監督:ロバート・ゼメキス 1989年11月にユニバーサルから配給
バック・トゥ・ザ・フューチャー2の主要登場人物
マーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)
高校生。「ヘビー」が口癖でエメット・ブラウン博士のお手伝い。
エメット・ブラウン博士(クリストファー・ロイド)
通称「ドク」。次元転移装置を開発。
ビフ・タネン(トーマス・F・ウィルソン)
マーティの父親の同級生。不良。
バック・トゥ・ザ・フューチャー2 の簡単なあらすじ
前作が公開されてから4年。
待望の続編は、前作から30年後の未来。
前作の最後に2015年へタイムスリップしたドクとマーティ。
マーティの子供たちが犯罪を起こし家族崩壊してしまうことを知らされ、事態の収拾を計りました。
その様子を見ていたマクフライ家の使用人ビフ。
自分の人生をやり直せるチャンスだと思い、二人の目を盗んで50年間分の試合結果が掲載されているスポーツ年鑑を持って、過去の自分に渡すタイムスリップを企てました。
前作の舞台でもある1955年へ戻って…。
バック・トゥ・ザ・フューチャー2 の起承転結
【起】バック・トゥ・ザ・フューチャー2 のあらすじ①
2015年にタイムスリップしたドクが乗ったデロリアンが再びマーティの前に舞い戻ります。
「マーティ、君たちの子どもが大変なことになっている。
今すぐ未来へ行こう。」
将来結婚することになるジェニファーを連れ、2015年へとタイムスリップします。
その一部始終を道路の片隅からマクフライ家の使用人であるビフに目撃されます。
車は空を飛び、気候はすらコントロールされている2015年についた彼らは、マーティの息子が侵す事件を未然に防ぐことで未来を変える事を企てます。
ビフの孫であるグリフと対峙したのは、マーティの息子ではなく、彼自身です。
1955年と同様、空飛ぶホバー・ボードにより争いを免れたマーティ。
元に時代に戻る前に、50年間の試合結果が掲載されているスポーツ年鑑を買ったことをドクに窘められ処分されます。
その様子を見ていたビフ老人は、彼らがタイムマシーンを開発したこと知り、処分されたスポーツ年鑑を回収します。
そして、その夜。
彼らの目を盗んでデロリアンに乗り込んだビフ老人は、何処かへタイムスリップしていきます。
【承】バック・トゥ・ザ・フューチャー2 のあらすじ②
目的をやり遂げたマーティたちは、現代に戻りますが周りの状況が一変。
マーティは自宅に戻りますが、別の家族が住んでおり、不審者扱いされて追い払われます。
助けを求めてドクの実験室へ向いますが、母ロレインはビフと再婚、父ジョージはビフにより殺害されていることを知ります。
ドクと再会し後、実験室で1枚の新聞記事とデロリアンの車内に残されていたビフ老人の杖の欠片を目の前に出され、この状況は未来のビフ老人による仕業であることを告げられます。
マーティが企てたスポーツ年鑑を利用した賭博により大金持ちになっていたのです。
そこで、マーティはビフのいる娯楽施設に向かい、スポーツ年鑑がいつビフの手に渡ったのかを直接聞き出すことを決めます。
マーティからスポーツ年鑑のことについて問われたビフは、渡された経緯を話し始めます。
そして、この日が来ることもビフ老人から告げられていと。
「いつの日か、お前にスポーツ年鑑の事を訪ねてくる人間が現れるだろう。
その時は」次の瞬間、マーティに銃口を向けて発砲し始めます。
辛うじて弾丸を交わしたマーティは、追手の追跡を交わして屋上へ逃げ込みます。
そして、後を追ってきたビフに追い詰められますが、ドクの助けをもあり危機を逃れます。
彼らが向かったのは、時計台に落雷が落ちた1955年のあの日です。
【転】バック・トゥ・ザ・フューチャー2 のあらすじ③
1955年に舞い戻ったマーティ—とドク。
目的はただ一つ。
ビフ老人から渡されたスポーツ年鑑を取り返すことです。
変装したマーティは、若きビフの自宅から前から彼の尾行を開始。
途中、修理に出していた彼の車を見つけ、彼の目が届かない隙に後部座席に忍び込みます。
すると、未来からやってきたビフ老人が運転席に座り、若きビフ(彼自身)を待ち受けます。
それを見た若きビフは「お前、そこで何している?」「まあ、乗りな。
今日はお前のラッキーデーだ」と説明しエンジンを掛けます。
疑心暗鬼な彼を乗せ、彼の自宅の車庫まで運転するビフ老人。
車を止めた後、自身が持ってきたスポーツ年鑑を手渡し、これを使えば大金持ちになれることを説明します。
若きビフは、半信半疑ながらもその年鑑を受け取り、ビフ老人とともに車庫を後にします。
一方、マーティは、スポーツ年鑑を取り返し損ね、車庫に閉じ込められたままその日の夜を迎えます。
若きビフは、その夜に開催される、あの「魅惑の深海パーティー」へと自身の車を走らせます。
【結】バック・トゥ・ザ・フューチャー2 のあらすじ④
前作の舞台でもあった「魅惑の深海パーティー」の会場へと足を運ぶビフ。
そして、彼を追い掛けるようにして場内に進入するマーティ。
会場を後にしたビフは、外でスポーツ年鑑に見入っていると、ストリックランド先生が彼の元にやってきて禁止されている飲酒について指摘をし、隠し持っていたスポーツ年鑑も奪い取られます。
その様子を傍らで観ていたマーティは、先生の後を追い掛け、職員室の中へ侵入します。
先生の隙を見てスポーツ年鑑を取り返すことができたと思いきや、中身は雑誌に差し替えらえており愕然とします。
一方、屋外では前作と同様、マーティの父ジョージ・マクフライがビフをノックダウン。
それを見たマーティは、倒れたビフに駆け寄り、ポケットからスポーツ年鑑を取り返します。
その後、ビフとその手下たちに執拗に追われますが、危機一髪のところで逃げ切るマーティ。
これで現代に戻れると思った矢先。
着陸をもくろむデロリアンに落雷が落ち、デロリアンと共にドクが消えてしまいます。
無線機に向かってドクの応答を求めるマーティ。
降りしきる雨の中、絶望となっている彼の前に1台の車が止まります。
「君の名前はマーティ・マクフライだね?」そう告げる男は、70年前の1885年に出されたドクからの手紙を彼に渡します。
手紙には落雷により1885年にタイムスリップしたことが記されおり、「ドクは生きているんだ!」と喜ぶマーティ。
ドクを追うためにどうすれば良いか思案した結果、前作のマーティを現代に送り届けたばかりのもう一人のドクの元へと再び駆け付けます。
「何てことするんだ…」と呟きながら倒れ込むドク。
そしてパート3へ続く。
バック・トゥ・ザ・フューチャー2 を観た感想
前半の未来編では、近未来のテクノロジーを彷彿とさせるシーン、特にデロリアンを始め、車が空を飛ぶという演出に心の底からワクワクしました。
また、後半の過去編では、前作の舞台である1955年の出来事が今作の「ネタ振り」となっており、バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズファンの期待を遥に超える脚本に感動しました。
シリーズ通して共通していることですが、マーティとドクの掛け合いも小気味よく、笑いあり、涙ありと見る物を飽きさせない演技力も見どころです。
見終わったその瞬間に「早くパート3が見たい!」と思うこと間違いないです。
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