監督:宮崎駿 1988年4月に東宝から配給
となりトトロの主要登場人物
草壁サツキ(日��のり子)
この映画の主人公。小学六年生の女の子。妹思いで、面倒みがよい。<草壁メイ>(坂本千夏)
サツキの妹。4才の女の子。お姉ちゃん子で、いつもサツキについて行く。<草壁タツオ>(糸井重里)
サツキとメイの父親。とても優しい性格。東京の大学に務めている。<草壁靖子>(島本須美)
サツキとメイの母親。七国山病院に入院している。
となりトトロ の簡単なあらすじ
お母さんの療養のため、大きなクスノキがある田舎の一軒家に引越してきた草壁一家。
ある日、メイが庭で遊んでいたら、ひょんなことで、不思議な生き物に出会います。
その後、姉妹に不思議で素敵な出来事がおこります。
古き良き農村、懐かしい日本が舞台の姉妹と森の妖精トトロとの交流と姉妹の絆を描くファンタジーアニメ。
となりトトロ の起承転結
【起】となりトトロ のあらすじ①
お母さんの療養のため、草壁一家はオート三輪に乗って、田舎の農村に引越してきました。
引越し先の一軒家はボロボロで今にも崩れそうです。
そんな家にサツキとメイは大喜びです。
隣のおばあちゃんに手伝ってもらい、家の掃除や片付けをしていると、小さな丸くて黒い物が一斉に逃げ出すのを見つけます。
お父さんは、それは暗いところから急に明るい所に行くと見える、マックロクロスケだと言います。
また、おばあちゃんは、それはススワタリと言って子供にしか見えないお化けだと教えてくれました。
隣の家の少年カンタが「お前ん家、お化け屋敷!」とバカにしますが、サツキとメイはお化け屋敷だと大喜びです。
その夜、3人でお風呂に入ってるいると、強い風が家を揺らします。
一瞬不気味な空気がながれます。
お父さんはお化けを追い出すために、大笑いを始めます。
サツキとメイも一緒に大笑いをしていると、ススワタリ達は荷物をまとめて家を出て行くのでした。
【承】となりトトロ のあらすじ②
ある天気の良い日、お父さんとサツキとメイは、洗濯物をして、お母さんの入院している七国山病院にお見舞いに行きます。
自転車に3人乗りをして、山を越え病院に着きました。
そこには元気そうなお母さんがいました。
サツキはお母さんに髪をとかしてもらいながら新しい家がお化け屋敷だと話します。
お母さんはお化け屋敷は大好きだと言い、サツキとメイは大喜びです。
帰り道、お父さんは、お母さんがもうすぐ退院する事を伝えます。
次の日、サツキは朝から3人分のお弁当を作り、学校へ行きます。
メイが庭で遊んでいると小さな不思議な生き物を見つけます。
小さな不思議な生き物は、メイに気が付くと森に逃げ込みます。
小さな不思議な生き物を追って、メイは森に入り込みます。
すると大クスノキの洞に入ってしまい、サツキが追いかけていた生き物にそっくりな、大きなフカフカな生き物の上に落ちます。
メイが名前を聞くと、大きなフカフカの生き物は「トトロ!」と大きな雄叫び上げました。
メイはトトロの顔撫でながら眠ってしまいました。
家に帰ってきたサツキは庭で寝ているサツキを見つけます。
トトロを見たと言うメイに連れられて、サツキとお父さんは大クスノキまで行きますが、トトロのいた洞は無くなっていました。
3人は大クスノキにお礼をして帰りました。
【転】となりトトロ のあらすじ③
ある日、サツキは学校へ、お父さんは東京の大学に行くため、メイは隣のおばあちゃんの家へ預けられました。
サツキが恋しくなったメイは、おばあちゃんにワガママを言ってサツキの学校まで来てしまいます。
事情を察した担任の先生はメイを教室に入れ、授業を始めました。
学校が終わり、サツキとメイが一緒に帰っていると突然雨が降り出します。
傘を持っていない2人が、お地蔵様の小屋で雨宿りをしていると、カンタが自分の傘を黙って2人に差し出し、ずぶ濡れになって走って帰ってしまいました。
いつも意地悪なカンタの不器用な優しさに触れ、サツキは不思議な気持ちで帰っていきました。
