映画「クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|本郷みつる

映画「クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝」

監督:本郷みつる 1994年4月に東宝から配給

クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝の主要登場人物

野原しんのすけ(矢島晶子)
主人公、ふたば幼稚園ひまわり組の5歳児。

野原みさえ(ならはしみき)
29歳、専業主婦。ひろしの妻。

野原ひろし(藤原啓治)
35歳、双葉商事勤務のサラリーマン、みさえの夫。

スンノケシ王子(山田妙子)
ブリブリ王国の王子、しんのすけと瓜二つの男の子。

ルル・ル・ルル(紗ゆり)
ブリブリ王室親衛隊の1人。

ブリブリ魔人(加藤精三)
秘宝の壺に入っている願いを1つだけ叶えてくれる精霊。

クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝 の簡単なあらすじ

ある日、ブリブリ王国に侵入者が現れ、王子が誘拐されます。

一方、しんのすけはみさえとの買い物後に、くじ引きをすることに。

見事、金の玉を出し、特賞ブリブリ王国への旅行券が手に入ります。

野原一家は、ブリブリ王国へ。

ブリブリ王国行きの飛行機の中、しんのすけを狙う集団に襲われ、パラシュートで逃げ出す野原一家。

しんのすけをさらおうとする敵の目的とは?野原一家は無事に埼玉に帰ることができるのでしょうか?

クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝 の起承転結

【起】クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝 のあらすじ①

ブリブリ王国へ

ある日のこと、ブリブリ王国にある王宮に、怪しい集団が現れます。

怪しい集団は、スンノケシ王子を誘拐する事件が起きます。

場面は変わり、埼玉県春日部市に。

野原一家をオカマのサリーが見張っています。

しんのすけとみさえは買い物に出かけ、商店街で福引をすることに。

しんのすけは金の玉を出して、特賞を当て、ブリブリ王国5泊6日の旅行券を手に入れました。

実は、福引の中身はすべて金の玉で、だれが引いても特賞が当たるようになっていたのです。

みさえとしんのすけは喜びながら帰りますが、2人がいなくなると福引の担当者たちは、だれにも福引をさせずに、片づけを始めました。

その日の夜、帰ってきたひろしに、みさえはブリブリ王国の旅行券が当たったと報告します。

ひろしも、会社が休暇を取れ取れとうるさく言っていることから、休みをとります。

野原一家は、シロをお隣のおばさんに預け、ブリブリ王国行きの飛行機白ヘビエアラインに乗ります。

お客は、カップルと野原一家だけで少なく感じましたが、ブリブリ王国はまだ旅行する人が少ないということから気にしませんでした。

みさえとひろしは、カップルの見た目が派手で、海外旅行でつい着飾ってしまったのだろうと考えていましたが、実は、2人は、しんのすけを狙う、秘密結社、ホワイトスネーク団のオカマのニーナとサリーだったのです。

【承】クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝 のあらすじ②

さらわれたしんのすけ、スンノケシ王子との出会い

ニーナとサリーは、突然、しんのすけを渡すように言い始めます。

パラシュートを見つけた、みさえとひろしは、しんのすけを守るために、これで外に飛び降りるしかないと覚悟を決めます。

しかし、2人が飛び降りようとする前に、何もつけずにしんのすけが飛び降りてしまいます。

ひろしとみさえは、急いでしんのすけを抱きしめます。

無事にジャングルに降りることができましたが、しんのすけが飛び降りる瞬間、リュックに発信機をつけられていることには気づいていませんでした。

ひろしは、どうして狙われたのか見当もつかず、イライラし、みさえとケンカをします。

冷静になり、とりあえず人がいるところまで歩こうという話に。

一方、しんのすけは、猿と仲良くなり、古代遺跡のような場所に案内してもらいます。

そこで野原一家は猿に食べ物をごちそうしてもらいます。

しんのすけは、チョコビも食べようとしますが、全て猿に食べられてしまいます。

がっかりしていたしんのすけに、猿はブタの鼻のような石を渡します。

次の日、猿のおかげで、川へたどり着きますが、そこにワニとヘビ、トラが現れます。

野原一家は、見なかったふりをし、必死に逃げ、線路を見つけ、列車に乗ることに成功します。

列車の中で食事をとり、休んでいると、しんのすけは、突然、スンノケシ王子!と女性に声をかけられました。

その女性は、ルル・ル・ルルと名乗り、しんのすけと瓜二つのスンノケシ王子を探しているブリブリ王国親衛隊の1人でした。

そこへ、発信機を使い後を追ってきた、ホワイトスネーク団のニーナとサリーが現れます。

ルルは圧倒的な強さで、ニーナとサリーを倒しますが、その後、現れたミスター・ハブに、ルルは倒され、しんのすけは連れ去られてしまいます。

一方、さらわれたしんのすけは、オリの中で、スンノケシ王子と会います。

2人はすぐに打ち解け、お互いに、スンちゃん、しんちゃんと呼ぶことにします。

【転】クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝 のあらすじ③

ついに手に入れた秘宝、ブリブリ魔人現る!

