監督:長井明 2017年4月に東宝から配給
帝一の國の主要登場人物
赤場帝一(菅田将暉)
海帝高校一組ルーム長。成績優秀で将来は総理大臣を目指す
榊原光明(志尊淳)
一組副ルーム長。帝一とは中学からの親友で影で彼を支える
大鷹弾(竹内涼真)
六組ルーム長。外部生であるがルーム長に任命されるほど成績も良く人望も厚い
東郷菊馬(野村周平)
五組ルーム長。昔から帝一のことを、ライバル視しており時には卑怯な真似もいとわない
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帝一の國 の簡単なあらすじ
海帝高校では生徒会長に東大への推薦入学が認められており、その権利を手にしたものは将来の総理大臣にも近づくといわれるほど政治家を輩出する高校である。
海帝中学時代から生徒会長を務め、この高校で生徒会長、ゆくゆくは総理大臣を目指す帝一は、来たる生徒会長選挙に向け同級生の弾や菊馬と戦いを繰り広げるのであった。
帝一の國 の起承転結
【起】帝一の國 のあらすじ①
赤場帝一は、父の母校でもある海帝高校で生徒会長になり、ゆくゆくは総理大臣に就任することをこころざす野心家である。
そのための第一歩としては、クラスのルーム長になることが必須であった。
海帝高校は父の母校でもあるため、帝一は父の援助のもと多額の寄付金を納め、見事一組のルーム長に就任するのだった。
彼と同じくルーム長に就任したのは、東郷菊馬であった。
菊馬は幼少期より帝一をライバル視し、いじめにも手を染めていて、生徒会長選でも帝一に野心を燃やすのであった。
しかしそこに、偶然六組ルーム長大鷹弾がやってくる。
彼は高校から海帝に入学するという成績優秀な人物であり、人望の厚さを買われてルーム長となったのであった。
会長選に燃える帝一や菊馬をよそに弾は野心はまるでなく選挙に興味も示していなかった。
一方帝一と菊馬は、生徒会長となるため現2年生の会長選で支持する候補者を、会長に押し上げることでそのお墨付きをもらおうとするのだった。
【承】帝一の國 のあらすじ②
帝一と菊馬は会長選で最も優勢と言われる2年生氷室ローランドを支持することを決意する。
一方弾はここの生徒会長は腐っていると言い、会長選にまったく興味を示さない。
すると2年生森園億人は弾のもとへ行き、自分も同じ考えであること、また生徒会を変えるために勝負には勝ちたいと伝えるのだった。
選挙に興味のなかった弾であったが、森園の人柄に触れ、彼を支持することを決めるのだった。
選挙は帝一や菊馬の戦略も功を奏し、氷室ローランド側陣営はますます優勢を強めていく。
しかしここで、帝一の父が氷室の父の会社を倒産に追いやったことが明らかになる。
そして帝一は氷室側陣営を、離脱することとなるのだった。
そこで彼は今まで敵であった森園陣営につくことを決意する。
今まで森園や弾にしてきた卑怯な手法を謝罪し、森園陣営に向かい入れてもらうこととなるのだった。
劣勢の森園を勝たせるため、戦略に優れた帝一はあらゆる策を講じ、森園派を優勢にするのだった。
【転】帝一の國 のあらすじ③
帝一の活躍もあり、勢力を巻き返した森園派であったが、選挙間近になり、帝一の父が賄賂を受け取ったとして逮捕されるという事件が起きる。
それは帝一と菊馬同様、帝一の父をライバル視する菊馬の父による策略であった。
この父の逮捕により帝一は学校に行かなくなり家に閉じこもるようになる。
そして父に面会したとき帝一は、本当は大好きなピアノを好きなだけ弾くことができる環境が欲しかったこと、そのために自分の国を作れば誰もピアノを弾くことを邪魔しないのではないかと思い勉強に励んできたことを初めて父に明かすのだった。
そして帝一が学校に登校することのないまま選挙当日となる。
弾や帝一の彼女みみこは帝一の家に向かいこのままで本当に良いのかと語りかける。
そして帝一は自分の一票を投じるために学校に向かうのだった。
その途中帝一の投票を阻止しようとした菊馬の策略で帝一は投票時間に間に合わなかったものの、無事森園は生徒会長選に勝利するのだった。
【結】帝一の國 のあらすじ④
時は流れ、いよいよ帝一ら2年生の生徒会長選が始まることとなった。
森園の提案によって今年からは全校生徒による投票制が導入され、ますます人望が鍵を握る選挙となった。
立候補したのは帝一、菊馬、そして選挙に興味のなかった弾である。
弾は、この学校を変えようと森園のように自ら手をあげたのだった。
選挙では弾と帝一が同票のまま終わりを迎えそうであったが、菊馬はライバルである帝一を勝たせたくないと思い、自ら弾に投票した。
すると帝一は最後の最後に自分も弾に投票を覆し、お前に任せると弾が生徒会長になることを認めるのだった。
しかしこれは、帝一の策略でもあったのだ。
彼は菊馬が弾に投票した時点で自分が負けることを確信して、負けたという結果でなく、勝たせてやったという結果を作り上げたのだった。
帝一は生徒会長弾のもと副生徒会長に就任する。
そして弾の生徒会長就任式では、ずっと弾きたかったピアノを演奏するのであった。
そして帝一は総理大臣をまた目指すことを決意するのだった。
帝一の國 を観た感想
とにかくコメディー要素が強くてみていて全然飽きることがありませんでした。
菅田将暉さん志尊淳さん竹内涼真さんといった今旬の俳優さんも多く出ていて、とても見応えがありました。
生徒会長になるために必死になっている高校生の話はなかなかないので新鮮でした。
また、茶番かなというくらいのコメディーを全力でやり切る俳優さんたちの演技もとっても良かったです。
何度も見返してしまうくらい面白い作品です。
軽い気持ちで映画を見たいときや、映画を見て笑い飛ばしたいときにとってもおすすめです。
素敵な作品なのでぜひぜひ見てみてください!
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