼み、コブ自身はサイトーを探してから現実に戻ると告げます。

コブとの会話中に激高したモルは、コブと永遠に虚無の世界で過ごすためにコブに襲い掛かります。

そこでアリアドネはモルを銃で撃ち、コブを助けます。

アリアドネとロバートが現実世界へ戻る中、モルは遂にサイトーを見つけ出し、共に現実世界へと戻ります。

コブが目を開けるとそこは飛行機の中、そして飛行機を降りコブはアメリカへ入国することが出来ました。

コブは自宅へ戻り、遂に子ども達と再会します。

インセプション を観た感想

「メメント」や「バットマン・シリーズ」で知られるノーラン監督が、今作では「夢」を舞台に素晴らしい作品を世に届けてくれました。

身近な存在である「夢」を題材にしながらも、夢を階層に分け、階層により経過する時間が異なる、また夢の中に入り込む集団の一人ひとりが魅力的な役割を担っています。

ストーリーは難解で、恐らく1回見ただけでは理解が難しいかと思います。

しかしこの作品は何度も鑑賞を重ねることにより、更に味わい深くなっていく作品だと感じます。

ノーラン監督作品常連のハンス・ジマーが今作でも素晴らしい重厚なサウンドトラックを作ってくれました。

また、レオナルドディカプリオを始めとする俳優陣のレベルの高い演技も見どころです。

ノーラン監督の最新作「テネット」が公開されている今、同監督の傑作である「インセプション」を観ることをとてもおすすめします。

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