「シザーハンズ」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|ティムバートン

シザーハンズ

監督:ティムバートン 1991年7月に20世紀スタジオから配給

シザーハンズの主要登場人物

エドワード・シザーハンズ(ジョニーデップ)
本作主人公、人造人間で両手にハサミを持っている、臆病だが優しい性格、キムに恋をする

ペグ(ダイアンウィースト)
化粧品のセールスマン、エドワードを家に招き入れたり化粧を施したりと世話好き

キム/祖母(ウィノナライダー)
ペグの娘、ジムというボーイフレンドがいる、学校では人気者でチアリーダーをしている

シザーハンズ の簡単なあらすじ

町外れの山の一軒の屋敷に住んでいた発明家によって人造人間のエドワードが造られます。

しばらくして発明家は死んでしまいエドワード1人で暮らしていました。

化粧品セールスのペグによって町で住むこととなります。

エドワードはペグの娘キムに恋をしてしまいます。

ある日キムの彼氏ジムに利用されジムの家に侵入しエドワードは悪者にされてしまいます。

この一件からエドワードは町の人から殺されかけますが、エドワードは元の山の屋敷へと帰っていきます。

それから、キムが町の人にエドワードが死んだと嘘を言い事態は収束します。

無事両思いになった2人がその後会えることはなく物語は終わります。

シザーハンズ の起承転結

【起】シザーハンズ のあらすじ①

エドワードとの出会い

孫がどうして雪が降るのかをおばあちゃんのキムに聞きます。

その質問にキムが話をし始めます。

ある町外れの山に一軒の屋敷が建っており、そこには発明家が住んでいました。

発明名家は全自動のクッキー製造機を作ったりと発明をたくさんしていました。

そんな彼がある日、人造人間を造りだし名前をエドワードと名付けました。

エドワードに愛情を持って接し、足りない部分は自分の発明で補っていきました。

しかし発明家はエドワードを残して亡くなってしまい、エドワードは1人で暮らすようになりました。

ある日、その屋敷に化粧品セールスのペグがやってきました。

大きな屋敷で庭は立派に手入れされています。

ペグは恐るおそる声をかけながら屋敷の中へ入って行きます。

ペグはエドワードと出会い両手のハサミを見て最初は驚きますが、1人で屋敷に住んでいることを聞いてペグはエドワードを町へ連れて行くことになりました。

町に来たことがないエドワードは、少し困惑しています。

【承】シザーハンズ のあらすじ②

町での生活と恋

エドワードはペグの家に住むことになりました。

エドワードはペグに顔の傷を隠してもらうためにファンデーションなどの化粧を施されたり、手のハサミのせいでウォーターベットに穴を開けてしまい部屋中を水浸しにしてしまいます。

また、食事の時には手のハサミがうまく使えず中々食べれなかったり、バターを自分のハサミですくったり、着替えもハサミのせいで衣服を切ってしまったりと色々な経験をします。

屋敷での暮らしとの違いにエドワードは苦戦しながらも生活をしていきます。

しかし失敗だけではなく、ハサミのおかげで庭の木々を個性的な形にカットをして喜ばれました。

他にも犬の毛を奇抜な形にカットしたり奥様連中の髪型をモダンに切ったりとエドワードは町の人に好かれていました。

ペグにはキムという娘がいます。

キムは学校でチアリーダーをしており、容姿もよく人気者です。

そんなキムを見たエドワードはキムに一目惚れしてしまいます。

しかし、キムにはジムというボーイフレンドがおりキムはエドワードをあまりよくは思っていません。

【転】シザーハンズ のあらすじ③

ジムと町の人からの暴力

ある日、エドワードはキムの彼氏であるジムと対面します。

そこで、ジムにジムの家から父親のお金を盗むように利用します。

エドワードはジムに言われた通りに家に侵入しますが、警報が鳴ってしまいエドワードは捕まってしまいます。

事情を問いただされますが、エドワードは恋をしているキムのこともあり、真実は語りませんでした。

後になってキムに感謝されることになります。

この頃から、キムはエドワードの優しさに気づき気になり始めます。

エドワードはこの一件から町の人々に避けられるようになります。

クリスマスの近づいた日に、エドワードは、氷の彫刻をしていると、キムと彼氏のジムがやってきます。

このときにエドワードのハサミがキムに当たってしまいキムは怪我を負ってしまいます。

ジムはキムを怪我をさせたことを怒ってエドワードを追い返してしまいます。

キムは心配しているエドワードを追い返したことやこの前の一件もありジムに別れを言いました。

【結】シザーハンズ のあらすじ④

愛と別れ

エドワードはキムを傷つけてしまったこと、ジムから追い出されたことで町へ飛び出しました。

町の人たちはこの前の一件からエドワードに対して不信感を抱いていたため大騒ぎになってしまういます。

エドワードは一度家に戻り、そこでキムと再び出会うこととなります。

キムはエドワードを愛していることを自覚し、抱きしめて欲しいと伝えます。

しかし、エドワードは手のハサミのせいで抱きしめることができません。

山の屋敷へ向かうとき、飲酒運転をしているジムがキムの弟のケビィンを轢きそうになります。

エドワードはケビィンを助けに入りますが、また手のハサミのせいで傷を負わせてしまいました。

無事屋敷へと逃げますが、ジムが屋敷に入ってきました。

ジムはエドワードを殺しにかかりますがそれをキムが止めに入ります。

そのキムを守るためにエドワードは手のハサミでビムを刺し殺しました。

キムはエドワードにキスをすると、屋敷の中にあったエドワードのものとは別のハサミを持って山を降りて行きました。

キムはハサミを町の人にみせエドワードは死んだと伝え事態は収束しました。

この話をおばあちゃんになったキムは孫に話します。

そして、エドワードのいたときは雪は降らなかったが、エドワードと別れた翌年からは毎年雪が降ってることを孫に伝えました。

シザーハンズ を観た感想

シザーハンズの作品は人種を超えた本当の愛が描かれている作品だと思いました。

シザーハンズは雪のシーンがすごく幻想的で美しくて好きですが、人造人間であることで喜ばれたり、避けられたりしているところが人間の勝手に振り回されているようで悲しくなりました。

しかし、キムと出会って一目惚れし、両思いになれたところはすごく感動できるところだと思いました。

そして、愛したまま別れてしまったけれど、数十年の間毎年キムのために雪を降らしているエドワードと毎年雪を見て思い出すキムのシーンは本当に感動的でした。

また、使われている音楽も幻想的で惹きつけられるものがありました。

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