家に帰った2人は、傘を持って出なかったお父さんをバス停まで迎えに行きます。
一向に来ないバスを待ち続けるうち、メイは眠たくなってしまいます。
サツキはメイをおぶってやり、またバスを待っていると、なんと隣に大きなトトロが立っていました!サツキはトトロにお父さんの傘を貸してあげると、お礼に葉っぱの小包を貰いました。
そしてトトロはネコバスに乗ってどこかに行ってしまいました。
お父さんの乗ったバスが来て、2人は興奮してトトロにあった事を伝えます。
家に帰り小包を開けてみると中には木の実が沢山入っていました。
そして、木の実を庭に撒きまし。
毎日毎日、芽が出ないか見張っているメイ。
サツキはメイの様子や、トトロに会ったことをお母さんに手紙で伝えます。
ある夜、サツキとメイは不思議な夢を見ます。
大きなトトロ、中くらいのトトロ、小さなトトロが木の実を撒いた周りで不思議な踊りを踊っています。
サツキとメイはトトロ達と一緒に踊りを踊っていると、木の実から芽が出て、ぐんぐん大きくなって行きます。
そしてあっという間に辺りは森の様になってしまいました。
翌朝、サツキとメイが目を覚ますと、なんと木の実から芽が出ていました!サツキとメイは「夢だけど夢じゃなかった!」大喜びするのでした。
【結】となりトトロ のあらすじ④
ある夏の日、サツキとメイは隣のおばあちゃんの畑を手伝います。
2人は畑の野菜を頬張りながら、おばあちゃんに、お母さんが一時退院をする事を伝えます。
メイはお母さん畑のトウモロコシを食べさせようと楽しみにしています。
そこに、お母さんが入院している病院から、連絡を乞う電報が届きます。
サツキは急いで電話のあるカンタの親戚の家へ向かいます。
そこから、お父さんに電報のことを伝え、病院からの伝言を教えてもらうことにしました。
伝言は、お母さんの具合が良くなく、一時退院を延期するというものでした。
サツキは、メイに一時退院が延期になった事を説明しますが、幼いメイは「イヤだ!」と駄々を捏ねるばかりで、2人はケンカしてしまいます。
ふて寝をする2人の家に隣のおばあちゃんが手伝いに来て、サツキを慰めます。
以前にも同じような事があったため、お母さんが死んでしまうのではないかと不安になり、サツキは泣き出してしまいます。
それを見たメイは、トウモロコシを持ってどこかへ駆け出してしまいました。
メイがいなくなってしまい、村総出でメイを探します。
日が暮れかけてもメイは見つかりません。
そこに、池に子供のサンダルが浮かんでいるのが見つかります。
急いでサツキが確認しますが、幸いにもメイの物ではありませんでした。
サツキはメイをトトロに探してもらおうと、大クスノキに向かうトトロがいました。
トトロはネコバスを呼びサツキを乗せ、メイのところに向かいます。
メイを見つけると、ネコバスお母さんの入院している病院に2人を乗せて向かいました。
病室の外の木の上から、お父さんと元気そうなお母さんを見て2人は安心します。
お母さんはふっと、2人の気配に気が付き窓の外を見ると、そこには「おかあさんへ」とサツキの文字か書かれたトウモロコシが置いてありました。
サツキとメイはネコバスに乗り、無事村に帰っていきました。
となりトトロ を観た感想
言わずと知れた名作で、見ると純粋な子供の気持ちに、少しだけ戻れる素敵な映画です。
懐かしい日本の風景が散りばめられており、夏休みの楽しい思い出等が思いたされます。
姉のサツキとは対象的に妹のメイちゃんがとても可愛らしくも、ワガママでハラハラさせられます。
前半のほのぼのとした展開から一転、クライマックスのサンダルが見つかるシーンは緊張感があります。
時間は90分程度でとても見やすく、子供にも分かりやすいストーリで、家族で見るのがオススメです。
エドロールでお母さんの退院した様子が見れるのもとてもよかったです。
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