スンノケシ王子は、しんのすけに、ブリブリ王国の伝説の話をし、さらわれた理由を考えます。

なんと、ホワイトスネーク団は、しんのすけとスンノケシ王子2人を使い、秘宝を手に入れ、巨大な力を手に入れようとしていたのです。

ホワイトスネーク団はスンノケシ王子としんのすけを連れて、島へ行きます。

島の地下の扉にはしんのすけとスンノケシ王子の形をした鍵穴があり、鍵穴に2人をいれると、扉が開きました。

ボールを避けたり、どちらか一方しか進めない道など、色んな罠をかわしながら、進みます。

すると、壁や、天井、全てが黄金でできた広い部屋につき、その部屋の真ん中には、塔のようなものがありました。

そして、アナコンダは、ついに、ブリブリ王国の秘宝である壷を見つけ、その前で不思議な踊りを踊りはじめます。

すると、壷から大きな白いブリブリ魔人が。

白いブリブリ魔人が、願いは何だと聞くので、アナコンダは何にしようか悩みはじめます。

すると、その隙に、しんのすけが小宮悦子のサインが欲しいと言ったため、白いブリブリ魔人は、その願いを叶えることにします。

先に願いを言われてしまい、アナコンダはショックを受けましたが、なんと壷はもう1つあったのです。

ミスター・ハブが、隠されていたもう1つの壺を見つけ、不思議な踊りを踊ると、今度は、大きな黒いブリブリ魔人が現れました。

アナコンダは、今度こそはと、魔人の力を何もかも全て渡すようにと頼みます。

すると、黒いブリブリ魔人は、願いを聞き入れ、アナコンダの身体の中へ入りはじめます。

【結】クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝 のあらすじ④

ブリブリ魔人を封印、決死の脱出

そこへルルとひろし、みさえが到着。

ルルはアナコンダに子供たちの解放を約束に勝負を申し込みます。

そしてルルは戦うためにチャイナ服に着替え、拳法の師匠であるカンガルーとの写真を見て気合を入れます。

ルルとミスター・ハブの闘いが始まり、ミスター・ハブが気絶しますが、すぐに立ち上がり、今度はお互いに武器を使い、戦います。

その間、黒いブリブリ魔人の力を吸収し尽くせなかったアナコンダが、巨大化し、ヘビと一体化して苦しみ始めます。

そこへ、小宮悦子のサインを手に入れたブリブリ魔人が帰り、ブリブリ魔人同士の戦いも始まります。

スンノケシ王子が、2つの結びの鍵を使えば元に戻せると言い、ブタの鼻の形をした石を見せます。

しかし、手元には1つしかありません。

すると、それを見たしんのすけが、猿にもらった豚の鼻の石を見せます。

結びの鍵が2つ揃ったので、しんのすけたちは、ミスター・ハブの攻撃をかわし、豚の鼻に、結びの鍵をはめこむことに成功します。

白いブリブリ魔人は壷に帰り、もう1つの壷には魔人になってしまったアナコンダが吸いこまれ始めます、あらがいながらも、最後は、ミスター・ハブも道連れに壷に入っていきました。

すると、部屋が崩れ始め、ルルはアヒル型の救命ボートに着替え、しんのすけたちはそこにつかまり、無事に助かりました。

小宮悦子のサインを失くしたためにがっかりしていたしんのすけですが、スンノケシ王子に、きれいなおねえさんがいる王宮のパーティーに誘われすぐに元気になりました。

すべてが終わり、帰ってきたしんのすけは、いつもの生活へ。

一方、スンノケシ王子は、王様、王妃様である両親の前でゾウさんゾウさんと踊るようになり、みんなを驚かせていました。

クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝 を観た感想

この作品は、野原一家が突然事件に巻き込まれてしまう内容で、ハラハラドキドキの展開が多く面白かったですね。

飛行機からのダイブや、ブリブリ魔人同士の闘い、ルルとミスター・ハブとの闘いなど、アクション要素が多く、最後まで、飽きずに楽しめました。

また、印象に残ったのは、ブリブリ魔人を呼び出すときの踊りのシーンです。

独特なリズムと、踊りで、思わず、真似したくなってしまいます。

敵の、オカマもなんだかんだいい人たちで、クレヨンしんちゃんに出てくるオカマは憎めない人が多く、今回も、とても面白い人たちでした。

子供にもわかりやすいストーリーのようで、夢中になって観ていました。

コメント